校長室から

校長室から

2月8日~2月12日

2月12日(金) 3学期人権集会

今週は、3学期の人権週間と設定し、各学年で各学年で様々な取組を行ってきました。本日は、人権集会を行いました。異学年で構成した縦割り班ごとに、一人一人が作った人権標語を紹介し、意見交流を行いました。他学年の児童の人権標語を聞きながら、「○○さんの標語を聞いて、自分がされて嫌なことを人にしてはいけないと感じました。」や「○○さんの標語が、胸に刺さりました。」といった意見が交わされていました。
人権教育は、本校の学校経営の基盤をして位置付けてきました。児童も職員も、自らの人権感覚を見つめ直し、磨き続けていかなければならないと、改めて感じました。
  

 

2月10日(水) 心温まる出来事

本校の子供たちの中に、考動力が高まってきていることは、これまでも様々な場面を取り上げながら紹介してきました。今朝も落ち葉をはきながら校舎の周りを歩いていると、2年生教室の中庭側にいる4年生の子供たち数名を見かけました。何をしているのか見てみると、新聞紙を濡らして窓ふきをしていました。理由を聞くと、自分たちで考えて窓を拭いていることを教えてくれました。
また、エアコンの室外機の冷たい風が吹き付ける中で草を取っていると、4年生の一人の男の子が室外機の前に立って風よけをしてくれているではありませんか。何て優しい子供たちなんだろうとうれしくなりました。寒い朝でしたが、子供たちの「考動(こうどう)」に心が温まりました。

2月9日(火) 給食に感謝する心

3年生の学級活動「きゅう食にかんしゃ」で、栄養教諭の先生に給食を作るときの工夫や給食センターの様子について話していただきました。子供たちは、給食センターで1日に600食の給食が作られていることや、その給食を8~9人で作られていることを知り、大変驚いていました。また、苓北町の子供たちが元気で学校生活を送れるように献立を考えられていることも教えていただきました。子供たちからは、「○○があまりすきではないけれど、体をきれいにしてくれることを知ったので、しっかり食べようと思います。」といった感想が出されていました。
暑い日も寒い日も、子供たちのために給食を考え、作っていただいている方々に感謝する心を忘れず、しっかり食べてほしいと思います。
 

2月8日(月) こんな時にどんな言葉をかけますか?

本校の保健室前に、「ほめ上手」や「はげまし上手」になるためのテクニックを学ぶ掲示が登場しました。「ほめテクBOX」か「はげましテクBOX」からカードを引いて、出てきた言葉はどんな時にかけられるとうれしいかを、6つの場面から選んでカードを貼るというものです。休み時間や昼休みになると、子供たちが集まってカードを貼っている様子を見かけます。どんな時に、相手に対してどんな言葉をかければよいかを考えることは、社会で人と人とが関わりながら生きていくために欠かせないスキルだと考えます。子供たちは、楽しみながら学んでいます。
 

2月1日~2月5日

2月5日(金) 熊本地震の教訓から学ぶ

5年生の道徳で「平成28年熊本地震関連教材『つなぐ~熊本の明日へ~』の教材を使った授業が行われました。平成28年熊本地震の発生から、まもなく5年が過ぎようとしています。発災当時の記憶は、今も私たちの心に深く記憶として残っています。この教材は、熊本地震で見られた姿や経験を未来の創り手である子供たちに末永くからり継ぐことを目的に、平成30年3月に作られました。
今日の授業では、教材「がんばれ熊本、がんばれ西原(防災無線)」を使い、これからの自分に何ができるかを考え、行動しようとする態度を育てることをねらいに行われました。子供たちは、「あいさつをする」「草取りをする」「ボランティアをする」など、自分たちにできることをしっかり考えていました。私もゲストティーチャーとして、発災当時の熊本市内の様子、支援に入った益城町の小学校で自分が心掛けたことや「何ができるか」を考えて行ったことについて話しました。
いかに時間が経過しようと、ふるさと熊本が経験した災害やその当時の想いや願いを、この教材を通じて語り継いでいければと思います。

      【平成28年熊本地震関連教材「つなぐ~熊本の明日へ~」(熊本県教育委員会)表紙より】

 

2月4日(木) かわる道具とくらし

3年生の社会科で、「かわる道具とくらし」という学習を行います。地域の人々の生活について、 古い道具を観察したり、使い方を聞いたりしながら、人々の生活の変化や人々の願いを考えたりします。私も経験があるのですが、昔の道具を見つけるのが大変な場合があります。地域学校協働活動推進員に担任が相談しあっところ、自宅や地域に残っていたものを集めて持ってきていただきました。本当に有り難いことです。子供たちの学習も、より深まっていくことと思います。
  

 

2月3日(水) 学びに向かう6年生

本日、6年生で算数の研究授業を行いました。単元は「図を使って考えよう(割合を使って)」で、全体を1として、部分と部分の割合の和を考えて問題を解決するという時間でした。子供たちに提示された課題は、「水そういっぱいに水を入れるのに、Aの蛇口を使うと10分、Bの蛇口を使うと15分かかります。両方を一緒に使うと、何分でいっぱいになりますか。」です。一度は目にしたことがある問題ではないでしょうか。これまでの学習経験を使いながら、答えを導き出すために一生懸命考え、自分なりの解決方法をまとめていました。私は、この難問と向き合う子供たちの表情を見ていたのですが、一人一人がしっかりと学びに向かっていることが伝わってきました。
 

 

2月2日(火) かわいい鬼たちが登場!

