9/1 2・3年研究授業

 2・3年の研究授業がありました。2年生は「ニャーゴ」、3年生は「サーカスのライオン」の読み取りの授業でした。多くの教師が教室に入りますので、子どもは少し緊張気味でしたが、次第に慣れ活発に発表していました。

T:「この「ニャーゴ」って、本当は何といいたかったのでしょうね。」C:「そんなの分かりませんよ。」T:「言っていないから分かりませんよね。」「その後の部分(教科書)から読み取りましょう。」と、言う具合に授業が始まりました。

 この後2年⇒3年への「渡り」が1回あった後、C:「小さい3匹だから、全部食べちゃうぞって言いたかったと思います。」T:「どうして、小さいと全部食べちゃいたいの?」C:「だって(私だって)お腹が空いているときは、そうしちゃうもん。」との、児童の日常経験からの理由付けが、教師の追発問によってできていました。

 

 3年生は、学習リーダーが司会を進めて、1の場面と3の場面のライオンの気持ちに違いはあるか考えていました。まず、3の場面でライオンの気持ちが分かる文章を、学習リーダーが指名しながら出し合い、その気持ちを発表しあっていました。3年生は、教科書の記述からライオンの気持ちを想像して言っていました。今は、自分の日常体験や他の記述から、その理由を添える練習をしています。

 

 複式授業ですから、担任が3年生を指導しているときは、町の支援員が2年生と振り返りをしていました。

全体として、1単位時間の流れを児童が理解し、落ち着いて学習していました。

 

 少人数ですから、担任は一人一人のノートに、朱を入れていました。

 放課後、職員全員で事後研究会を行います。学習リーダーを育てるというのは、どの学年でも大切なことです。また、国語の授業づくりでも、課題の捉え、一人学びに小集団学び、そして対話からの新しい気付きの出現、日常体験や他の記述からの理由の添付等々が話題になりそうです。