2024年10月の記事一覧
JAXA特別授業、錦町から宇宙を考える
10月31日、6年生の「JAXA特別授業」を体育館で行いました。「科学者が大事にしていることは何でしょうか?」が、授業のスタートでした。子供たちから「視力」と「記録」が出ました。答えは、この2つを組み合わせた「観察事実」でした。
1枚目の写真は、この2か月間の月の観察を、全員で協力して黒板に書き表している様子です。これこそ、まさに「観察事実」です。
2枚目の写真は、体育館を暗くして、月の満ち欠けの実験を行っている様子です。月の見え方は、実は、太陽と月と地球の位置関係で変わることを、実験を通して学んでいました。
JAXAの教授1名が授業を進められました。他にも東京の大学の教授1名、熊本市教育委員会1名、錦町教育委員会1名も来校されて、授業をサポートしていただきました。錦町から宇宙を考える貴重な時間となりました。
ハロウィン、集団だからこそ楽しみも倍増!
10月30日、校長室に仮装した子供たちが入ってきました。写真を撮り自己紹介をし、その後体育館に遊びに行きました。また、5時間目は、3年1組でハロウィンパーティを楽しんでいました。仮装してビンゴゲームや宝探しゲームをやっていました。学活の時間に、自分たちで考え計画した遊びを行う。集団だからこそ、楽しみも倍増です。
「条件付きテーマ作文」、思考力の向上!
10月24日、あるクラスの宿題として、「条件付きテーマ作文」が出されていました。「これは、書く前に悩むなあ。脳に汗かくなあ。」と思いました。この悩む瞬間、脳が汗かく瞬間から、書き終えるまでの10分間程度は、確実に「思考力」が向上します。「3つの条件」が、その役目をしているのです。
「職員室えらい明るかね。雰囲気よかね~。」
10月23日、体育館で人吉球磨の図書館研修会を行いました。4時30分ごろに終わり、職員室を通って帰られる他校の先生が、教頭先生に次のように話されました。「職員室えらい明るかね。雰囲気よかね~。」後で、教頭先生からその話を聞き、とっても嬉しく思いました。職員室の雰囲気は、一人一人の先生方が醸し出すものの総和です。職員室の雰囲気は、学校の雰囲気を作ります。そして、クラスの雰囲気にも大きな影響を与えます。「教室や職員室での先生方の笑い声は、元気な学校の源」だと考えています。
学充タイムスタート、「複数の先生で関わる復習の場」
10月21日、学力充実タイムがスタートしました。2学期に5回、3学期に3回設けています。これは、「複数の先生で関わる復習の場」です。イメージは、テレビのコマーシャルでも流れている「個別教室トライ」のイメージです。前半は、応用問題(過去の熊本県学力・学習状況調査の問題)を解きます。解いている途中で、複数の先生が〇と✕をじゃんじゃん付けていきます。「✕のところが勉強です。もう一回考えてごらん。」早い子供で20分ほどで終わります。終わった子供から、基礎問題(フォローアップ問題)を行うシステムです。こちらは、答えを配布しているので、自分で答え合わせをします。応用問題を解いている子供が少しずつ減ってきます。すると、途中から先生たちが、ヒントを伝えたり、教えたりします。これが、本校の「学充タイム」のシステムです。「子供の見える学力」を伸ばす取組の1つです。
修学旅行2日目、楽しさいっぱい!
10月18日、7時45分快晴の中、ホテルを出発しました。素敵な1日になりそうです。
9時40分、和泉屋にて、お買い物タイムでした。自分の物やお土産を袋に入れて、大満足の顔で出て来た子供達です。
9時50分から4時間、ハウステンボスで楽しみました。広大な敷地に、体験シアターやアトラクションがたくさんありました。笑顔いっぱいでした。バスに乗り、近くの4人に「一番楽しかったのは?」と尋ねました。答えは、「●ショコラ伯爵の館 ●巨大カプセルマシーン ●ISラビリンス ●ゴーゴースナイパーゲーム」でした。さて、どんな楽しさがあったのでしょう。
14時、ハウステンボスを予定通り出発しました。
只今16時30分、緑川SCです。予定より15分早く、17時30分に到着予定です。お土産とお土産話をお楽しみに!
修学旅行1日目、メインは平和学習
10月17日、修学旅行1日目がスタートしました。10時30分、フェリーかもめ号で、かっぱえびせんを指で直やり、最高5本!
11時30分、かまだすドームで、33年前の普賢岳噴火の悲惨さを映像や画像等で、擬似体験しました。
15時30分、原爆資料館で、見学をしたり、被爆体験講話を聞いたりしました。
15時30分、平和祈念公園にて、平和集会を行いました。献鶴し、誓いの言葉を捧げ、一人一人の心の中に平和の砦を築きました。終わりの言葉の一部を紹介します。 「僕たちも力を合わせて世界が平和になるように学び続けましょう。」
20時30分、世界三大夜景をホテル9階から、みんなで眺めました。きれーーーい!
