校長室から
10月19日~10月23日(第4週)
10月23日(金) 黒毛和牛丼に舌鼓
本日の給食は、黒毛和牛丼でした。子供たちも給食献立表をチェックし、楽しみに待っていたようでした。給食の時間は、必ず各教室を回って子どもたちの様子を見ているのですが、笑顔で黒毛和牛丼をほおばる表情が印象的でした。「昨日はカレー、今日は牛丼。今週は好きなものばかりです。」と話しかけてくる子もいました。また、子供たちの食べるスピードが速いことに驚かされました。ある教室では、少しだけ牛丼の具が残してありました。「あれ、どうしたの?」と聞くと、元気よく「おかわり分です。」と答えてくれました。早く食べて、おかわりをしようと必死に口にかき込む子もいます。
子供たちが笑顔で給食を食べる姿を見ていると、いろいろな悩み事も吹き飛ぶ気持ちがします。
※本日は、写真を撮り忘れてしました。
10月22日(木) 坂瀬川の伝統文化を守る
4年生の社会科の授業で「受け継がれる伝統文化」という学習があります。その学習の一環として、坂瀬川獅子保存会の代表をされている宮﨑さんをゲストティーチャーとしてお招きし、お話を聞く授業が行われました。先日、新型コロナウイルス感染症の拡大により、本年は坂瀬川神社の祭りは神事のみとなりましたが、坂瀬川獅子保存会のお披露目が行われたばかりであり、4年生の子供たちも目を輝かせて話に聞き入っていました。保存会を立ち上げられた経緯や子供たちへの思いも語ってくださいました。
実際にお披露目の時に使用された獅子頭を持参してくださり、子供たちにも触らせていただきました。子供たちからは、「お祭りの時に小太鼓を打ちたい。」「獅子舞をしてみたい。」といった声が聞かれ、この坂瀬川の素晴らしさに感動する心をいつまでも持ち続けてほしいと願っています。
10月21日(水) 1年生の秘密基地?
いつものように朝から正門前の落ち葉はきをしていると、1年生の男の子が竹箒を片手に近くにやってきて、「校長先生、お手伝いします。」と話しかけてきました。「うれしいなあ。校長先生と一緒に落ち葉集めをしようか。」と言うと、自分の身長よりも大きな竹箒を使って、一生懸命はいてくれました。
しばらく二人で掃いていると、一人、また一人と1年生が「私もします。」と言って集まってきました。なかなか上手に竹箒を使うことはできませんが、私と一緒に学校をきれいにしようと頑張ってくれている姿に、感動しました。そのうちに、「校長先生、ほうきを貸して。」と、私から竹箒を取り上げて夢中で位置の上にたまった土を落ちしてくれました。
2時間目に1年生の授業を見に行ったときに、「校長先生、昼休みもしよう。」と話しかけてきました。「そうだね。」と返事をしましたが、どうなるだろうと思っていると・・・。なんと、給食の後片付けが終わると、一目散に正門の近くに走ってきて、掃除を始めました。「校長先生、こんな石を見つけたよ。」「見てください。ここを通ることができます。」「ここを1年生の秘密基地にします。」と大はしゃぎです。秘密基地にするために、どこからか花を摘んできて飾っていました。
学校が大好きで、好奇心旺盛な1年生のパワーに圧倒される毎日です。
10月19日(月) 「熊本の心」公開授業週間
今週は、「熊本の心」公開授業週間です。全ての学年の道徳科で、「熊本の心」を教材とした授業を行います。新型コロナウイルス感染対策(来校時の検温、手指消毒、マスク着用)をした上で自由に参観していただきますが、木曜日を「公開日」と定め、2校時は1~3年生、3校時を4~6年生で授業を行います。
皆さんは、すでに「熊本の心」をご存じのことと思います。「熊本の心」は、昭和63年に熊本県の道徳教育用郷土資料として作成され、県内の小中学校の道徳の時間に活用されてきました。その後、これまで本県の豊かな風土が育んできたすばらしい伝統や文化、そして、情熱をもち力強くしなやかに、それぞれの分野で数多くの功績を残された本県に関わりのある方々の思いをさらに盛り込み、平成23年に改編された読み物教材です。
天草にまつわる話も、多数収録されています。県内の書店でも販売されていますが、テレビ番組でも放送されていましたので、そちらをご覧になった方も多いことでしょう。
ふるさとのよさを学び、ふるさと苓北、ふるさと天草、そしてふるさと熊本を愛する子供たちを育てていくために、本校も力を入れていきたいと思います。
10月12日~10月16日(10月 第3週)
10月15日(木) 鉄棒に負けず頑張れ!
