|
熊本県 宇城市立 青海小学校 Seikai Elementary School |
|
|
熊本県 宇城市立 青海小学校 Seikai Elementary School |
|
本校では毎年、キビ締めの前に、3年生が総合的な学習の時間を使って、三角サトウキビ活性会会長の髙濱希好さんから黒砂糖づくりの歴史等について学んでいます。この学習では、黒砂糖づくりやその継承に関わってこられた方々の思いも知ることができます。今年は、11月25日(月)の3時間目に実施しました。3年生は事前に、髙濱会長に質問したいことを考え、考えをまとめておきました。当日、髙濱会長からは、なぜこの地域でサトウキビ栽培が始まったのか(→ 約200年前、前越の庄屋、高橋伊左右衛門が人々を困窮から救う作物を栽培したいと阿波国から取り入れました)、衰退していた黒砂糖づくりがなぜ大岳小学校で行われるようになったのか(→ 当時の6年親子キャンプでの、中川校長先生とPTA平田会長の会話がきっかけでした)などについてお話がありました。大岳小で復活させることが決まった後、道具をそろえるため、昔黒砂糖づくりをされていたお宅に聞いてまわられ、釜などの道具がやっとそろったそうです。高橋伊左右衛門がサトウキビ栽培を始めてから約200年が経ちますが、高橋さんも、小学校でこんな形で継承されているとは想像もしなかったでしょうね。また、髙濱会長のお話では、県からの依頼を受けて、「黒糖シロップ」を商品化。とても評判がよく、また表彰を受けられるのだとか。味見をさせていただいた子供たちが口々に「おいし~い!」と言っていたのがほほえましかったです。「このシロップ、何に合いそうかな?」と質問されたところ一斉に「パン!」という反応が。ぜひ味わってみたいです。また、黒砂糖のお話の他に、村の中で連絡があるときに使われていた昔の鐘、昔の秤、昔の笠や袈裟、その他の昔の道具なども持ってきていただき、子供たちに体験させていただきました。(素直に反応・感動している子供たちの姿に、またこちらが感動しました^^)最後に髙濱会長からは、「小学校で黒砂糖を作ったことはずっと覚えておいていてほしい、そしてこの地域の伝統としてこれからも大切にして行けたらと思う」というメッセージをいただきました。改めて、活性会ほか地域の皆様、そしてこの行事を30年以上も支えてくださったPTAの皆様への感謝の念を強くした一日でした。
通知や学校だよりでもお知らせしていましたが、11月15日(金)の午前、県立美術館事業の「スクールミュージアム」を本校で開催しました。子供たちは午前中、低・高学年に分かれ、鑑賞授業を受けました。学芸員の方の説明や進行がとてもわかりやすく、浜田知明やシャガールの作品の様々な見方や楽しみ方を学ぶことができました。浜田知明は熊本の御船町の出身ですが、制作の原点は自らの戦争体験だそうです。メッセージ性が強く、ユニークかつ強烈な作品で、「おすすめの作品」として、浜田知明の作品を選んでいる子供が多かったのが印象的でした。1時間のみの授業でしたが、子供たちや先生方に大好評で、「面白かった!」「美術館に行ってみたい!」という声があちこちで聞かれたそうです。嬉しい声です。絵のタイトルを想像するクイズ、お気に入りの作品を発表する時間などもあり、たいへん充実した時間となりました。一つのことを様々な角度から見るという学びにもなったように思います。
11月16日(土)午後、三角防災拠点センターにて、本年度の人権フェスタが開催されました。PTAの方々も数名、研修の一環として参加されました。当日の講師は、「絆創膏の会」大湾昇さん。徳島県からおいでになりました。ご自身のこれまでの半生を振り返りながら、「差別されている人がいるから差別がある、被差別部落があるから差別がある」のではなく、「差別する人がいるから差別がある、差別しないと生きていけない人がいるから差別がある」ということについて、わかりやすく、熱を持ってお話しいただきました。こういったお話を聞く度に、子供たちに接する際、私たち大人が不確かな情報に踊らされることなく、正しい見方や判断を子供たちに示していかなければならないことの大切さを痛感させられます。子供たちは、私たち大人のものの見方や感覚に影響を受けます。大人として、自らの言動に責任を持たなければと身が引きしまる思いでした。
毎年、大口地区にお住まいの河野様のご厚意により、大事に育てていらっしゃる菊の花を学校にお借りしています。職員玄関と児童玄関に複数お持ちいただき、毎日私たちの心を癒やしてもらっています。色は、黄色・白・薄紫でとても上品な佇まいです。昔はもっと多くのお宅の庭に菊の花を見かけていたような気がしますし、勤務していた中学校の技術の時間には、生徒に栽培をさせていました。温暖化が進み、季節を感じることが少なくなりつつあるな現在、私たちに安らぎを与えてくれる花です。また、毎年学校にこのような形で心を寄せくださる河野様に、心から感謝いたします。
