学校生活 

令和5年度 学校生活

謝恩会

 3月8日(金)の6時間目に6年生が、先生方への感謝の気持ちを伝える謝恩会を開催してくれました。

 最初に開会の言葉があり、6年生と先生方が一緒になって班を作り、楽しいクイズ形式のゲームを楽しみました。

 この問題の答えは、“晴れ”だったそうです。

 そう言えば、修学旅行や持久走大会は、前日までの雨や当日の天気が6年生に味方してくれて実施できました。特に修学旅行は、長崎市でのフィールドワークの時は、雨が上がったり、小雨になったりして無事に実施できました。強運の持ち主たちだと思います。

 イントロ当てクイズでは、私(校長)のオリジナル曲が出題されました。子どもたちからは、「校長先生、ずる~」との声も上がりました。

 班ごとに代表が答えを言う時は、大きいコーンを使って他の班にわからないように答えます。とても盛り上がりました。

 同点優勝で二つの班に特性のトロフィーが授与されました。

 会の終盤に、6年生の子どもたちから先生方へのお礼の言葉がありました。

 そして、感謝の思いを「いきものがかり」の「ありがとう」の歌に込めて合唱してくれました。感動しました。

 先生方を代表して、私(校長)が、お礼の言葉を述べました。

 人を楽しませながら自分も楽しむことができる力が6年生に育っていました。とてもすばらしいちからです。一人ひとりが確かに成長して次の道へと進む準備ができていると思いました。

 終わりの言葉で、楽しく、ありがたい謝恩会を閉じました。

 6年生のみなさん、吉野先生、太郎先生ありがとうございました。

 

 

 

 

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手話クラブと朗読劇クラブの発表会

 3月7日(木)の業間の時間(2時間目と3時間目の間の時間)に、本年度のクラブ活動で、外部講師から指導していただいてきた手話クラブと朗読劇クラブが、全校児童に発表会をしました。

 手話クラブは、手話サークルわかぎの会の方々から指導していただいてきた手話を使て、1年生もよく知っている「三びきのこぶた」の演劇をしました。

 まず最初に劇の説明を手話でしました。

 髙木先生から手話についてお話をしてもらいました。

 お母さんぶたから三びきのこぶたは、それぞれ自立するように言われ、それぞれが家を建てることになりました。

 三びきのこぶたは、それぞれの性格で、それぞれの家を建てました。

 おおかみがやって来て、こぶたたちの家を吹き飛ばしていきます。しかし、末っ子のこぶたのレンガの家は吹き飛ばず、壊れません。

 レンガの家を壊せなかったおおかみは、屋根に上り暖炉の煙突から家の中に入ろうとしましたが、こぶたたちが、暖炉に薪を込めて燃やして退治しました。

 ナレーターも手話で発表しました。

 年間を通して手話サークルわかぎの会の方々に手話を教えていただきました。その成果を全校児童の前で発表することができました。この発表は、人と人とがつながることの温かさとすばらしさを教えてくれました。そして、誰とでも心を通わせる方法を手話を通して全校児童が学ぶことができました。

 手話サークルわかぎの会の皆様本当にありがとうございました。

 朗読劇クラブは、横島校区まちづくり委員会の皆様に年間を通して、朗読劇「海から生まれた町よこしま『石塘築堤』人柱『生だごまつりのものがたり』」のご指導をしていただきました。また、劇団きららの方にもご指導をいただきました。

 朗読劇のために前日から準備をしていただき、当日も早朝からマイクやミキサー、スピーカーなどのセッティングもしてくださいました。おかげで体育館に子どもたちの朗読が響き渡りました。

 この朗読劇の冒頭に「私たちが住んでいる横島は、広い大地に恵まれた豊かな地域です。でもそれは昔の人たちの大変な努力によって築きあげられたもの。今からお伝えするのは、決して忘れてはいけない400年前の横島の歴史の物語です。」と読みあげられます。それには、横島校区まちづくり委員会の皆様の子どもたちに伝え残していかなければならない使命を感じます。

 今、お米やいちご、トマト、茄子等の豊かな作物が実り、豊かな大地が横島小の子どもたちを育んでくれています。それは、400年前から始まった横島干拓によってもたらされた大きな大きな恵です。そこには、命を懸けた労働と、その原動力となる家族愛やなかまへの愛情、郷土愛があり、400年前から脈々と横島の人びとに受け継がれてきた決して途絶えさせてはならない生き様があります。

 子どもたちの朗読劇を参観しながら胸の奥から熱い感動がこみ上げてきて、下の瞼から涙がこぼれてしまいました。とてもいい、とても意義ある発表でした。そして、必ずこれからも横島の子どもたちに伝え残していきたいと強く思いました。あらためて横島まちは、いいなあと思いました。

 横島校区まちづくり委員会の皆様本当にありがとうございました。

 

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縦割り班によるチャレンジゲーム大会

 3月1日(金)に全校児童を10班の縦割り班に分けて、10の競技にチャレンジするゲーム大会をしました。

 これは、6年生との送別遠足が、昨夜までの雨のために外平山展望公園に行くことができなかったために校内で楽しいことを6年生とすることで、みんなの思い出を作るために行いました。次の写真がその様子です。