全盲の方との交流学習の翌日、電話で語られた2つの感心
10月15日、全盲の方を学校にお招きし、学習交流会を行いました。4年生の総合的な学習の時間のテーマは「福祉」です。その一環として、1時間目は、障がい者ランナーと伴走者を繋ぐ「きずな」と呼ばれる伴奏ロープを使用して、一緒に走るという体験をしました。2時間目は、全盲の方の体験談を聞くという学習でした。そして、次の日、その全盲の方からお電話があり、次の2つの感心したことを話されました。一つ目は「きずなの使い方が上手で、走るのもスムーズだったこと。」二つ目は「子供達の質問がとても多くて、反応がよかったこと。」でした。子供達の対応に、感心されていました。
研究授業4年1組算数、既知を活用して未知を解く
10月16日、4年1組で算数の研究授業を行いました。本時は、すでに学習した長方形や正方形の面積の公式(既知)を活用して、L字型の複合図形の面積(未知)を求める時間です。子供たちは、合計で6種類の求め方を考えました。このあと、ペアや全体で交流や検討をして、まとめをしました。授業は基本的に未知を学びます。しかし、その未知も、既知を活用したら解けることが数多くあります。だからこそ「人生は学びの連続」なのでしょう。
研究授業5年1組理科、子供の拡散的思考を生かし実験を!
10月16日、5年1組で理科の研究授業を行いました。めあては「ものが水にとけることについて考えよう」でした。先生たちと共有したい点が、大きく2点。1つは「帯タイム」です。6つの単元について、パワーポイントで問題が作成してありました。理科専科の先生の手作り教材です。子供たちは、授業開始と同時に、2人1組でタブレットを開き、6分間じゃんじゃん問題に取り組みます。答え合わせも、すぐできるシステムになっています。「帯タイム」は復習の時間です。3分~5分程度ですが、今回のような効率的な復習の時間にしたいと思っています。
2つ目は、「拡散的思考で実験方法を考える」です。食塩を水に溶かす実験をした後、中心発問が「塩が水にとけて見えなくなったということは、塩はなくなったのか、なくなっていないのか。」でした。そして、自分の考えを証明する実験方法を考え、協議する時間を設定しました。合計8つの班で、合計10以上の実験方法が出されました。今後、子供から出された実験方法で、検証していくことになります。まさに「拡散的思考」で実験方法を!」でした。
研究授業ひまわり2算数、授業力は「対応の引き出しの数」に比例
10月15日、ひまわり2学級で研究授業を行いました。4年生2人と6年生2人ですが、学習内容の違いから3つの学習に分かれて行いました。なかなか「集団的な学び」はできませんが、その分「個に応じた学び」の充実を図っています。このクラスは、経験豊かな先生が担任をしています。今までの経験から得た「対応の引き出し」から、よりよい対応を行いながら、学習を進めていました。4人の学習内容は違いましたが、全員がこの時間のゴールまで達成し、満足していました。授業力とは、「対応の引き出しの数」に比例するのです。
研究授業1年1組学級活動、担任と養護教諭のT・T
10月10日5校時、1年1組で担任と養護教諭による学級活動の研究授業を行いました。誘いにのらないことと体の大切なところを守る学習をしました。「いかのおすし」「とまとよ」の合言葉で安全について確認したり、養護教諭の先生の読み聞かせをじっと静かに聞き、プライベートゾーンを守るための服装を考えたりしました。ワークシートに考えた服装を描いて、その服装を選んだ理由を考えることができていました。
今日はどんな学習をしたか、聞いてみてください。親子での振り返りが、今後の生活につながっていくと思います。自分の命は自分で守る力をつけるとともに、健康で安全な生活態度を高めていってほしいと思います。
研究授業4年1組音楽、元気とテンポで楽しい授業
10月11日4校時、4年1組で音楽科の研究授業を行いました。まず、授業開始から聞こえてきたのは元気な歌声でした。そして、テンポよく記号の復習を行いました。今日の学習は「パレード ホッポー」という曲を聴いて、旋律の特徴を話し合い、違いを生かして歌うことでした。多くの気付きがあり、児童からこのような言葉が聞かれました。「メッゾフォルテがあります。」「メロディーやリズムが違います。」「音符の数が違います。」「スタッカートがあります。」4年生の音楽の時間に、こんなに記号や音符に関する言葉が聞かれるとは、とてもすごいことだと思います。
また、自分の気付きとの違いも学ぶことができました。世の中には、いろいろな考えをもつ人がいて、感じ方は人それぞれです。このような学習を通して、音楽に豊かに関わる力を高めるとともに、多様性を認め、社会を生きる力も高まっていくのだと思いました。
研究授業6年1組社会、総理大臣にふさわしいのはどっち?
