ともに「自ら」学びに向かう児童の育成
研究便り 第5号
「サラダでげんき」の研究授業
1年2組の清永学級で研究授業を行いました。
前回は3年生の算数科でしたが、今回は国語科でした。
第1学年2組 国語科学習指導案.pdf
授業者は、場面ごとの読み取りを行った後に、物語文全体を捉えて読み取る「活用」の授業を計画しました。
「サラダでげんき」は、病気だったりっちゃんのお母さんが、動物たちのアドバイスを受けてりっちゃんが作ったサラダを食べて、たちまち元気になったというお話です。
授業者は3枚の絵を提示し、「お母さんが食べたサラダはどれだろう」と問いました。
①りっちゃんが最初に作ったサラダ。
②まったく違うサラダ。
③にんじんが入っていないサラダ。
①、②、③、「ない」の中から選ばせましたが、ここでは③と子どもたちは考えました。
しかし、授業者は「あ、出し忘れた!」と言って、④動物が教えてくれたものが入っているが、混ぜてないサラダと⑤正解のサラダを追加提示しました。
すると、③は正しくないことに気づき、④か⑤の2択へ思考は移ります。
その後、子どもたちは本文の叙述に目を向けながら、⑤が正しい理由を発表しました。
授業研究会では、絵の提示について、文への着目のさせ方についてなど、さまざまな意見が出されました。
室小学校では、来年度研究発表会を行います。
今後も研究を進めていきます。
校内研通信4
校内研通信3
線分図を使って考えよう
公園で男の子13人と女の子8人が遊んでいました。
あとから女の子5人と男の子がやって来て、子どもの人数は全部で28人になりました。
あとから来た子どもは全部で何人ですか。
6月28日(水)の3年生の教室で、担任の德渕教諭が子どもたちに出した問題です。
3年1組算数科指導案.pdf
子どもたちはこれまで線分図の勉強をしてきました。
「線分図はどんな時に使う?」と授業者が尋ねると、
「説明をするとき。」
「問題を考えるとき。」
と答えました。
授業者はこれまで線分図を
①思考の道具として扱う場面
②説明の道具として扱う場面
の二つに分け授業を行ってきました。
先の問題とであった子どもたちは、線分図をかき、それをもとに説明をしていきました。
また、ある子どもの線分図に着目し、どのような式を立てればよいかをみんなで考えていきました。
授業者の提示した問題には、本来は必要のない情報が含まれています。
線分図をかき、どのように考えればよいかを吟味しながら、問題文に着目することの大切に差に気づいていきました。