 「10秒チャレンジ」ストップウォッチで、10秒間を見らずに止めるゲームで、10秒ちょうどだと10点、0・1秒未満だと9点、0.3秒未満だと8点、0.6秒未満だと7点、1秒未満だと6点、それ以上のずれは5点をもらえるゲームです。

 「1kgチャレンジ」 目測で砂を1kgずつ各学年1つのバケツに入れて、6つのバケツの重さが6kgとの誤差を点数にするゲームです。

 「上皿天秤重さチャレンジ」各学年で選んだ二つの物の重さを手で計り、重い方を選ぶゲームです。

 「積木つみ上げチャレンジ」 制限時間内にどれだけ高く積木をつみ上げることができるかを競うゲームです。

 「お手玉チャレンジ」 班の全員が1回ずつお手玉を投げて、輪の中に入った数で点数を決めるゲームです。

 「校歌三番チャレンジ」校長室で、横島小学校の校歌の1番(8点)、2番(9点)、3番(10点)を班で選び、その番を歌詞を見ずに全員で歌い、歌詞をまちがえずに歌えたら( )の点数がもらえるゲームです。

 「音量チャレンジ」 目標の音量を決めて、班で5回チャレンジして、音量がピッタリ合ったら10点、5未満のずれだと9点、10未満のずれだと8点、20未満は、7点、40未満は、6点、それ以上のずれは、6点の点数になるゲームです。

 「じゃんんけんチャレンジ」 先生対班員でじゃんけんして、先生に3回負けなかった人の数で点数がもらえるゲームです。

 「50CCチャレンジ」 用意されたコップに目測で水を入れて、50CCに近い量の水を入れるゲームです。ぴったりは、10点、2未満のずれは、9点、5未満は、8点、10未満は、7点、20未満は、6点、それ以上のずれは、5点がもらえるゲームです。

 「けん玉チャレンジ」 班員全員で、けん玉の大皿に玉を乗せることができた人の数で点数がもらえるゲームです。

 獲得合計点が同点で、2つの班が同点優勝でした。優勝した班には、子どもたちが手作りした優勝カップが授与されました。

 5年生の新しい運営員が、閉会の言葉を言って楽しい「チャレンジゲーム」が終わりました。

 子どもたちは、1年生から6年生まで、話し合い、協力してゲームに挑んでいました。どのゲームも楽しくチャレンジしていたようです。

 昨夜の雨や気温、風等のために遠足には行けませんでしたが、学校で6年生との楽しい思い出を作ることができました。

 「チャレンジゲーム」の後は、子どもたちは、校舎内やグリーンステージ、運動場の好きなところで持参したおいしいお弁当を食べて、好きな遊びをして楽しく過ごしていました。

 私は、子どもたちの姿を見ながら、にっこり笑顔になっていました。

 

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来年度新入学児体験入学

 2月14日(水)14:00から15:30の予定で、来年度横島小学校に入学する子どもたちの体験入学をしました。

 この体験入学は、玉名教育事務所管内のほとんどの小学校が行うもので、来年度入学予定の子どもたちが、入学前に小学校に少しでも慣れて、小学校入学をより楽しみにしてもらうために行うものです。

 また、本校では、その保護者に、小学校入学前の準備物の購入や保護者どうしがなかよくなってもらうための交流を「親の学びプログラム」を通して行いました。

 体育館に集合した後、新1年生(来年度入学児童)たちは、田中先生(教務主任)の指導のもと、中川先生、三浦先生の支援を受け、1年生(現1年生)にエスコートされながら横島小の校舎内を見学しました。

 その後、1年生教室や低学年ホール、図書室でクーピーを使ってお絵かきをしました。

 保護者のみなさんは、多目的室で教頭先生から、入学式や今後の予定等の説明を受け、「親の学びプログラム」に参加していただきました。

 来年度は、29名の宝子たちが入学予定です。今日の体験入学で子どもたちが、横島小学校に入学したい気持ちが高まり、その保護者のみなさんが、入学に関して少しでも安心してもらえたらうれしいです。新1年生たちも「笑顔の登校 感謝の下校」ができますように全職員で尽力していきます。

 

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能登半島地震への募金

 2024年・令和6年1月1日(月)の午後4時10分、私たちが玉名で穏やかなお正月を迎えていたころ、能登地方を震源とするマグニチュード7.6の強い地震が起き、石川県、富山県、福井県、新潟県で多くの災害、被害が発生しました。中でも石川県では、1月30日(火)現在で、災害関連死も含めて238名の方が亡くなられ、19名の方の安否がいまだにわかっていません。また、多くの家屋が倒壊したり、道路が寸断されたり、水道が使えない状況がつづいています。そして、1か月がたった今でも、真冬の凍てつく寒さの中で、多くの人びとが、避難生活を送られています。横島小学校の子どもたちと同じ年の子どもたちが、学校で学んだり、遊んだりできない状態があります。

