2025年5月の記事一覧
校内研修(講師招聘授業・事後研)
昨日(5月28日(水))、講師をお迎えして、
4年生の国語の研究授業を行いました。
研究テーマ
「夢に向かって主体的に学ぶ児童の育成」
を目指し、
児童と先生方が考えた、南小の育てたい資質・能力
「気付く力・聴き合う力・動く力」
を高める授業づくりを求めての研修です。
説明文「ヤドカリとイソギンチャク」の3つの問いに着目し、
「3つの問いの中でなかまはずれを見つけよう」
をめあてに、筆者の主張を伝えるための考えを追求しました。
予想を立て、
自分の考えを伝え合い、
筆者の文章を組み立てた意図を
追求していきます。
担任の先生が、
「いつも発表しない子が手を上げていたので、つい当ててしまいました」
とおっしゃっていたとおり、
これまで発言していなかった子どもたちも含め、たくさんの子どもたちが手を挙げていました。
授業後の黒板は、
このとおり、たくさんの子どもたちの考えで埋め尽くされていました。
「自分と違う意見を聞いたら面白かった」
「もっと他の友だちの意見を聞きたい」
などの振り返りがあったようです。
手前味噌(てまえみそ)ですが、
子どもたちの気付きを認め褒め励すことで「気付く力」が、
気付きを表現させ、みんなに認めてもらう体験を通して「聴き合う力」が育ち、
児童の授業に積極的に参加する「動く力」が、少しずつ伸びてきているように感じました。
事後研では、
講師の先生も交え、南小教職員みんなで、資質・能力(気付く力・聴き合う力・動く力を育む)ベースの授業づくりについて、議論し合いました。
講師の先生の
「授業のおいしいところは、子どもに食べさせる」
という言葉がとても心に響きました。
子どもが輝いてこそ、教師冥利(きょうしみょうり)に尽きる授業です!
南小では、子どもの考えや意見を授業に組み込み、その発言を板書に残す、見える化を試みています。
今日の事後研も、ある先生の手によって思考が可視化されました。
驚くべき力です。
また、子どものつまずきや課題を乗り超えた技や方法を、「学びのアルバム」として残す取り組みも行おうとしています。
このような先生方の地道で継続的な取り組みが、子どもたちが学んでいる授業の基盤となっています。
担任の先生は、運動会の練習中、運動会延期中、そして当日も、授業が頭から離れなかったそうです。
4年生の子どもたち、そして担任の先生、大変お疲れ様でした。
また、南小の研究にたくさんの示唆をいただいた講師の先生、参加し議論を交わし合っていただいた先生方、大変お世話になりました。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者
校長 大野 一郎
運用担当者
情報教育担当
2025年3月に学校情報化優良校に再認定されました。