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「UITEMATE」は世界中の合言葉! 水に落ちたら「浮いて待て」 命を守る着衣泳を知っていますか?

2022/8/6

 大畑小学校では計画していた着衣水泳が臨時休校になったため実施できませんでした。

 そこで以下の情報を保護者の皆様に発信しますので家庭で話題にしてください。

<参考>一般社団法人水難学会HP

 暑いと海や川など、冷たい水を求めて遊びに行きたくなる人も多いのではないでしょうか。でも、不意に湖や川、海などの水の中に、もし落ちてしまったら?
 そんな水難事故への対処法として、世界的に注目されている合言葉が「UITEMATE」。
 着衣のまま水面に浮いて救助を待つことをいい、子どもだけでなく、大人にも体得してほしい救命法です。

こんな時はどうする?

 海水浴に川遊び、ボートや釣りなど、楽しい夏の遊びで注意したいのが水難事故です。
 河川で遊んでいて流されてしまった……!
 船で釣りをしていたら海に落ちてしまった……!
 こういう場合はどうしますか?

 当然、靴や服を着けたままですから、衣類が水分を吸収して重く、動きにくくなります。
 慌ててもがくと溺れてしまうだけでなく、泳ぎが得意な人でも上手く泳げませんし、無理に泳ぐと無駄に体力を消耗することにもなりかねません。

 そんな時に命を救う自己救助法が「ういてまて」。
 文字通り「浮いて待て」という意味で、水面に体を仰向けに浮かべて呼吸を確保し、救助を待つ方法です。

「ういてまて」のポイント

 水に落ちた時に助けを求めようと手を挙げると、体は立った状態で頭の一部だけが水面に出るため、さらに溺れやすくなってしまいます。長く呼吸ができるように、次のポイントを押さえましょう。

① 慌てずに大きく息を吸って、水面に仰向けになる。
*この時、怖がらずにあごを上げ、空を見るようにすると息がしやすくなります。

② 手足は大きく大の字に広げて、水面に浮いたままひたすら救助を待つ。
*手は水上に出さず、水の中に入れておきます。

③ 水に落ちても、無理に服や靴を脱がない。
*軽い靴は浮き具の代わりになり、服は体温を保つ役目を果たします。

 そして、重要なことがもう一つ。
 溺れている人を見かけたら、助けようとして飛び込んではいけません!
 119番に通報し、大声で助けを呼ぶのが賢明です。
 近くにボールがあったら、溺れている人に投げてあげてください。
 ペットボトルはそのままだと軽すぎるので、少しだけ水を入れると遠くのほうまで投げることができます。

 ほんのちょっとの知識と体験が安全で楽しい水遊びを約束します。
 今年の夏も楽しく過ごせるように、いざというときに対応できるようにしておくことをお薦めします。

<参考>一般社団法人水難学会HP「UITEMATE(浮いて待て)」

2学期の始業式に全員が元気に登校できますように。