 この地震によりお亡くなりになられたみなさんに謹んで哀悼の意を表します。また、被害に遭われたみなさんに心からお見舞い申し上げます。

 8年前の2016年の4月に熊本地震を経験した私たち熊本県民にとって、今の能登半島をはじめとする震災被害に遭われた方々の姿を見ると、心が強く痛みます。

 あの時、熊本県に全国各地や海外からも、たくさんの支援をいただきました。励ましをいただきました。そのおかげで、私たちは、悲しみや苦しみから、前を向いて復興へ立ち上がる元気や勇気を出すことができたと思います。

 そのことを横島小学校の子どもたちが思い出し、今度は、私たちが、震災で悲しんでいたり、苦しんでいたりする人たちに元気や勇気を出してもらうための行動をしようと考えました。子どもたちと先生方とで考えて、その思いを形にして届けるために募金活動をしようということになり、全校児童に呼びかけて取り組みました。そして、集まった募金を1月29日(月)に児童を代表して、運営委員会の子どもたちが、玉名市役所横島支所を通して、被災地に届けていただくようにしました。

 子どもたちが、それぞれの家庭や地域の皆さんの協力を得て、41,503円の尊い募金を玉名市役所横島支所を通して被災地に届けました。

 子どもたちの思いと行動が、被災地に届けられ、震災に遭われた方々の少しでもお役に立てればと思います。

 そして、被災地で、悲しみ、苦しんでおられるみなさんが、元気や勇気を出して復興へ歩んでいただければと横島小学校より心から願います。

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3年生野鳥学習

 1月26日(金)の2時間目に3年生が、野鳥の会の満田さんをゲストティーチャーにお招きして野鳥学習をしました。

 3年生が総合的な学習の時間で学習してきている野鳥学習で、1月12日(金)に横島干拓に出かけていき、干拓の歴史と横島の海にやって来る渡り鳥や海にいる生き物の観察をしての学習でした。

 子どもたちも私も、身近な横島港付近にたくさんの種類の鳥たちや生き物がいることを初めて知りました。観察しに行って実際に見た鳥や生き物たちの写真をもとに、満田さんからあらためて鳥や海にいる生き物たちのことを通して、自然環境について教えていただきました。

 子どもたちから満田さんへ、たくさんの質問が出され、満田さんは、一つ一つ丁寧に答えてくださいました。

 そして、「50年後の地球にたくさんの生き物が残っているためには、現在の横島町にいる生き物たちを大切にすることです。」と教えてくださいました。それは、私たち人間も50年先に安心して暮らしていけることだと思います。自分たちができることで、横島町の生き物が生きていけるように取り組んで、人間も他の生き物たちも豊かに生きていける横島町を一緒につくっていきましょう。

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なわとびフェア

 今日、1月25日(木)の2時間目に1年生と6年生、3時間目に2年生と5年生、4時間目に3年生が、「なわとびフェア」を行いました。4年生は、来週行う予定です。

 昨日、今日と極寒を思わせるような厳しい寒さでしたが、子どもたちは元気に「なわとびフェア」を行いました。昨年12月の持久走大会も、子どもたちは、がんばりましたが、その後の体育の授業は、なわとびに取り組んできました。

 今日は、子どもたち一人ひとりが、それぞれに目標を立てて、体育の時間以外でも、家庭でも自主的に練習してきた成果を家族の参観もえながら発揮しました。

 1年生と6年生がペアになって、それぞれの目標や記録更新をめざして跳びました。1年生は、6年生のなわとびを「すごいな~」と声に出したり、憧れたりして見ました。

 1年生もそれぞれが、練習してきた成果を見せてくれました。6年生も優しく応援してくれました。

 2年生は、5年生に応援してもらいながらがんばりました。

 5年生は、自分への挑戦と2年生の模範となるように跳びました。

 3年生もすばらしい技を見せてくれたり、自分の記録更新に挑んだりしました。

 3年生は、学級の友だちに自分のがんばりを見せたり、友達のがんばりをほめ合ったりしました。

 3年生は、大なわとびの記録更新もチャレンジしました。そして、みごとに記録更新を達成しました。

 なわとびフェアに取り組んでの振り返りもしっかりとできました。

 

 模範とびやお世話をしてくれた6年生に1年生がお礼を言いました。

 2年生も5年生にお礼を言いました。

 なわとびフェアの終わりの言葉を6年生が言ってくれました。

 今日は、平日にもかかわらず、たくさんの保護者やご家族が参観してくださいました。おかげさまで子どもたちは、ハッスルして挑むことができました。そして、それぞれの目標や記録更新ができたと思います。お忙しい中に参観していただきました皆様、ありがとうございました。

 寒い中でも、なわとびで身体を動かし、体力を向上させることができたなわとびフェアでした。企画運営をしていただいた先生方に感謝します。そして、一人ひとり、それぞれにがんばった子どもたちみんなに大きなはなまるをあげます。

 

 

 

 

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6年生租税教室

 今日、1月24日(水)の5時間目に、6年生が、熊本県庁の県北広域本部収税課からお二人のゲストティーチャーに来ていただき、税金について学習する、租税教室を行いました。県北広域本部収税課の平島課長様は、本校の卒業生で、喜びと楽しみをもって来校されました。

 まず、税金が、私たちのくらしになぜ必要なのかをアニメで見て学習しました。かわいいキャラクターや子どもたちが好きなアニメタッチで、とても分かりやすいストーリーだったので、もし、税金がなかったら私たちの生活がどうなるかを学ぶことができました。

