ブログ

2020年9月の記事一覧

ごんぎつね2

「ごんぎつね」では、気持ちの変化を読み取ることを目標に学習してきました。はじめの感想では最後に兵十に撃たれてしまうごんを「かわいそう」といか「悲しい」といったように受け取っていました。学習が進み、読みが深まるにつれて、少し感想が変わってきたようです。

○ わたしは最後にごんがころされたからかわいそうだと思ったけど、〇〇さんたちはよかったと思っていてなんでだろうと思ったけど、自分のことを兵十に知ってもらえたからごんは本当にそう思っていたかもしれないから、すごいなと思いました。

○ わたしは、今日〇〇さんがいた「ごんは一人ぼっちだった自分を気づいてもらえて十分うれしかった」がとてもあってて、最初のころはきづかなくて、 深読みすれば「ごん」はかわいそうなやつ、ひどいやつでもなくて、思いやりとやさしさがあるとてもいい小ぎつねと思いました。

○ 今日の勉強で、ごんは兵十にうたれたけど、ずっと一人ぼっちだったごんが、自分のことを兵十に知ってもらえたので、それだけで十分うれしかったということが分かりました。私は、最初、ごんはかわいそうだと思いました。だけどちがいました。あさく読んだときと、深く読んだときは、こんなにちがうんだなと思いました。

○ わたしは〇〇くんのごんの気持ちがいいと思いました。わけは、ずっと一人ぼっちだったけど、自分のことを兵十に知ってもらえてよかったというごんの気持ちがすごく分かりました。前の感想で、かわいそうという言葉をつかっていて、○○くんは「自分のことを知ってくれてありがとう」という言葉を使っていたのでいいと思いました。

○ わたしは、ごんぎつねを深く読んで、意外な最初の言葉に気持ちがこめられているんだなと思いました。理由は、一人ぼっちだったから兵十に知ってもらえたことがうれしかったんだなと思ったからです。

○ ぼくは、ごんは一人ぼっちでいたずらするのはかまってほしいからだということが分かりました。最後に兵十に火縄じゅうでうたれて死んでしまったので、ごんはかわいそうだと思いました。だけど、自分のことを兵十に知ってもらえたからそれだけで十分うれしかったという意味を知って感動しました。

4年の水泳大会

今日は、4年生の水泳大会でした。午後から雨との天気予報だったので、心配していましたが、晴天に恵まれました。しかし、台風の影響か、水は少し冷たく、プールから出た後に寒がっている子もいました。やっぱり、プールはもう終わりの季節ですね。今年も無事にプールを楽しむことができてよかったです。来年も安全にプールを楽しんでほしいと思います。

いちばん体長がのびたのはどれか

イルカが1mから4mへ、クジラが3mから6mへ、ジンベイザメが3mから9mへと成長したとして、どれがいちばん体長が伸びたのかな?という問題を設定してみました。すると、子どもたちはいろいろ考えた末に、ジンベイザメが一番伸びたという子どもたち(12人くらい)と、イルカが一番伸びたと言う子どもたち(10人くらい)に分かれました。それぞれの言い分を聞いてみると、ジンベイザメが一番だとしたグループは、それぞれ引き算で何m伸びたのかを計算して比較していました。そうすると、イルカ(4-1で3mの伸び)、クジラ(6-3で3mの伸び)、ジンベイザメ(9-3で6mの伸び)ということで、ジンベイザメが6mで一番伸びたということだそうです。一方、イルカが一番だとしたグループは、それぞれもとの何倍になっているかを計算して比べていました。つまり、イルカ(4÷1で4倍)、クジラ(6÷3で2倍)、ジンベイザメ(9÷3で3倍)ということで、イルカはもとの4倍になっているから一番伸びているということでした。子どもたちは、自然に割合を使った比較方法も使っているようでした。子どもたちの説明では、線分図などを使うなど、相手に自分の考えを伝えようとがんばっている様子が見られました。お互いの主張をぶつけ合うなど白熱した話し合いとなりました(^。^)

わり算の性質2

わり算の性質に「割られる数と割る数に同じ数をかけても、割られる数と割る数に同じ数でわっても、商は変わりません。」というものがあります。さて、これが4年生に理解できるのでしょうか?前回、子どもたちは、6÷2、60÷20、600÷200、そして30÷10が同じ商になることを図を使って理解したところです。そのため、商が同じになるこのわり算の性質を言葉にさせたところ、「割られる数と割る数に同じ数の0で、位が同じにすると、商が全部同じになる」?といった言葉になりました。ちょっと意味が分かりにくいということで、みんなで話し合いながら、「割られる数と割る数に10,100,1000…をかけても(でわっても)、商は同じ」というところに落ち着きました。…その後、だれも30÷10に触れようとしないので、私から話をふってみたところ、「それはたまたまで、まぐれだ」と言う声。みんなもそれに賛成らしく、30÷10はたまたま商が同じなんだという認識。じゃあ、ということで、いくつか他の数字で試したところ、たまたまじゃなかったことに子どもたちは気づいていきました。そこで、わり算の性質をどうする?と尋ねたら、「割られる数と割る数に、5,10,50,100,500,1000,5000…をかけても(でわっても)商は同じ」というような言葉に変更となりました。しかし、他でも試してみたいという声が上がったので、2,3、7でも試したところ、どれも同じ商になることが分かってきました。さらに「56だったら…」という要望まであったので、それも試したところ、ちゃんと同じ商になることが確認できました。そこでやっと、わり算の性質が「割られる数と割る数に、同じ数をかけても(でわっても)商は同じ」という結論に達しました。子どもたちにとっては、10,100、1000など、0が付いたりとれたりする場合は理解しやすくても、数字自体が変わってしまうと、同じ商だということに気づきにくいようですね。これは分数の約分にも使うので、このいろいろ試してみた経験を覚えておいてほしいなあと思います。

読み聞かせ

今日から、読み聞かせが始まりました。今年度は、新型コロナウイルス禍でなかなかスタートできなかったのですが、多くの方のご理解とご協力で再び始めることができました。以前のようにひとかたまりになって行うことはできませんが、マスク着用で少し距離をとっての読み聞かせをしていただきました。読み聞かせをしてくださる地域の方々に感謝の念でいっぱいです。