学校生活
ふるさと
12月1日(日)南小国町管理センターで『きよら人権デー』がありました。
11月16日のぎんなん祭で各学年が発表した劇をもとに、シナリオを書き直して、中原小全員による『水にまつわる物語』ができました。
練習の期間は正味1週間。
効率よくできるよう、シーン毎に分かれて、練習や打合せをしました。
全体での通し練習は数回でしたが、当日参加できない子が最終練習まで見て「●シーンのところがとてもよかったよ。本番もがんばってね。」などと応援メッセージをくれ、みんな自信を持って参加しました。
休日に、会場までの送迎、そして応援してくださった保護者・ご家族の方々、どうもありがとうございました。
翌日(2日)の『給食連絡ノート』に
「昨日はお疲れ様&すばらしい発表をありがとうございました。
「水にまつわる・・・」で長崎 水俣をからめ、さらに中原にもっていくあの脚本力にまず感動し「ワンチーム」で作り上げた作品がとてもよかったです。低学年も上手でしたね!」
と、有りがたいコメントをいただいていたので、各教室で給食を食べている子どもと先生たちに、読んでお伝えしました。(ありがとうございました!)
市原小学校4年生は、中原の『中原楽』のことを調べてくれていました。
そして、獅子舞を見せてくれました。
毎年お祭りが近づくと2班の子たちだけが、夜におじちゃんたちと公民館で練習をして、お祭りで披露し、各家庭を回ったり、成人式でもお祝いで舞う・・・行事としてしか知りませんでした。
文化財について調べての成果だろうと感じたのは、ひとりひとりの手足の動きからの獅子のその『迫力』でした。
りんどうヶ丘小学校の6年生は、永井博士の本1冊を6人!!!で演じていました。
始まる前にステージの横から運び込む大道具・小道具の多さは、劇を見て納得。
ページをめくるように、キャスト、セットがどんどん移り変わるのですから。
ステージ袖の先生たちや、これまでのおうちや学校での練習が浮かんで見えました。
一番前の席の女性が、涙をふきながら見ていらっしゃいました。
少し前は、「人権のことなんて、南小国町はする必要がない。」という考えの人が多かったかもしれません。
『普通』な考え方として。
でも、正しく知らないことや、遠いことに思っていた(無関心だった)だけで、差別が(無意識のうちに)あることはあるのです。
きよらのさとで、こうして集会を開くようになって16年。
学ぶ機会がもらえることによって、「あっそうだったのか!」と『差別』に気付けたり、差別を受けている人の『痛み』を知ることができたり。
南小国町人権教育推進協議会のみなさま、お世話になりました。
町いっぱい 人権の花をさかせましょう といただいたひまわりの花が咲いたのは夏休みでした。
(子どもたちと一緒には写れませんでした。)