 また、税金が使われているものと使われていないものをクイズ形式で知ることができました。

 クイズを出して、子どもたちに税金が使われているものと使われていないものを教えてくださった横島小の先輩の平島課長様です。

 もし、税金で小学校が運営されなかったら、小学校の6年間で、一人につき何円のお金が必要かを考えさせていただきました。現在は、小学生一人に、1カ月間で約8万円必要で、1年間で96万円、6年間で576万円になるそうです。それが、6年生45人分だと259,200,000万円になるそうです。

 そして、現在のお札で1億円は、下の写真のケースのレプリカのようになり、その重さは、約10kgになるそうです。

 写真のレプリカは、学校等で学習するために特別な許可を得て持参していただいた1億円です。

 実際に手で持って重さを体感しました。

 今日の学習で6年生の子どもたちは、税金の大切さを学び、納税の義務を果たさなければならないことが分かったと思います。

 また、横島小学校の先輩の平島課長様が、ゲストティーチャーとして来てくださったことは、キャリア教育にもつながり、子どもたちはうれしかったと思います。 熊本県庁の県北広域本部収税課の皆様ありがとうございました。

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冬休み明け集会

 2024年・令和6年1月9日(火)の朝活動の時間に冬休み明け集会をしました。インフルエンザや新型コロナウイルス感染症予防や時間の有効活用のために教務主任の田中先生の司会進行で、リモートで行いました。

 冬休みは、クリスマスや大掃除、お正月の行事など、年末年始に各家庭で代々受け継がれてきた、それぞれの家庭の文化を体験し、継承する、楽しくて大事な休みだと思います。子どもたちは、きっとたくさんの体験をして家族の絆を深め、楽しく過ごしてきたことでしょう。

 まず最初に、「みなさん、今日は、笑顔の登校ができましたか。」と尋ねると、「ハイ」という返事と、「・・・」微妙という反応を感じました。どちらの気持ちもわかります。そこで、「今年もみんなが、“笑顔の登校 感謝の下校”のできる横島小学校をみんなで力を合わせてつくっていきましょう。」と呼びかけました。

 その後に、「能登半島地震」について話しました。

 私たちが穏やかな元日を過ごしていた1月1日の午後4時過ぎにおこった震災は、石川県や新潟県、富山県、福井県に大きな被害をもたらしました。今日、1月9日(火)時点で、石川県では、168名の方が亡くなられ、323名の人びとが安否不明になっておられるそうです。また、凍てつくような寒さの中、たくさんの方々が避難生活をされています。家屋や建物の損壊、水道や道路の被害も多く出ています。

 謹んで亡くなられた方々に哀悼の意を表します。また、震災被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。

 テレビのニュースでは、降り積もった雪の中で、懸命に捜索活動をされたり、復旧作業に尽力されたりしておられる姿を見ました。活動や作業に従事されておられるみなさんに心から敬意を表します。

 東日本大震災から13年、熊本地震から8年めとなる今年の、しかも元日にこんな震災がおきるなんて想像もできませんでした。しかし、これからも自然災害に私たちは遭うと思います。恐怖を感じます。けれども私たちは、生き抜かなければなりません。そこで私は、今日あらためて子どもたちと命を守るために自分ができること、やらなければならないことを確かめたいと思いました。その合言葉として、「自分の命は、自分で守る。」(自助)、「人の命は、みんなで守る。」(共助)を声を出して確認しました。自然の中では、私たちは微力です。人間の力では、どうしようもないことが多くあります。だからこそ、自分にできること、そばにいるみんなと力を合わせてできることで生き抜いていける道が開けると思います。これからも子どもたちと先生方、そして、保護者や家族、地域のみなさんと共助し合いながら、子どもたちの命を、自分の命を守っていきたいと思います。

 集会の最後に冬休み前集会で話した、「一年の計は元旦にあり」について子どもたちにたずねました。きっとそれぞれが考えてくれたことと信じます。私は、孔子の教えの「恕」から、今年一年を「相手の身になって思い、語り、行動できるようなる。」ができるようにしたいと話しました。

 そして、今年一年も横島小学校の全ての子どもたちの命が守られ、みんなが、“笑顔の登校 感謝の下校” ができる横島小学校になるように、先生方と子どもたち、保護者、家族、地域のみなさんと力を合わせて尽力したいと決意しました。

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冬休み前集会

 12月22日(金)の業間の時間(2時間目と3時間目の間の20分間)に冬休み前集会をしました。

 いつもなら、全児童が体育館に集合して行うのですが、あまりの寒さとインフルエンザ等の感染予防のためにリモートにして、子どもたちは各教室で参加する集会となりました。

 まず、校長室から私(校長)が、話をしました。

 私は、まず“ 笑顔の登校 感謝の下校 ”が後期前半にできましたかと子どもたちにたずねました。きっと、できた日もあれば、できなかった日もあることでしょうと伝えました。そして、後期後半には、みんなが、“ 笑顔の登校 感謝の下校 ”ができる日が、一日でも多くなるようにみんなで取り組みましょうと話しました。

