児童数(201名) 学級数(10学級) 職員数(30名)
児童数(201名) 学級数(10学級) 職員数(30名)
令和5年度 学校生活
火災避難訓練
11月8日(水)の業間の時間から3時間目に全校で火災避難訓練をしました。
今回は、家庭科室から火災が発生したと想定して避難訓練を行いました。有明消防署の天水分署からゲストティーチャーとして来ていただき、避難の様子や火災に対して、自分たちができる対応等を指導していただきました。
実際に水の入った消火器を使って、消火の体験をしました。
先生方も体験訓練をしました。
避難の様子や消火訓練について消防署の方々からご指導をいただき、子どもたち一人ひとりが、自分の命は、自分で守り、人の命は、みんなで守るためにできることを考え、学習しました。
1年生は、火災避難訓練の後、消防車と救急車の見学もさせたいただき、とても喜んで学習しました。
有明消防署天水分署の皆様、本当にありがとうございました。
3年生野鳥学習
11月7日(火)の3~4時間目に3年生が、野鳥の会の満田さんをゲストティーチャーとしてお招きして、総合学習で野鳥学習をしました。
私たちが暮らすまちは、有明海に面しています。有明海には、多くの種類の渡り鳥たちが、たくさんやってきます。有明海は、ラムサール条約に登録された荒尾干潟が有名ですが、私たちの横島町の干拓にもナベヅルが毎年やって来ます。横島町に来るナベヅルは、餌付けをしていないそうです。ナベヅルも横島町が好きなのかと思うとうれしくなります。
野鳥の会の満田さんから、渡り鳥について教えていただき、野鳥を通してふるさとのことを学び、そして、自然と共に生きることの大切さを学習することができました。
1年生いもほり
11月8日(水)の5時間目、1年生が春に植えたいもほりをしました。芋畑から作っていただき、芋の苗植え、芋掘りまで、横島町4Hクラブの方々の強力な支援とご協力で、1年生が植えたいもの収穫ができました。
まずは芋の蔓切りから、子どもたちは、がんばりました。
芋の蔓を切り終えて、いよいよいもほりです。
ほりあげたいもを並べてみました。こんなにたくさんとれました。子どもたちも大喜びでした。
とれたいもは、みんなでなかよく分け合いました。
いもほりの感想を発表しました。
かっこいい、4Hくらぶのかたがたです。
たいへんお世話になった4Hクラブの方々に、感謝の気持ちを言葉にして伝えました。
4Hクラブの皆様、ほんとうにありがとうございました。おかげで1年生の子どもたちとその家族が、豊かで、おいしい学習ができました。地域の教育力に心から感謝します。今後ともよろしくお願いいたします。
5年生 玉名市人権教育授業践交流会
11月6日(月)の午後に、本校で、玉名市人権教育授業実践交流会がありました。
玉名市人権教育推進協議会の主催で、毎年、玉名市内の小学校1年生から中学校3年生までの各学年の1学級が、人権教育の授業を公開して、市内の小・中学校の先生方が参加して行う、人権教育授業実践交流会の5年生の部が本校で行われました。
5年生が、5時間目に部落差別問題をテーマにした教材「差別と向き合って~あるおばあさんの語り~」を通して人権学習の公開授業を行いました。この教材は、私たちが暮らす玉名荒尾地域で実際にあったことを小学5年生の発達段階に合わせて教材化されたものです。
とても残念なことに、私たちが暮らす現在でも部落差別があります。その部落差別を解消するために国は、2016年に部落差別の解消の推進に関する法律をつくり、熊本県は、2020年に熊本県部落差別の解消の推進に関する条例をつくって取り組んでいます。その大事な取り組みとして、教育と啓発があり、熊本県内の全ての小・中・高校で人権学習を行っています。
差別は、差別する人がいるからあります。いじめも、いじめる人がいるからあるのです。だから学校では、差別やいじめをなくすために、人は、なぜ差別やいじめをしてしまうのか、どうしたら差別やいじめをする人がいなくなるのかを考え、学び合っています。そして、他人事ではなく、自分のこととして考え、自分にできることをみつけ、実行することを大切にしています。それは、自分を大切にすると同時に他者も大切にすることです。この学び合いを重ね続けることで、子どもの頃から人権尊重の精神を涵養していくことができると考えます。今回の人権教育授業実践交流会は、玉名市内で取り組まれている各学校の5年生の人権学習をより良いものにするために、本校の5年生がその授業を公開して、その後に、授業についての研究を行いました。
