学校生活 

研究発表会

 11月2日(木)に、令和4年度、5年度玉名市教育委員会指定「学力充実研究推進校」としての本校の研究発表会をしました。昨年度から取り組んできた算数科での発表でした。

 公私ともにご多忙な中、福島玉名市教育長様をはじめ、玉名市教育委員会の皆様や玉名教育事務所の清水指導主事様、校区選出の中尾市議会議員様、松本市議会義員様、学校運営協議会委員の皆様、有明中校区の先生方をはじめ、玉名・荒尾管内の先生方等、90名をこえる参加をえての研究発表会でした。

 本校は、研究主題を算数科における「能動的に学び続ける」子供の育成として、副主題を「子供が問いを発し、課題に主体的に立ち向かい、学びを深める授業改善を通して」のテーマで研究してきました。

 現行の学習指導要領では、社会の変化が加速度的に進展する中、子どもたちが、将来活躍する時代を見据えながら、いかにして「生きる力」を育むかを重要視しています。その中で「何のために学ぶのか」という学習の意義を共有しながら、主体的・対話的で深い学びを通して、「知識及び技能」、「思考力・判断力・表現力」、「学びに向かう力、人間性等」の3つの資質・能力をバランスよく育むことが示されています。また、本県教育委員会が策定した、「熊本の学び推進プラン」においては、「確かな学力」の育成に向けた取組を子どもの学びの視点から捉え直し、単元や題材などの内容のまとまりを見通した授業構想の在り方などが示されています。

 本校の研究では、これらの方向性を踏まえた算数科指導の在り方を具現化していくことで、子どもたちに未来社会を切り拓くための資質・能力を一層確実に育成できるものと考え、上記の研究主題を設定して、取り組んできました。

 今回は、その取り組みを全体会のオリエンテーションと、2年1組、3年生、6年2組での公開授業を通して発表しました。オリエンテーションや公開授業を参観いただき、私たち横島小の取り組みの成果と課題をご指摘いただきました。

2年1組の研究授業の様子です。

 上の写真は、2年1組の研究授業の終りに、子どもたち一人一人が、それぞれのタブレットPCを使って授業の振り返りをして、理解度を5段階で選んでデータに記録して、それを学級全体の理解度を円グラフにして確かめ合いました。

3年生の公開授業です。まず、ノートに貼り付けた、担任の増渕先生手作りのワークシートで一人学びをしました。

3年生の公開授業です。ワークシートで考えたことをタブレットPCに記録しました。

3年生の公開授業です。ワークシート、タブレットPCの一人学びの後、書画カメラやタブレットPC、プロジェクターを使って学級全体で学び合いをしました。

6年2組の公開授業です。

6年生の公開授業です。6年生は、難しい比例の学習をタブレットPCを巧みに使って、一人学びから複数での学びの交流、そして、学級全体での学び合いへと学習を展開していきました。

2年1組の公開授業後の授業研究会の写真です。

3年生の公開授業後の授業研究会の写真です。

6年2組の公開授業後の授業研究会の写真です。

 3つの公開授業を参観していただいた先生方に、それぞれの授業を参観して思われたこと等のご意見等を分科会で、先生方もタブレットPCを使って協議していただき、本校の研究の成果と課題をご指摘いただきました。

 また、福島玉名市教育長様から、大きく2つの評価とご指導をいただきました。1つは、本校の算数科の研究の取り組みが、チーム横島小として進められ、子どもたちが生き生きと学び合っていること、2つめは、国が進めるギガスクールにおいて、本校の研究が、タブレットPC等のICTを活用した新たな授業公開や授業研究会であったので、玉名市内の今後の授業研究に新たな展開を示したことを評価していただきました。

 多くの先生方のご指摘や福島玉名市教育長様からの評価とご指導をもとに、私たちチーム横島小の実践が、一人ひとりの横島小の子どもたちのためになっているのかを検証して、本校の学校教育目標「ふるさとを愛し、未来の創り手となる子供の育成」の実現に向けて歩みを進めていくことを本校の先生方と確認し合いました。

 ご参加いただいた皆様に心から感謝いたします。また、今まで研究に取り組んできていただいた本校の先生方に敬意を表し、感謝します。そして、これからも横島小の一人ひとりの子どもたちのためにチーム横島小で尽力して行きます。