近頃、本校では、ちょっとした鉄棒ブームが訪れています。昼休みも体育主任が外に出て、逆上がりの指導を行っています。そこに子供たちが集まってきて、みんなで挑戦するようになったようです。運動場の鉄棒の近くでは、「もうちょっと・・・。」「おしい。」といった声が聞かれます。
「校長先生、手にまめができました。痛いです。」と手を見せにくる子もいます。「頑張ってる証拠だね。きっと出来るようになるから、あきらめずに頑張るんだよ。」と返しています。
逆上がりの練習から学ぶ心がたくさんあります。「くじけないで努力する心」「できないことから目をそらさない強い心」「何度も挑戦するあきらめない心」「教えてくれる人への感謝の心」「友達の頑張りを応援する心」「やり遂げたときの達成感や充実感」・・・。様々な心を学んでほしいと思います。
しかし、いつの時代も子供たちにとって、鉄棒は難敵のようです。
10月14日(水) 環境にやさしい子供たち
「あー、先生ダメですよ。」「一つぐらいいいじゃない。」
給食の時間、ある学級から聞こえてきた声です。「何だろう?」とのぞいてみると、ストローで牛乳を飲む担任が子供たちに注意されています。理由を聞くと、そのクラスではストローを使わずに牛乳を飲み、使わなかったストローを貯めているそうです。「一つぐらい・・・」という言葉から、子供たちに何かを考えさせたかったのだと思います。
近頃、捨てられたプラスチックのストローが海に流され、海洋汚染等の問題になっています。海の生き物がその被害に遭っている様子も、時折映像等で見かけます。人間の便利な生活ばかりを中心に考えるのではなく、自分たちの生活を見直していくことが、何より重要ではないでしょうか。
ストローを使わずに集めるようになった理由は様々かもしれませんが、このことから環境問題に目を向け、持続可能な社会の実現に向けて自ら貢献できる大人へと成長してほしいと願っています。
10月13日(火) 子どもたちはよく見ている
給食の時間に各学級を回り、子どもたちの様子を見るのが日課となっています。毎日の給食を楽しみにしている子も多く、どんな表情で食べているのかを見ながら声をかけています。
6年生の教室に行った時、ある子が声をかけてきました。
「今日の校長先生は、何だかいつもと違います。校長先生の服(上着)は、白ってイメージがあります。今日は黒い上着を着ているから、何だか変だなあと思います。」
確かに、現在クールエコスタイル中ですので、白の半袖か長袖のワイシャツで過ごしています。少々寒くなってきたので、上からスーツのジャケットを羽織っていたのですが、その様子に子どもたちが反応して発した言葉だったようです。
子どもは、私たち先生の様子をよく見ているなと感じた瞬間でした。私の服装にまで関心をもってくれていることに、うれしくなりました。
10月12日(月) 空気入れは校長先生に!
校長室の窓の外に一輪車置き場があります。昼休みになると、何人もの子どもたちが競うように一輪車を取りに来て遊んでいます。教員になってから、私も一輪車乗りに挑戦したことがありますが、最後まで上手く乗ることができず、あきらめてしまいました。子どもたちを見ていると、最初は全然乗れなかった子でも、みるみる上達していき、驚くばかりです。
そんな様子を眺めていると、時々校長室にいる私に声をかけてくる子がいます。「どうしたのかな?」と尋ねると、「校長先生、一輪車に空気を入れてください。」や「座るところをまっすぐにしてください。」とニコニコしながら一輪車を持って来るのです。そんな子どもたちの要求に応えながら、子どもたちの成長を見守る毎日です。
10月5日~10月9日(10月 第2週)
10月9日(金) 春が待ち遠しい
以前、種から花を育てる本校の取り組みを紹介しましたが、本葉2~4枚になったので、それぞれの苗をポットにうつしかえる作業を行っています。環境委員会、そして各学級でも取り組んでいますが、現在のところ約1000ポットほどできています。これから子どもたちで大切に世話をしながら、立派な苗へと育てていきます。パンジーやキンギョソウ、ペチュニアなど種類も豊富で、これらが花を咲かせる春が、今から待ち遠しいです。
10月8日(木) 物を大切にする心
夕方のことです。4年生の男の子が校長室で仕事をしている私を見つけて、近付いてきました。「どうしたのかな?」と尋ねると、「落とし物がありました。」と答えながら一本の鉛筆を差し出しました。
鉛筆一本と思われるかもしれませんが、その一本を大切に思い、そして届けてくれたその男の子の気持ちがうれしくなりました。改めて、物を大切にするやさしい心を教えられたました。
10月6日(火) このにおいは?