今年は2月2日が節分で、明日は暦の上で「立春」です。日中はずいぶん暖かくなり、昼休みの運動場は、子供たちの楽しそうな声が響いています。節分と言えば「豆まき」が有名ですが、邪気祓いという意味があるようです。豆をまいてコロナ終息を願いたいものです。
校内を回っていると、かわいい鬼たちがこちらを見て手招きしています。近寄ってみると、自分で退治したいものをお面に書いた1年生でした。
5年生は、新型コロナウイルス感染症対策を行ったうえで、鬼に扮した担任に豆を投げていました。その他の学年でも、趣向を凝らした取組が行われていました。
  

 

2月1日(月) 4年の社会科を参観して

2時間目に4年生の社会科の参観授業が行われました。単元「わたしの県のまちづくり」の自然環境を保護・活用した地域として、天草の崎津を取り上げた学習が行われました。海上にせり出した「カケ」と言う足場が作られていますが、『なぜ、崎津には「カケ」があるのだろう』という学習課題に対して、4枚の写真資料を活用しながら、漁とのつながりや地形的な課題を克服することを考えて作られていったことを突き止めていきました。
また、家と家の間にあり、表通りから海岸へ抜けられる細路地の「トウヤ」にも触れ、崎津に住む方々の自然を生かした暮らし方の工夫を学びました。参観した私の方が、改めて天草の素晴らしさを教えられました。
  

1月25日~1月26日

1月28日(木) 「言葉の力」の大切さ

苓北町内の小中学校では、毎月書道講師の馬場先生にお出でいただき、子供たちの毛筆指導をしていただいております。授業の初めに学級全員で「お習字のおしえ」を唱え、本時で練習する文字の意味やつくりを教えていただいてから練習に入ります。
「お習字のおしえ」とは、「お習字にはその人の心が表れます、心が正しいと文字も正しく書けます。正しい文字を書くと心も正しくなります。」という言葉ですが、馬場先生は、書道を通じて人としての在り方について教えていただいていると感じます。
馬場先生は、毎年苓北町内の小中学生で卒業を迎える児童生徒に、子供と保護者で話し合って選んだ文字を色紙に書いて贈られています。「長い人生の中で、つらいことや苦しいこともあるだろうけれど、言葉の力に勇気づけられることもたくさんある。そういう意味からも「言葉」を大切にしている。」ということを教えていただきました。馬場先生の苓北の子供たちへの思いを知り、心から感動しました。
「書道」とは、正に人間形成の根本を学ぶものだと感じました。
   

 

1月27日(水) わたしたちの県のまちづくり

4年生の社会で『わたしたちの県のまちづくり』という単元があります。その中の「自然を生かしたまちづくり」という学習で、天草の崎津地域の様子から気が付いたことをタブレットを使って紹介していました。その様子を見ていたのですが、子供たちが上手にタブレットを扱い、写真を切り替え、その場でタッチペンを使って書き込みをしながら説明していました。私が学級担任をしていた頃は、資料を印刷して配付し、書き込みをさせていました。印刷も今のように鮮明ではなく、白黒でした。また、ペンで書き込んでしまうと修正ができませんし、資料を綴るファイルも必要でした。資料が多くなると、整理するのが大変でした。タブレットを使うと、書いたり消したりするのも自由自在ですし、保存さえしていれば、次の時間にすぐ振り返りができます。
これからの教育は、私たちが経験したことのない領域へと加速しています。単にタブレットを扱うことができると言うのではなく、子供たちがどんな力を身に付けていけばよいかを見定めながら、学びを深めていきたいと思います。
 

 

1月26日(火) 意味を考える大切さ

3年生の社会科で「事こや事けんからまちを守るくふう」について学習していました。先週、学校周辺を回りながら、どんな工夫があるかを探していました。授業を見ていると、「なぜ」を子供たちに問いかけながら授業が進んでいました。「なぜ、カーブミラーは必要なのか。」「なぜ、横断歩道は必要なのか。」という問いかけから、改めて自分の身を守るために取るべき行動を考えていたように感じました。
「これは○○だよ。」と教えるだけでなく、「どうしてこういうものがあるのかな。」と問いかけることで、子供たちは、その先にあるものや起こることを想像する力が身に付いてきます。
時間はかかるかもしれませんが、「なぜ」と問いながら、意味をしっかりと考える学びを大切にしていきたいと思いました。