 そして、冬休みに子どもたちが楽しみにしているクリスマスやお正月に関して、写真のように“一年の計は元旦にあり”について話しました。

 元旦とは、1月1日の元日の午前中のことを表す言葉です。そして、“一年の計は元旦にあり”とは、戦国大名の毛利元就の言葉とされていて、一年、一月、一日それぞれの最初のときこそが計画を立てるべきであるということを言ったもので、何事も最初が肝心であるという戒めを意味しているそうです。

 私(校長)は、元旦に「恕 己の欲せざる所は、人に施すことなかれ。」という孔子の教えを元旦に誓い、人が喜ぶことをたくさんしていく計画を立てようと思いますと話しました。

 そして、何よりも沖縄の人びとから教えていただいた、「 命どう宝 命こそ宝 」の言葉を読み上げて、一番大事にすることは「命です」と伝え、「自分の命は、自分で守る。人の命は、みんなで守る。」の合言葉を確かめ合いました。

 そして、

 新しい年の2024年・令和6年1月9日(火)には、みんなで笑顔の登校をしようと呼びかけました。

 次に、生徒指導担当の増渕先生から、冬休みに命を守るために行うことや、みんなが幸せになるために自分ができることを話していただきました。

 その次に、冬休みを健康で楽しく過ごすために、養護(保健室)の宮本先生から、病気の予防や体調を整えるために実行することをお話ししていただきました。

 そして、後期前半に科学展や図工美術、書写等で作品を校外に出品して、表彰されたたくさんの子どもたちの表彰式を行いました。 

 リモートで行ったために表彰者全員に手渡しで表彰状を渡すことができず、代表者に校長室で渡しました。この後、各教室で担任の先生から、表彰者全員に渡していただきました。

 表彰された子どもたちはもちろんですが、横島小学校の子どもたち一人ひとりが作り上げた作品は、どれも素晴らしく世界に一つだけのすてきなものです。みんなに心から称賛の大きな拍手を送りました。

 保護者やご家族、先生方、そして、地域の皆様のおかげで今日無事に令和5年度後期前半終了の冬休み前集会を行うことができました。心から感謝いたします。

 どうかこれからも、そして、来年も横島小学校の子どもたちの全ての命が守られ、一人ひとりが輝けるように皆様のお力をいただきますようお願いいたします。

 

 

 

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持久走大会

 12月15日(金)の午前10時30分から全校で持久走大会を行いました。前日までの天気予報を信じて、午前9時5分の3年生からの開始で行う予定でしたが、未明の雨や早朝からの小雨のために、翌週に延期しなければならないかと考えましたが、翌週は、気温がとても低くなり子どもたちの体調管理が難しくなると判断し、15日(金)は、天気が回復していくのと、気温が高い状況でしたので開始を遅らせて実施しました。安心安全メールで何度も開始時刻の変更を連絡したため、保護者やご家族のみなさん、応援してくださったみなさんには、ご心配とご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。

 11月の中旬から学校では、体育の時間や業間(2時間目と3時間目の間の少し長い休み時間)に子どもたち一人ひとりが、自分のペースと目標をもって走ってきました。持久走が好きな子も、苦手な子もいる中で、子どもたちは、それぞれ走ってきました。その学習が、一人ひとりの子どもたちの心と身体を確かに成長させたと思います。みんなよくがんばりました。みんなに大きな“はなまる”をあげます。子どもたちを指導し、支えてくださった先生方や保護者、家族のみなさん、応援してくださったみなさんに心から感謝します。

 

 

 

最後までがんばって走るなかまを応援して一緒に走る6年生です。

 なかまを励まし、自分たちも楽しみながらゴールをともにする6年生の子どもたちです。応援していたみんなが、思わず微笑み、大きな拍手で迎えました。優しさとうれしさが運動場に満ちていました。

 夜中からの雨で子どもたちが走る運動場のコースに水溜まりや軟くなりすぎた箇所がたくさんできたため先生方が早朝からスポンジで水をとったり、山砂を入れてならしたりして、子どもたちが走りやすいようにしてくださいました。本当にありがとうございました。

 

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2年生 町たんけんへ行こう

 12月12日(火)に、2年生が6班に分かれて、町たんけんに出かけました。

 これは、2年生の生活科の学習で、自分たちが暮らす町(校区)にある施設や商店等を学校から出かけて調べることで、自分の生活とのつながりを通して、自分たちのふるさとのことを知り、自分たちの町やふるさとを愛する気持ちや誇りに思うことを育むものです。今回は、地域学校協働活動推進員の島村千種さんが、校区内の7ヶ所の施設や商店等に協力依頼をされ、快く引き受けてくださり実現しました。7ヶ所ともにお忙しい中に、2年生の子どもたちの見学に対応してくださいました。本当にありがとうございました。

1班は、ゆとりーむをたんけんさせていただきました。

 施設を見学させていただき、質問んも受けてくださいました。ありがとうございました。

2班は、山本豆腐店をたんけんさせていただきました。

豆腐の作り方を詳しく教えていただきました。

あげを作るところも見せていただきました。その上に、

できたてのあげをご馳走してくださいました。とってもおいしかったです。

子どもたちは、大喜びで学習することができました。ありがとうございました。

3班は、フラワーパークをたんけんさせていただきました。

 

