学校生活 

手話クラブと朗読劇クラブの発表会

 3月7日(木)の業間の時間(2時間目と3時間目の間の時間)に、本年度のクラブ活動で、外部講師から指導していただいてきた手話クラブと朗読劇クラブが、全校児童に発表会をしました。

 手話クラブは、手話サークルわかぎの会の方々から指導していただいてきた手話を使て、1年生もよく知っている「三びきのこぶた」の演劇をしました。

 まず最初に劇の説明を手話でしました。

 髙木先生から手話についてお話をしてもらいました。

 お母さんぶたから三びきのこぶたは、それぞれ自立するように言われ、それぞれが家を建てることになりました。

 三びきのこぶたは、それぞれの性格で、それぞれの家を建てました。

 おおかみがやって来て、こぶたたちの家を吹き飛ばしていきます。しかし、末っ子のこぶたのレンガの家は吹き飛ばず、壊れません。

 レンガの家を壊せなかったおおかみは、屋根に上り暖炉の煙突から家の中に入ろうとしましたが、こぶたたちが、暖炉に薪を込めて燃やして退治しました。

 ナレーターも手話で発表しました。

 年間を通して手話サークルわかぎの会の方々に手話を教えていただきました。その成果を全校児童の前で発表することができました。この発表は、人と人とがつながることの温かさとすばらしさを教えてくれました。そして、誰とでも心を通わせる方法を手話を通して全校児童が学ぶことができました。

 手話サークルわかぎの会の皆様本当にありがとうございました。

 朗読劇クラブは、横島校区まちづくり委員会の皆様に年間を通して、朗読劇「海から生まれた町よこしま『石塘築堤』人柱『生だごまつりのものがたり』」のご指導をしていただきました。また、劇団きららの方にもご指導をいただきました。

 朗読劇のために前日から準備をしていただき、当日も早朝からマイクやミキサー、スピーカーなどのセッティングもしてくださいました。おかげで体育館に子どもたちの朗読が響き渡りました。

 この朗読劇の冒頭に「私たちが住んでいる横島は、広い大地に恵まれた豊かな地域です。でもそれは昔の人たちの大変な努力によって築きあげられたもの。今からお伝えするのは、決して忘れてはいけない400年前の横島の歴史の物語です。」と読みあげられます。それには、横島校区まちづくり委員会の皆様の子どもたちに伝え残していかなければならない使命を感じます。

 今、お米やいちご、トマト、茄子等の豊かな作物が実り、豊かな大地が横島小の子どもたちを育んでくれています。それは、400年前から始まった横島干拓によってもたらされた大きな大きな恵です。そこには、命を懸けた労働と、その原動力となる家族愛やなかまへの愛情、郷土愛があり、400年前から脈々と横島の人びとに受け継がれてきた決して途絶えさせてはならない生き様があります。

 子どもたちの朗読劇を参観しながら胸の奥から熱い感動がこみ上げてきて、下の瞼から涙がこぼれてしまいました。とてもいい、とても意義ある発表でした。そして、必ずこれからも横島の子どもたちに伝え残していきたいと強く思いました。あらためて横島まちは、いいなあと思いました。

 横島校区まちづくり委員会の皆様本当にありがとうございました。