10月11日、6年1組で社会科の研究授業を行いました。めあては「総理大臣にふさわしいのは、織田信長か豊臣秀吉か考えよう」でした。しかも条件付きです。「解決してほしいい日本の課題」として、「物価が高い」等の8つの課題が提示してありました。日本の8つの課題という条件を考えながら、2人の武将の政策を比較検討していく思考が必要になります。教科書や資料集、インターネット、友達との共有等を通して、情報収集を行い、自分の考えをまとめました。さすが6年生!知的好奇心をくすぐる授業でした。さて、このブログを読まれている皆さんはどちらの武将に総理大臣になってほしいと思われますか?
研究授業6年1組家庭、ばらばらに学習している空間がいい!
10月10日、6年1組で家庭科の研究授業を行いました。開始から10分後に家庭科室に入りましたが、各自それぞれにばらばらに学習していました。ミシンをしている子供。アイロンをかけている子供、先生からチェックを受けている子供、先生からやり方を教わっている子供、すでに完成して小先生として他の子供に教えている子供、説明書を見ながら自力で作成している子供、等です。「ばらばら」というとマイナスイメージがありますが、そうではありません。各自、今日の自分の目指すゴールがあり、そのゴールに向けて試行錯誤しながらも学習活動をしているのです。この空間、そしてこの雰囲気、私は大好きです。
研究授業3年1組算数、目の輝きと挙手率高を支えるのは?
10月10日、3年1組で算数の研究授業を行いました。めあては「重さの計算の仕方を考えよう。」です。授業を参観し、一番感じたのが、「子供の目の輝き」と「挙手率の高さ」です。学級経営が土台にあるのは間違いないのですが、それ以外に担任の先生の次の2つの指導力の高さを感じました。1つ目は「確認」です。「立って、分かったら座る等の動きでの確認」「言える人?言えない人?の意思の確認」「〇〇さん~ですよ。と学習訓練の確認」「ペアの人との考えの確認」「友達の答えを見て回ってもいいよ。というマイサポートの確認」等子供たちの進捗状況をいろいろな方法で確認していました。もう1つは、「挑戦」です。1つ目の問題を解いて、その後、ハードルが高い2つ目の問題を出題するのです。「ん?どうすのる?」となります。挑戦意欲をくすぐるのです。「分からないことを学ぶこと」こそが授業です。しかも、「楽しく、意欲的に!」です。授業でも「元気と挑戦で成長」している3年生でした。
研究授業たんぽぽ4国語、比較・分類・ずらしでハイレベルの授業
10月10日、たんぽぽ4学級で、研究授業を行いました。6年生4名と5年生3名で国語の「わたり学習」です。5年生は和語と漢語の文を比較することで、与える印象の違いを考える学習でした。6年生は、12個の二字熟語を4つに分類する学習でした。「比較」と「分類」は、思考ツールとして最適です。2つの学年なので、「わたり学習」をしますが、合計7回の「わたり」を行いました。個人思考と集団思考を上手に「ずらし」ながら学習を展開していました。「先生の高い授業力」と「子供たちの高い思考力」がかみ合わさった素敵な授業でした。
研究授業たんぽぽ2国語、二者択一の問題は脳が汗をかく
10月10日、たんぽぽ2教室で国語の研究授業を行いました。めあては「2枚のポスターの違いについて考えよう」で、主発問が「どちらのポスターがお祭りに行きたくなりますか。」でした。下の写真は、5人が名前シールを貼り終えた写真です。右のポスターが2人、左のポスターが2人、まだ迷っているが1名でした。この後理由をペアや全体で出し合いました。その理由を聞いて、途中で考えが変わった子供が2名いました。考えが変わることも、素敵なことです。二者択一の問題は、考えが分かれることが多く、友達の理由を聞くことによって、自分の考えと友達の考えを比較検討し、新たな考えを生んだり、理由に重みが増したりします。まさに、「比較検討の学び」は、脳が2倍汗をかく学習活動です。参観していて45分があっという間でした。
研究授業ひまわり1国語、3つの学年の同時授業
10月9日、ひまわり1で国語の研究授業を行いました。1年生は「うみのかくれんぼ」、2年生と3年生は途中までは「ことばのへんしん」をし、途中から2年生は「漢字とカタカナ」、3年生は「音読」の学習をしました。子供たちは、自分の課題にしっかりと取り組んでいました。本校で3つの学年の子供たちがいるクラスは唯一このひまわり1学級です。人数は5人ですが、3つの学習を同時に行うことは、本当に難しいです。支援員の先生方の協力も得ながら、効果的な「わたり学習」を含め、毎日が研究です。
研究授業2年1組国語、選択が生まれる発問
10月9日、2年1組で国語の研究授業「お手紙」を行いました。めあては「がまくんの気持ちの変化を考えよう」で、中心発問は「がまくんの気持ちががらっと変わったところはどこでしょう?」でした。子供たちから5つの箇所が出てき、その理由を伝え合いました。選択が生まれる発問は、子供の思考を活性化します。「自分の考え+理由」を、しっかりと考えた子供たちでした。まさに、子供と先生で創り上げる授業でした。