きれいなお花がいっぱいありました。

建物の中にも入れていただき、フラワーパークについていろいろと教えていただきました。

 お土産にきれいなもみじをいただきました。ありがとうございました。

4班は、横島保育園をたんけんさせていただきました。

保育園児さんと一緒に3年前を思い出しながら活動しました。

お姉さん、お兄さんとして園児のみなさんにお話もしました。

子どもたちは、とっても楽しく学習ができました。ありがとうございました。

5班は、Y-ボックスをたんけんさせていただきました。

買い物のお客さんがいらっしゃる中にも関わらず、店内を見学させていただいたり、商品について教えていただいたりしました。おかげで子どもたちは、Y-ボックスでけでなく、横島町の特産品についても学習できました。ありがとうございました。

6班は、玉名市役所横島支所と玉名警察署横島駐在所をたんけんさせていただきました。

執務室の中まで入れていただきました。

支所内の部屋もたんけんさせていただきました。

お忙しい中に子どもたちにたくさんのことを教えていただきました。ありがとうございました。

駐在所前で“けいれい”をしました。

駐在所の中にも入れていただき、いろいろと教えていただきました。

犯人逮捕のときに使う道具や、パトカーの内部についての説明していただきました。

お忙しい中に子どもたちが意欲的に学習できるようにご対応いただきありがとうございました。

 2年生の町たんけん学習を受け入れていただいた7ヶ所のみなさんは、横島小学校の子どもたちのためならと、本当にお忙しい中、また面倒な対応にもかかわらず実施ていただきました。心から感謝します。おかげさまで2年生の子どもたちは、自分たちが暮らす横島町のことをたくさん知ることができました。そして、また横島町が好きななりました。

 

 

 

 

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4年生出張フラワーアレンジメント教室

12月4日(月)の5時間目に、4年生が、総合学習でフラワーアレンジメントを体験学習しました。

 この学習は、熊本県花き事業協同組合が、「出張フラワーアレンジメント教室」として熊本県内の学校にフラワーアレンジメントの体験学習を提供してくださる事業です。今回は、玉名市の yadorinoki さんから2名の講師が来校してくださり、4年生の子どもたちにクリスマス用のフラワーアレンジメントを教えてくださいました。

すてきなクリスマスフラワーアレンジメント作りに子どもたちは、わくわくしながら取り組みました。

写真のように ydorinoki さんのご指導で子どもたち一人ひとりのオリジナルクリスマスフラワーアレンジメントができあがりました。

熊本県花き事業協同組合のみなさん、 ydorinoki さんありがとうございました。おかげさまで、4年生の子どもたちに綺麗で、素敵なクリスマスがやって来ることでしょう。「笑顔の登校 感謝の下校」ができました。

 

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11月30日(木)芸術鑑賞会

11月30日(木)の2~3校時に玉名市の音楽アウトリーチ事業で芸術鑑賞会をしました。

フルート、ピアノ、チェロ、コントラバスの4種類の楽器のプロの演奏者「リヴィエール」に来校していただいての音楽鑑賞会でした。

この音楽鑑賞会は、玉名市が、プロの演奏者の生の楽曲演奏を子どもたちに鑑賞させることで、音楽に親しみ、豊かな感性を育むために、玉名市内の希望する小学校で行われるものです。

おかげで横島小の子どもたちは、その演奏を鑑賞することができ、みんな大喜びでした。

フルートの二重奏とピアノ、チェロ、コントラバスの演奏で、パッヘルベル作曲の「カノン」、ルロイアンダーソン作曲の「踊る子猫」、「そり滑り」、「シンコペーティッドクロック」を鑑賞しました。

演奏の他にも、写真のようにコントラバスを実際に弾いてみたり、楽器の紹介もしてくださいました。

また、次の写真のように鈴や打楽器を私や子どもたちと一緒に演奏させていただきました。

そして、最後には、横島小の校歌を演奏していただき、参加者全員で合唱しました。

子どもたちは、「初めて生のチェロやコントラバスを見ました」、「フルートの音色がとてもきれいでした」、「演奏がとても上手で感動しました」等の多くの感想を発表してくれました。

横島小の子どもたちにとって、とてもすばらしい音楽鑑賞会でした。リヴィエールの皆様ほんとうにありがとうございました。そして、玉名市の事業に感謝します。

 

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就学時健診

11月9日(木)に、来年度、横島小学校に入学予定の子どもたちの就学時健康診断を行いました。

 

就学時健康診断とは、市町村教育委員会が、その市町村内に在住する子どもで、その子どもが、小学校入学前の5ヶ月から6ヶ月前に行う健康診断のことです。内容は、次年度に1年生になる予定の子どもたちに対して、心身の健康を確認するために行われるものです。

来年度は、29名の子どもたちが本校に入学予定です。今日参加してきた子どもたちは、初めての小学校に、わくわくの期待と、そわそわの心配をもって来校してくれたと思います。そんな不安を少しでも和らげて、わくわくの期待を大きくしてもらうために、来年度6年生になる5年生が、横島小学校を代表してお世話をしてくれました。上の写真は、無事に健康診断を終えた来年度の1年生が、喜んでくれるようにと、5年生が、自主的に読み聞かせをしてくれているところです。