いつものように朝から玄関前の落ち葉を片付けていると、風に乗って香ばしいにおいがしてきました。近くにいた5・6年の子供たちに「何かにおうよね。」と声をかけると、みんな一同に静かになり、においをかぎ分けています。5年生の男の子が、「校長先生、ニンニクです。ニンニクのにおいです。」と声を上げました。近くにいた6年生の女の子たちも「ニンニクだ!」と話しています。確かに、ニンニクを焼くにおいのようです。
この後、私と5年生の男の子は、しばらく黙ってこのにおいを嗅ぎながら、同じことを連想していたようです。それは・・・「どんな料理を作られているのだろう。おいしそうなにおいだなあ。」でした。
10月5日(月) 季節外れの・・・
朝からいつものように正門で子供たちを迎えた後、竹ぼうきで掃除をしていると、見慣れた花びらを見つけました。何の花びらだろうと確かめると、どう見ても桜の花びらです。もしかして・・・と思い目線を上に上げると、桜の花が咲いているではありませんか。話を聞くと、天草ではよく見かけるとのことでしたが、大変驚きました。
それだけではありません。近くを見ると、つつじの花もいくつか咲いていました。
このところの気候の変化で、つい勘違いして咲いてしまったのかもしれません。そんな気の早い花を見つめながら、ほっこりとした気持ちになりました。
9月28日~10月2日
10月1日(木) 地域の方々の思いに応えて
どの学校でもあることですが、運動場の管理は大変難しいものがあります。草の伸びも早く、子供たちと職員で草取りをするのですが、取った後から次々と新しい草が伸びてきます。
本校でも頭を抱えていましたが、地域の方や公民館館長にご協力いただき、運動場の整地をしていただきました。特に、一番の課題であった芝も、ずいぶん値から掘り起こしていただき、すっきりしました。「子供たちに、運動場を一周思い切り走らせてあげたい。」という願いから取りかかったことですが、見違えるように整備されました。ご協力いただいている方々に、深く感謝申し上げます。
9月30日(水) 教師も子供も気持ちは同じ
校内研修推進事業として、天草教育事務所より指導主事をお迎えし、5年生の算数の研究授業を行いました。子供たちが「分かった、できた、もっとやってみよう」と感じられる授業にしようと、9月初めから職員全員で授業の進め方を検討してきました。5年生担任も、授業後の子供たちの姿をイメージしながら、何度も授業の流れを作り直していました。昨日、明日の授業の最終準備をしながら、授業者から「緊張する。」という声が聞かれ、職員で励ましたところです。
本日は、5年生の自計学を見せてもらいコメントを書く日でした。子供たちが昨晩取り組んだ学習内容のほとんどが、本日の授業の予習でした。また、日記の中に「明日の授業、緊張します。」と書いている子もいました。
算数の授業は、子供たちがしっかり考えながら活動し、自分で考えた求め方を紹介し合う素晴らしい授業でした。授業者と子供たちの表情を見ながら、この授業をみんなで作り上げようとする気持ちは同じなんだと感じた時間でした。
9月29日(火) やさしい一言にほろり
秋の全国交通安全運動の期間中であり、いつもの正門前ではなく、他の場所で子供たちの登校の様子を見ています。大きな声であいさつが出来る子供たちが、少しずつ増えてきていると感じています。
子供たちとあいさつを交わした後、いつものように玄関周辺を掃除していました。ちょうど給食室周辺の草を取っていると、「校長先生、おはようございます。何か手伝いましょうか。」と声をかけてきた子がいました。「ありがとう。」と振り向くと、なんと1年生の男の子が一人で立っています。誰かに手伝うように言われたわけでもなく、ただ私の姿を見て声をかけてくれたようです。
「大丈夫だよ。もうすぐ始まるから、手洗いをして教室に上がりなさい。」と返したものの、その何気ないやさしい一言がうれしくて、うれしくて・・・。
