雨の日は

 雨の日が続いても、子どもたちの目は輝いています。

 そして、その瞳の輝きが特に強く光る場所があります。

 それは…

 図書室です。

 1年生のそばに近寄って写真を撮っても全く気づかないくらいに集中しています。

 本の力はすごいのですね。たくさんの子どもたちが、本との出会いで自分の世界を広げていきます。

 

 仲良く本を選ぶ1年生の二人。

 この本には、どんな世界が広がっているのでしょうか。

 降りしきる雨の中、この空気の中にいると、堀口大學の詩の一節が浮かんできます。

「雨の日は 雨を愛そう

 風の日は 風を好もう」

 じっと、本を見つめるまなざしの清らかなこと…。

 1冊の本を選ぶ6年生の後ろ姿に、「凛」とした美しさを感じた昼休みでした。