学校生活
ぎんなん祭 発表 5.6
5.6年
帰り道の会話。
担任の先生から「平和って何?」と問いかけられ「戦争しないこと」って答えたら「戦争中は平和じゃなかったの?世の中を平和にするってどんなこと?」と返された とお友だちにつぶやいていたとき「ツナグさん」が登場。
ツナグさんが紹介してくれたのは学童疎開で中原にお世話になったという「玉那覇さん」(実話)。※2 でした。
1幕は1940年ごろの沖縄。
玉那覇さんが、沖縄での地上戦のため学童疎開をすることになりました。
本土に渡ることを、遠足にでも行くかのように無邪気に喜ぶこどもたち、複雑な思いで別れ、見送る家族。
2幕は航海
「今日は疲れたね」と船に乗って眠っていたとき、真っ暗な中に爆音がしてサイレンが鳴り、避難命令がでます。船が揺れ、怖がる子どもたち。
(対馬丸に悲しい出来事が起こったその時、背景の絵が左右に揺れていました。
すごい演出でしたね とスライド・音響担当の担任に話すと「そうでしたね。」と。
演出はすべてステージ幕の向こうの5・6年生が創っていたのですね。)
3幕は中原
戦地の親元を離れ、おだやかに流れる日々と終戦。
その後、玉那覇さんは沖縄ではなく、姉のいる大阪に戻りました。
今年になって、修学旅行で早崎猪之助さん、水俣で永本健二さん、菊池恵楓園で志村康さん、かがやきのお母さんからの想いを受け取った5.6年生。
「過去と現在」「人と人」をつないでくれたツナグさんが、「あなたもツナグさんです。」
と教えてくれました。
午後、中学1年生が職員室に来ました。
中一さん「グランドを使わせてください。」
担任 「お!」
中一さん「昨日、永本さんが南中にお話に来てくれました。」
担任 「じゃ、あれした?」(グーパンチのジェスチャー)
中一さん「はい。しましたよ。」
※2 玉那覇さんは、自分たちをやさしく受け入れてくれた『優しい静かな村 中原』に連絡をしてくださり、5.6年生とつながりました。
それが今回のシナリオになったのです。