こんなにやさしい心を持った子供たちがいる坂瀬川小は、本当にすてきな学校だと感じた出来事でした。
9月28日(月) リズムのある1週間の始まり
朝から気持ちのよい子供たちのあいさつが正門で響き、9月の最終週がスタートしました。
放送で体育委員会が計画した「ぬきムキタイム」の呼びかけがあると、子供たちが次々と運動場に集まってきます。そして、一人一人が時間いっぱい草取りを頑張っていました。終わりの放送が入ると、手洗いを済ませて、さっと教室に戻っていきます。
このようにリズムのある子供たちの動きを見ていると、私の方がすがすがしい気持ちになりました。子供たちの学校生活には、このようにリズムとメリハリのある動きが必要であると、改めて感じた朝でした。
9月21日~25日(第4週)
9月25日(金) トイレのスリッパから見える考動力
子供たちの授業の様子を見て回る際に、トイレのスリッパを眺めると、一つだけ反対を向いていることがあります。ちゃんと並べておくのですが、次に回ったときにも同じように反対を向いています。このことについて子供たちに考えさせたいと思い、休み時間に教室を回って伝えると、「今日は、トイレに行っていません。」「ぼくは、並べました。」という返答です。子供たちの言い分は、確かにその通りかもしれません。
子供たちに身に付けてほしいのは、次の人のことを考えて履き物を揃えるという基本的な生活習慣とともに、近くを通ったときに「あれ?スリッパが並んでいない。どうしてだろう。」というような気付く力です。このように些細な変化や違和感に気付く力を磨くことで、次に自分はどうすればよいかという行動を考えることが出来るようになります。
「気付き、考え、動く」こういった一連の流れを大切にすることが、本校の子供たちに育てたい力「考動力」だと考えています。
9月24日(木) 彼岸花の時期を迎えて
校長室には、いつも季節の花が飾られています。先日から彼岸花が飾られており、「もう秋になるんだなあ。」と思ったところです。4連休に自宅に帰ると、やはりあちらこちらに彼岸花が咲いていました。以前勤務していた山鹿市では、菊鹿町の番所の棚田周辺に咲く彼岸花が有名で、よくニュースにも取り上げられます。
毎年思うことですが、彼岸花とは何とも不思議な花です。いつもは姿を見せていませんが、この時期になるとどこからともなくすっと茎を伸ばし、赤や白の見事の花を咲かせます。そして気付けば姿を消し、また来年のこの時期になるのを、土の中でじっと待っているのです。
子供たちには、このような季節の変わり目や自然の不思議さを感じることが出来る感性を身に付けてほしいと思っています。例えば、「赤と白の彼岸花には、どんな違いがあるのだろう。」「彼岸花は、どうやってこの季節を知っているのだろう。」「なぜ彼岸花は、田や畑の周りに咲くのだろう」といった疑問や発見があれば、そこから新たな学びが生まれます。
これこそが、本校の子供たちに育てたい力である「学びに向かう力」につながっていくと感じています。
連絡
祝!創立150周年
令和7年は、坂瀬川小学校創立150周年です。
記念式典は、11月16日(日)に多くのお客様をお迎えして行うことができました。ご来校いただいた皆様、ご支援・ご協力くださった皆様、ありがとうございました。
周知看板が設置されました(R7.3.29)
体育館にも周知掲示をしました(R7.5.7)
「広報れいほく」で周知看板をご紹介いただきました
詳しくはこちら→https://reihoku-kumamoto.jp/list00219.html
航空写真を撮りました(R7.5.25)
周知看板に新1年生と転入生の手形が仲間入りしました(R7.7.1)
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学校情報化優良校〔 ~2027/03/31〕