学校生活
涙
動会の朝、雨の中をどんな気持ちでこどもたちは来ているのかな?と心配しましたが、
登校直後に、担任の先生に「ダンスのCDをかけてください!」とお願いをして練習していた1年生でした。(ホッ。)
体育館での開会式。
早朝の判断・決定のために、連日住宅泊の校長先生。
自炊をしながら、状況が変わるごとにそれに合わせて書きかえてきたごあいさつからでした。
全国で連続している災害に胸痛む事がはじめに。
町長さんからは、
「熊本地震の時に、避難をした方もいらっしゃるでしょう。
食べたいものが食べられなかったり、水を好きなだけ飲んだり、お風呂に入ったりできないときもありました。
生活が元に戻った時、あたたかい布団の上でねむることや、水道の蛇口から水がでることや・・・当たり前と思っていたことを、幸せに感じたとも思います。
今日は雨ですが、運動会ができることに喜びを感じながら。
ここでみなさんが頑張ることが、被災地のエネルギーになるのですよ。」
とごあいさつをいただき、子どもの一番近いところで応援して下さいました。
予報で日曜も雨とわかって、やるしかない!と、前日の全体練習では、体育館用に隊形や向きを変更し、より身近で観ていただけるようにできました。
まずは中原の夢のヒヨコたちのダンスから。
ダンス
ソーラン節
放送担当は前年度中学校勤務の先生です。
もう一度!と会場からアンコールがかかるとアナウンスにのって『ソーラン節』は中学生も参加してくれました。
「どっこいしょ~ どっこいしょ」 のところが、中学生は一段と腰が低くて迫力がありました。
特技披露にも中学生が!飛び入りしてくれました(ありがとう!そういうところです!!ステキです!!)
白鳥さんも!
あら?
(遠~~~~目に見ると)熊川てつ・・・や?も
室内になり中止していた来賓様競技も、「やりましょ!」と、急きょPTA役員さんの声掛けで実施しました。
昼食時間には、子どもの日常の写真を集めたスライドショー。
続いて、5.・6年生の「ショートコント 運動会」
それから、スペシャルゲストのピン芸『ねた』を披露していただきました。
『中原M1グランプリ予選』・・・じゃなかった『運動会』、午後の1番は応援団からでした。
演技のあと、3度目の成人の日を迎えた先生の誕生お祝いを、子どもたちが校区民の皆さんの前でしてくれました。
教育長さんと校長先生からも・・・。
毎日毎日「きらきらひかる」という手書きの学級通信を発行している先生の目に、きらりと涙がひかっていました。
家族競技は昭和の曲を集めたダンシングヒーロー(人さがし)。
中原音頭もみんなでできました。
運動会を通してどんな自分になりたいか!をイメージしてたてた自分の目標を書いたカード。
各学年それぞれに、教室やろうかに掲示していましたが、朝、急いで体育館に集めて掲示できました。
「いつでもまわりを見て声かけができ、リーダーシップを発揮できる人になる」をめあてに持っていた子は
「自分で考えて行動することの大切さを学べた」と閉会の言葉の中で言ってくれました。
PTA会長さんから
「今日は体育館での限られた競技でしたが、一生懸命 そしてたのしく、『笑顔』を見ている方々に届けてくれて、PTA会長として嬉しく感じています。
小学生だけでなく、保育園はダンスを、中学生は先輩としての姿を見せて下さいました。
雨によって、かえって間近で見ることができて良かったです。」
と、ご来場の皆さまへのお礼と共に、あたたかい講評をくださいました。
「中原小は144年の歴史があります。」
中原区長さんが朝のごあいさつの中で教えてくださいました。
この歴史ある中原小校区だからこそ、こんな素晴らしい運動会ができたのではないでしょうか。
みなさま、どうもありがとうございました。
その歴史の、いつから続いているのかわかりませんが、片付けは中学生が大活躍してくれました。毎年ありがとうね。
「運動会が始まって、雨だけど大盛り上がりになったとき嬉しくて涙が出たよ・・・。」
お昼ごはん準備の時に、校長先生が割り箸とコップを配りながら呟いていました。
最後に、もうひとつ 雨だったからできたこと。