学校生活 

能登半島地震への募金

 2024年・令和6年1月1日(月)の午後4時10分、私たちが玉名で穏やかなお正月を迎えていたころ、能登地方を震源とするマグニチュード7.6の強い地震が起き、石川県、富山県、福井県、新潟県で多くの災害、被害が発生しました。中でも石川県では、1月30日(火)現在で、災害関連死も含めて238名の方が亡くなられ、19名の方の安否がいまだにわかっていません。また、多くの家屋が倒壊したり、道路が寸断されたり、水道が使えない状況がつづいています。そして、1か月がたった今でも、真冬の凍てつく寒さの中で、多くの人びとが、避難生活を送られています。横島小学校の子どもたちと同じ年の子どもたちが、学校で学んだり、遊んだりできない状態があります。

 この地震によりお亡くなりになられたみなさんに謹んで哀悼の意を表します。また、被害に遭われたみなさんに心からお見舞い申し上げます。

 8年前の2016年の4月に熊本地震を経験した私たち熊本県民にとって、今の能登半島をはじめとする震災被害に遭われた方々の姿を見ると、心が強く痛みます。

 あの時、熊本県に全国各地や海外からも、たくさんの支援をいただきました。励ましをいただきました。そのおかげで、私たちは、悲しみや苦しみから、前を向いて復興へ立ち上がる元気や勇気を出すことができたと思います。

 そのことを横島小学校の子どもたちが思い出し、今度は、私たちが、震災で悲しんでいたり、苦しんでいたりする人たちに元気や勇気を出してもらうための行動をしようと考えました。子どもたちと先生方とで考えて、その思いを形にして届けるために募金活動をしようということになり、全校児童に呼びかけて取り組みました。そして、集まった募金を1月29日(月)に児童を代表して、運営委員会の子どもたちが、玉名市役所横島支所を通して、被災地に届けていただくようにしました。

 子どもたちが、それぞれの家庭や地域の皆さんの協力を得て、41,503円の尊い募金を玉名市役所横島支所を通して被災地に届けました。

 子どもたちの思いと行動が、被災地に届けられ、震災に遭われた方々の少しでもお役に立てればと思います。

 そして、被災地で、悲しみ、苦しんでおられるみなさんが、元気や勇気を出して復興へ歩んでいただければと横島小学校より心から願います。