11月7日(木)、8日(金)の二日間、6年生は長崎・佐賀方面へ修学旅行に行ってきました。途中体調不良等もなく、また、終始真摯な態度で活動に参加しました。主な訪問先は、原爆資料館・浦上天主堂・山里小学校・永井隆記念館・平和公園・ハウステンボス・佐賀県立宇宙科学館などです。もちろん今回の旅行の主な目的は平和学習で、これまで、あらゆる教科等を通じて学びを深めてきました。私自身、訪問先で原爆の語り部さんのお話を聞く度に、新たな発見や学びがあります。今回お世話になった語り部さんは、ノーベル平和賞を受賞した被団協(日本原水爆被害者団体協議会)の田中安次郎さん。平和への思いはもちろんのこと、子供たちへの愛情あふれるお話に皆聞き入っていました。「戦争は最大の暴力であること」「『平和』とは何でもない、当たり前の平凡な日々の連続であること」「平和への近道は、『花いっぱい』『笑顔いっぱい』『歌いっぱい』の日々を送ること」と語られ、子供たちには宿題として、「『たった一つの生命(いのち)だから、・・・』の続きを考えてね」とお話しされました。最後に言われた、「平和の学習とは命の学習である」「人に優しく、自分に優しく」というお言葉がとても印象に残りました。子供たちそれぞれに感じ入るものがあったようです。平和の学びはこれからも続きます。
11月12日(火)に令和7年度入学児童のための就学時健診を実施しました。かわいい子供たちのお世話をしてくれたのは、5年生。かわいい新入学生に寄り添いながらエスコートする姿に感動しました。これも5年生の持つよさの一つですね。来年の、6年生としての活躍が楽しみです。また、保護者の皆様には「親の学びプログラム」を受けていただきました。今回進行をしてくださったのは、親の学びトレーナー、星下さん、豊永さん、石掛さんの3名の方々でした。皆さん、子を持つ親でもあり、同じ目線で、温かい雰囲気の中で進行していただきました。すごろくト―クでは皆さんお話に花が咲いていました。
11月6日(水)は、今月の「のびっこ集会」の日でした。今月の目標は「黙ってすみずみまで掃除をしよう」ですが、各学年から、それにあわせて、「無言掃除を時間いっぱい頑張る」「始まったらすぐ掃除する」などの発表がありました。また、企画運営委員会が赤い羽根共同募金の呼びかけをゆめマートで行ったことは以前取り上げたところですが、たくさんの方々に協力いただいてうれしかったという報告がありました。また、募金がどのように使われているかについても触れ、自分たちの町の福祉や災害のために役に立っていることなども紹介してもらいました。
保護者の皆様の中には、家庭や地域、職場で参加された方もいらっしゃるかもしれませんが、11月5日(火)10時に、本校でも表題の訓練を行いました。2時間目が終わる少し前ですが、防災無線から流れてきた放送を合図に、子供たちは頭を保護するために机の下に隠れ、机の脚をしっかり握って地震が収まるのを待つという想定でした。最近は、テレビ等でも地震の話をはじめ、自然災害・防災のことがよく取り上げられます。私たちも、いざというときのために、慌てずに行動するという意識を常日頃持っておく必要がありますね。資料によると、緊急地震速報を聞いたら、「頭を守って、安全な場所に避難!」「危ない場所から離れて!」「お店では、あわてず係員の指示に従って!」とありました。冷静に行動するという意識があるだけでずいぶん違うのではないかなと思ったところです。
【学校情報化優良校】認定‼
日本教育工学協会(JAET)は、教育の情報化の推進を支援するために、学校情報化診断システムを活用して、情報化の状況を自己評価し、総合的に情報化を進めた学校(小学校,中学校、高等学校)を認定する 学校情報化認定に2014年度から取り組んでいます。
「情報化の推進体制」を整え、「教科指導におけるICT活用」「情報教育」「校務の情報化」に積極的に取り組んで いる学校を称え、学校情報化優良校として認定します。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
27   | 28   | 29   | 30   | 31   | 1   | 2   |
3   | 4   | 5   | 6   | 7   | 8   | 9   |
10   | 11   | 12   | 13   | 14   | 15   | 16   |
17   | 18   | 19   | 20   | 21   | 22   | 23   |
24   | 25   | 26   | 27   | 28   | 29   | 30   |
体罰・いじめ 相談窓口
教頭:石原公顕
教諭:坂井信之(情報集約担当)
養護教諭:上村裕子(情報集約担当)
セクハラ・パワハラ相談窓口
教頭:石原公顕
教諭:井上梅代
〒869-3202
宇城市三角町郡浦88番地
TEL 0964-54-0034
FAX 0964-54-1168