1月18日~1月22日

1月22日(金) すきなところを見つけよう

1年生の国語で、教材「たぬきの糸車」を使い、文章の中から自分のすきな場面を見つけるという学習がありました。単元の最後に自分の気に入った場面の文を写し、その様子が分かるように想像した絵と言葉を書いていました。見せてもらうと、すきな場面が一人一人様々であると感心すると同時に、その場面の様子がよく伝わる個性的な絵を描いていて、ついつい見入ってしまいました。このような子供らしい豊かな発想を大切に伸ばしていきたいと思いました。
  

 

1月21日(木) 関わることの大切さ

本校の体育委員会の子供たちは、登校したらすぐに運動場にブラシをかけ、他学年の子が運動場で遊ぶ前にきれいに整地しています。きれいな運動場でみんなが楽しく遊べるように、先生から指示されることなく続けています。すごいことだと思います。また、朝から学級園やプランターの草取りに取り組んでいる子供たちが、大変増えてきました。
このように自分たちから美しい学校を目指して関わった経験は、必ず子供たちの記憶として残ることでしょう。また、関われば関わるほど、学校や育てている花への愛着も深まり、学校を愛する心へと発展していくものだと思います。美しい学校を目指して取り組んでくれている子供たちに感謝しています。

1月19日(火) 正しい箸の持ち方

今週は、給食記念週間です。給食について関心を深め、給食に携わる全ての人々へ感謝の気持ちをもって、給食を食べることができるようにすることを目的に、給食記念週間です。リモートでの児童集会では、保健給食委員会が給食の歴史などをクイズ形式で発表しました。また、正しい箸の持ち方を身に付けるために、「豆つかみ大会」も行われています。毎日の給食の時間に、正しい箸の持ち方を示したイラストを黒板に掲示していますが、なかなか定着しづらいようです。この給食記念週間を機に、正しい箸の持ち方を意識付けできるようにしていきたいと思います。
  

1月18日(月) 自分の考えを説明する力

3時間目に2年生算数「九九のきまり」の研究授業が行われました。これまでの学習を通して子供たちが発見してきた「きまり」を活用しながら、答えの見つけ方を説明するという内容でした。きまりも、「たすたす方式」「ふえふえ方式」「入れかえ方式」「分け分け方式」といったネーミングがついていました。一人一人がいろいろな方法で答えにたどり着き、その方法を友達に紹介していきました。新型コロナウイルス感染防止対策として、アクリルボード越しに一生懸命説明する姿が印象的でした。
   

1月12日~1月15日

1月14日(木) 暖かな日差しの中で

今日は寒さも幾分か和らぎ、大変過ごしやすい一日でした。最近は運動場のコンディションも悪く、思い切り遊べなかったのですが、今日の昼休みは、たくさん子供たちが運動場に出て、縄跳びやサッカー、鬼ごっこ、ブランコ等で遊んでいました。子供たちの楽しそうな声を聞きながら、暖かな日差しの大切さを改めて感じました。

1月13日(水) 場合を順序よく整理して

6年生の算数「場合を順序よく整理して」の授業を参観しました。子供たちに一枚の絵を提示して出された問題は、次の通りでした。
『駅から出発して、美術館、動物園、植物園を見に行くのに、道のりを一番短くするには、どんな順に回って駅に帰ってくればよいでしょう。』
子供たちは、それぞれ条件にあうパターンをノートに整理しながら、答えを導き出していました。この問題と向き合う子どもたちの様子を見ながら、「こういう考え方は、日常生活場面でもよくあるなあ。」と考えていました。「買い物をするときは、効率よく売り場や店舗を回る。」や「旅行をするときは、限られた時間内にできるだけ多くの観光地を回る。」等々、私たちは常にこういう考え方をしながら行動しているように思います。算数の学習内容は、確実に私たちの生活をより豊かにすることにつながっていることを感じた授業でした。
  

 

1月12日(火) 雪で遊んだよ

先週の金曜日から土曜日にかけて、苓北町でも雪が積もりました。私は、熊本県でも雪の多い山都町の出身で、子供の頃は、大きな雪だるまを作ったり、雪滑りをしたりして遊んだものです。本日、1年生の日記を見せてもらいましたが、土曜日に家族で小さな雪だるまを作ったり、雪合戦をしたことを書いている子が多くいました。それぞれがよく様子を書いており、その時の本人や家族の笑顔が見えてくるようでした。
3学期も、毎週1・2年生の日記や3年生以上の自計学を見せてもらい、頑張っている子供たちに対して、私なりにコメントを書いていきたいと思います。