いや~、わが校の5年生の子どもたちは、なかなか素敵です。とてもうれしくなりました。健康診断を受けた子どもたちもうれしそうでした。来年2月には、新入児体験入学があります。きっと子どもたちは楽しみにしてくれることと思います。

来年度入学予定の子どもたち、横島小学校は、あなたたちを宝子として待っていますよ。

5年生の子どもたち、本当にありがとうございました。今日も“ 笑顔の登校 感謝の下校 ”ができました。

 

 

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火災避難訓練

11月8日(水)の業間の時間から3時間目に全校で火災避難訓練をしました。

今回は、家庭科室から火災が発生したと想定して避難訓練を行いました。有明消防署の天水分署からゲストティーチャーとして来ていただき、避難の様子や火災に対して、自分たちができる対応等を指導していただきました。

実際に水の入った消火器を使って、消火の体験をしました。

先生方も体験訓練をしました。

避難の様子や消火訓練について消防署の方々からご指導をいただき、子どもたち一人ひとりが、自分の命は、自分で守り、人の命は、みんなで守るためにできることを考え、学習しました。

1年生は、火災避難訓練の後、消防車と救急車の見学もさせたいただき、とても喜んで学習しました。

有明消防署天水分署の皆様、本当にありがとうございました。

 

 

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3年生野鳥学習

11月7日(火)の3~4時間目に3年生が、野鳥の会の満田さんをゲストティーチャーとしてお招きして、総合学習で野鳥学習をしました。

私たちが暮らすまちは、有明海に面しています。有明海には、多くの種類の渡り鳥たちが、たくさんやってきます。有明海は、ラムサール条約に登録された荒尾干潟が有名ですが、私たちの横島町の干拓にもナベヅルが毎年やって来ます。横島町に来るナベヅルは、餌付けをしていないそうです。ナベヅルも横島町が好きなのかと思うとうれしくなります。

野鳥の会の満田さんから、渡り鳥について教えていただき、野鳥を通してふるさとのことを学び、そして、自然と共に生きることの大切さを学習することができました。

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1年生いもほり

11月8日(水)の5時間目、1年生が春に植えたいもほりをしました。芋畑から作っていただき、芋の苗植え、芋掘りまで、横島町4Hクラブの方々の強力な支援とご協力で、1年生が植えたいもの収穫ができました。

まずは芋の蔓切りから、子どもたちは、がんばりました。

芋の蔓を切り終えて、いよいよいもほりです。

ほりあげたいもを並べてみました。こんなにたくさんとれました。子どもたちも大喜びでした。

とれたいもは、みんなでなかよく分け合いました。

いもほりの感想を発表しました。

かっこいい、4Hくらぶのかたがたです。

たいへんお世話になった4Hクラブの方々に、感謝の気持ちを言葉にして伝えました。

4Hクラブの皆様、ほんとうにありがとうございました。おかげで1年生の子どもたちとその家族が、豊かで、おいしい学習ができました。地域の教育力に心から感謝します。今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

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5年生 玉名市人権教育授業践交流会

 11月6日(月)の午後に、本校で、玉名市人権教育授業実践交流会がありました。

 玉名市人権教育推進協議会の主催で、毎年、玉名市内の小学校1年生から中学校3年生までの各学年の1学級が、人権教育の授業を公開して、市内の小・中学校の先生方が参加して行う、人権教育授業実践交流会の5年生の部が本校で行われました。

 

 5年生が、5時間目に部落差別問題をテーマにした教材「差別と向き合って~あるおばあさんの語り~」を通して人権学習の公開授業を行いました。この教材は、私たちが暮らす玉名荒尾地域で実際にあったことを小学5年生の発達段階に合わせて教材化されたものです。

 とても残念なことに、私たちが暮らす現在でも部落差別があります。その部落差別を解消するために国は、2016年に部落差別の解消の推進に関する法律をつくり、熊本県は、2020年に熊本県部落差別の解消の推進に関する条例をつくって取り組んでいます。その大事な取り組みとして、教育と啓発があり、熊本県内の全ての小・中・高校で人権学習を行っています。

 差別は、差別する人がいるからあります。いじめも、いじめる人がいるからあるのです。だから学校では、差別やいじめをなくすために、人は、なぜ差別やいじめをしてしまうのか、どうしたら差別やいじめをする人がいなくなるのかを考え、学び合っています。そして、他人事ではなく、自分のこととして考え、自分にできることをみつけ、実行することを大切にしています。それは、自分を大切にすると同時に他者も大切にすることです。この学び合いを重ね続けることで、子どもの頃から人権尊重の精神を涵養していくことができると考えます。今回の人権教育授業実践交流会は、玉名市内で取り組まれている各学校の5年生の人権学習をより良いものにするために、本校の5年生がその授業を公開して、その後に、授業についての研究を行いました。

 授業を公開してくださった5年生の担任の西澤先生は、多忙な中で夏休み前からコツコツと学校内外で授業研究に取り組まれ、授業を公開してくださいました。子どもたちも熱心に学習してくれました。西澤先生、そして、5年生の子どもたちに心から感謝します。 

