12月17日(木)第1・2校時に3年生が総合的な学習の時間で、世界遺産・万田坑でボランティアガイドをされている吉田さんを講師にお招きして、「万田坑学習」を行いました。実際に炭鉱で働かれていたご経験のある吉田さんには、事前に児童が考えた質問に対してわかりやすくとても丁寧に答えていただきました。例えば、「働いていてどんなときがうれしかったですか?」という質問には「計画された仕事を終えて、事故やけがをせずに無事に家に帰られるときが一番ほっとして、うれしかったです。」と答えられたり、「働いていて、どんなことが怖かったですか?」という問いには「石炭を掘る場所は、トンネルのようになっていて、それは、砂場で作る山のトンネルのようにいつ崩れるかわからないので怖かったです。」と答えられていました。また、「お弁当はどんなおかずを食べていましたか?」という質問には、「石炭を掘る場所はとても暑くて湿気があったので、おかずがいたんでしまわないように、なるべく汁気のない塩昆布などがおおかったです。」とのことでした。その他にも、「働くときの服装は?」「名札はつけていましたか?」など多くの質問に笑顔で一つ一つ丁寧に答えていただき、児童は、当時の炭鉱で働かれている人たちのことについてたくさんのことを学び、万田坑に対する認識も深まりました。教えていただいたことを生かして、さらに万田坑の学習を進め、まとめていきたいと思います。