最近、虫かごを持った子どもたちをよく見かけます。

「校長先生～」

「カナヘビです。虫を食べるんですよ！」

見ると、無理やり虫を食べさせられています・・・

 

「これ～」

見せてもらうと、乾いた水槽の砂の上で、ツマグロヒョウモンの幼虫が、大好物のたんぽぽの葉っぱを求めて、必死に動き回っています。

「たんぽぽの葉っぱを食べたそうだから入れてあげてね！」

とお願いすると、快く葉っぱを入れてくれました。

 

運動場のフェンス沿い、中庭、理科室の裏など、子どもたちの大捜索は、今日も続いています。

動物たちには、ぜひ逃げ切ってほしいと思います。

出張から帰ると、いくつかの雨粒が頬（ほほ）にあたりました・・・

運動場をながめると、

子どもたちが全力でゴールを駆け抜けています。

様子を見ていると、５０ｍ走も終わりに近づいている感じです。

 

また、運動場奥では、

ボール投げが行われていました。

しかし、昔に比べ、飛距離は厳しい感じです。

空き地でよく見かけていたぶわボール野球は、もはや過去の遺産になりつつあります。

意図的に投げる運動を取り入れないと、上手く投げることはできないようです。

 

しかし、先生方のお陰で、子どもたちは楽しく新体力テストに臨んでいます。

雨が滴（したた）りそうな空の下、子どもたちと先生方の声が運動場に響（ひび）いていました。

体育主任も先生方も、新体力テストが延期にならずホッとしたことと思います！

お疲れ様でした。

昨日（５月２８日（水））、講師をお迎えして、

４年生の国語の研究授業を行いました。

研究テーマ

「夢に向かって主体的に学ぶ児童の育成」

を目指し、

児童と先生方が考えた、南小の育てたい資質・能力

「気付く力・聴き合う力・動く力」

を高める授業づくりを求めての研修です。

 

説明文「ヤドカリとイソギンチャク」の３つの問いに着目し、

「３つの問いの中でなかまはずれを見つけよう」

をめあてに、筆者の主張を伝えるための考えを追求しました。

予想を立て、

 

 

自分の考えを伝え合い、

筆者の文章を組み立てた意図を

追求していきます。

担任の先生が、

「いつも発表しない子が手を上げていたので、つい当ててしまいました」

とおっしゃっていたとおり、

これまで発言していなかった子どもたちも含め、たくさんの子どもたちが手を挙げていました。

 

授業後の黒板は、

このとおり、たくさんの子どもたちの考えで埋め尽くされていました。

 

「自分と違う意見を聞いたら面白かった」

「もっと他の友だちの意見を聞きたい」

などの振り返りがあったようです。

 

手前味噌（てまえみそ）ですが、

子どもたちの気付きを認め褒め励すことで「気付く力」が、

気付きを表現させ、みんなに認めてもらう体験を通して「聴き合う力」が育ち、

児童の授業に積極的に参加する「動く力」が、少しずつ伸びてきているように感じました。

 

事後研では、

講師の先生も交え、南小教職員みんなで、資質・能力（気付く力・聴き合う力・動く力を育む）ベースの授業づくりについて、議論し合いました。

 

講師の先生の

「授業のおいしいところは、子どもに食べさせる」

という言葉がとても心に響きました。

子どもが輝いてこそ、教師冥利（きょうしみょうり）に尽きる授業です！

 

南小では、子どもの考えや意見を授業に組み込み、その発言を板書に残す、見える化を試みています。

 

今日の事後研も、ある先生の手によって思考が可視化されました。

驚くべき力です。

また、子どものつまずきや課題を乗り超えた技や方法を、「学びのアルバム」として残す取り組みも行おうとしています。

このような先生方の地道で継続的な取り組みが、子どもたちが学んでいる授業の基盤となっています。

 

担任の先生は、運動会の練習中、運動会延期中、そして当日も、授業が頭から離れなかったそうです。

４年生の子どもたち、そして担任の先生、大変お疲れ様でした。

また、南小の研究にたくさんの示唆をいただいた講師の先生、参加し議論を交わし合っていただいた先生方、大変お世話になりました。

運動会が終わりホッとしましたが、

運動場には、次の新体力テストに向け、ボール投げの準備がなされていました。

昨日の夕方、先生方で準備されたそうです。

 

また、プールでは、

６月中頃から行う

プール掃除、水泳に向けて、環境整備委員さん、校務員さんにプール回りの清掃をしていただいています。

明日は、新体力テスト、業者によるプール掃除が予定されています。

 

体育館前のつばめの赤ちゃんも、

ずいぶん大きくなりました。

 

月日は流れ、子どもたちは、次の行事に向かって取り組んでいます！

運動場を見ていると、

体育委員会の子どもたちが、外用スピーカーを設置し、自分たちで選曲した音楽を流しはじめました！

 

体育委員会の子どもたちが運動場にラインを引き終わるや否や、

子どもたちが走り始めました。

 

私自身、南小の子どもたちをちょっとなめていました・・・

 

「体育委員も子どもたちも、運動会で疲れてしまって走らないだろう」

という予想は大外れ！

子どもたちは元気に運動場を走り回っていました！

 

走り終わった子どもたちの笑顔を見ながら、

「この子どもたちは、本年度末、すごい成長を遂げているのかもしれない」

と思わされてしまいました。

乞うご期待です！