 当日は、玉名市内の5年生の担任やこの授業を研究しようとされる先生方が、約40名参観され、授業研究会で積極的に研究協議がなされました。

 私は、自分を家族を、そして、自分が育った地域を大好きと笑顔で言える人を育てることが人権教育だと信じています。今日の授業では、部落差別をなくすために苦労しながらも、優しく、たくましく生きてこられたあるおばあさんの夫が、人を信じて、部落解放運動に取り組み続けられたことで、差別をしていた人も、傍観者になっていた人も、その考えや行動をあらためて、差別をなくしていく人に変わっていったことを学び合いました。そのことを自分たち5年生の学級内の問題と重ねて、一人ひとりが、笑顔で学び合いができる学級にするために、学びを深めていきました。今後、この授業研究会で学び合ったことが、私たちの横島小学校全体に広がり、みんなが、「笑顔の登校 感謝の下校」できる学校を子どもたちと創っていきたいと強く思います。

 

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研究発表会

 11月2日(木)に、令和4年度、5年度玉名市教育委員会指定「学力充実研究推進校」としての本校の研究発表会をしました。昨年度から取り組んできた算数科での発表でした。

 公私ともにご多忙な中、福島玉名市教育長様をはじめ、玉名市教育委員会の皆様や玉名教育事務所の清水指導主事様、校区選出の中尾市議会議員様、松本市議会義員様、学校運営協議会委員の皆様、有明中校区の先生方をはじめ、玉名・荒尾管内の先生方等、90名をこえる参加をえての研究発表会でした。

 本校は、研究主題を算数科における「能動的に学び続ける」子供の育成として、副主題を「子供が問いを発し、課題に主体的に立ち向かい、学びを深める授業改善を通して」のテーマで研究してきました。

 現行の学習指導要領では、社会の変化が加速度的に進展する中、子どもたちが、将来活躍する時代を見据えながら、いかにして「生きる力」を育むかを重要視しています。その中で「何のために学ぶのか」という学習の意義を共有しながら、主体的・対話的で深い学びを通して、「知識及び技能」、「思考力・判断力・表現力」、「学びに向かう力、人間性等」の3つの資質・能力をバランスよく育むことが示されています。また、本県教育委員会が策定した、「熊本の学び推進プラン」においては、「確かな学力」の育成に向けた取組を子どもの学びの視点から捉え直し、単元や題材などの内容のまとまりを見通した授業構想の在り方などが示されています。

 本校の研究では、これらの方向性を踏まえた算数科指導の在り方を具現化していくことで、子どもたちに未来社会を切り拓くための資質・能力を一層確実に育成できるものと考え、上記の研究主題を設定して、取り組んできました。

 今回は、その取り組みを全体会のオリエンテーションと、2年1組、3年生、6年2組での公開授業を通して発表しました。オリエンテーションや公開授業を参観いただき、私たち横島小の取り組みの成果と課題をご指摘いただきました。

2年1組の研究授業の様子です。

 上の写真は、2年1組の研究授業の終りに、子どもたち一人一人が、それぞれのタブレットPCを使って授業の振り返りをして、理解度を5段階で選んでデータに記録して、それを学級全体の理解度を円グラフにして確かめ合いました。

3年生の公開授業です。まず、ノートに貼り付けた、担任の増渕先生手作りのワークシートで一人学びをしました。

3年生の公開授業です。ワークシートで考えたことをタブレットPCに記録しました。

3年生の公開授業です。ワークシート、タブレットPCの一人学びの後、書画カメラやタブレットPC、プロジェクターを使って学級全体で学び合いをしました。

6年2組の公開授業です。

6年生の公開授業です。6年生は、難しい比例の学習をタブレットPCを巧みに使って、一人学びから複数での学びの交流、そして、学級全体での学び合いへと学習を展開していきました。

2年1組の公開授業後の授業研究会の写真です。

3年生の公開授業後の授業研究会の写真です。

6年2組の公開授業後の授業研究会の写真です。

 3つの公開授業を参観していただいた先生方に、それぞれの授業を参観して思われたこと等のご意見等を分科会で、先生方もタブレットPCを使って協議していただき、本校の研究の成果と課題をご指摘いただきました。

 また、福島玉名市教育長様から、大きく2つの評価とご指導をいただきました。1つは、本校の算数科の研究の取り組みが、チーム横島小として進められ、子どもたちが生き生きと学び合っていること、2つめは、国が進めるギガスクールにおいて、本校の研究が、タブレットPC等のICTを活用した新たな授業公開や授業研究会であったので、玉名市内の今後の授業研究に新たな展開を示したことを評価していただきました。

 多くの先生方のご指摘や福島玉名市教育長様からの評価とご指導をもとに、私たちチーム横島小の実践が、一人ひとりの横島小の子どもたちのためになっているのかを検証して、本校の学校教育目標「ふるさとを愛し、未来の創り手となる子供の育成」の実現に向けて歩みを進めていくことを本校の先生方と確認し合いました。

 ご参加いただいた皆様に心から感謝いたします。また、今まで研究に取り組んできていただいた本校の先生方に敬意を表し、感謝します。そして、これからも横島小の一人ひとりの子どもたちのためにチーム横島小で尽力して行きます。

 

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