授業を公開してくださった5年生の担任の西澤先生は、多忙な中で夏休み前からコツコツと学校内外で授業研究に取り組まれ、授業を公開してくださいました。子どもたちも熱心に学習してくれました。西澤先生、そして、5年生の子どもたちに心から感謝します。
当日は、玉名市内の5年生の担任やこの授業を研究しようとされる先生方が、約40名参観され、授業研究会で積極的に研究協議がなされました。
私は、自分を家族を、そして、自分が育った地域を大好きと笑顔で言える人を育てることが人権教育だと信じています。今日の授業では、部落差別をなくすために苦労しながらも、優しく、たくましく生きてこられたあるおばあさんの夫が、人を信じて、部落解放運動に取り組み続けられたことで、差別をしていた人も、傍観者になっていた人も、その考えや行動をあらためて、差別をなくしていく人に変わっていったことを学び合いました。そのことを自分たち5年生の学級内の問題と重ねて、一人ひとりが、笑顔で学び合いができる学級にするために、学びを深めていきました。今後、この授業研究会で学び合ったことが、私たちの横島小学校全体に広がり、みんなが、「笑顔の登校 感謝の下校」できる学校を子どもたちと創っていきたいと強く思います。
研究発表会
11月2日(木)に、令和4年度、5年度玉名市教育委員会指定「学力充実研究推進校」としての本校の研究発表会をしました。昨年度から取り組んできた算数科での発表でした。
公私ともにご多忙な中、福島玉名市教育長様をはじめ、玉名市教育委員会の皆様や玉名教育事務所の清水指導主事様、校区選出の中尾市議会議員様、松本市議会義員様、学校運営協議会委員の皆様、有明中校区の先生方をはじめ、玉名・荒尾管内の先生方等、90名をこえる参加をえての研究発表会でした。
本校は、研究主題を算数科における「能動的に学び続ける」子供の育成として、副主題を「子供が問いを発し、課題に主体的に立ち向かい、学びを深める授業改善を通して」のテーマで研究してきました。
現行の学習指導要領では、社会の変化が加速度的に進展する中、子どもたちが、将来活躍する時代を見据えながら、いかにして「生きる力」を育むかを重要視しています。その中で「何のために学ぶのか」という学習の意義を共有しながら、主体的・対話的で深い学びを通して、「知識及び技能」、「思考力・判断力・表現力」、「学びに向かう力、人間性等」の3つの資質・能力をバランスよく育むことが示されています。また、本県教育委員会が策定した、「熊本の学び推進プラン」においては、「確かな学力」の育成に向けた取組を子どもの学びの視点から捉え直し、単元や題材などの内容のまとまりを見通した授業構想の在り方などが示されています。
本校の研究では、これらの方向性を踏まえた算数科指導の在り方を具現化していくことで、子どもたちに未来社会を切り拓くための資質・能力を一層確実に育成できるものと考え、上記の研究主題を設定して、取り組んできました。
今回は、その取り組みを全体会のオリエンテーションと、2年1組、3年生、6年2組での公開授業を通して発表しました。オリエンテーションや公開授業を参観いただき、私たち横島小の取り組みの成果と課題をご指摘いただきました。
2年1組の研究授業の様子です。
上の写真は、2年1組の研究授業の終りに、子どもたち一人一人が、それぞれのタブレットPCを使って授業の振り返りをして、理解度を5段階で選んでデータに記録して、それを学級全体の理解度を円グラフにして確かめ合いました。
3年生の公開授業です。まず、ノートに貼り付けた、担任の増渕先生手作りのワークシートで一人学びをしました。
3年生の公開授業です。ワークシートで考えたことをタブレットPCに記録しました。
3年生の公開授業です。ワークシート、タブレットPCの一人学びの後、書画カメラやタブレットPC、プロジェクターを使って学級全体で学び合いをしました。
6年2組の公開授業です。
6年生の公開授業です。6年生は、難しい比例の学習をタブレットPCを巧みに使って、一人学びから複数での学びの交流、そして、学級全体での学び合いへと学習を展開していきました。
2年1組の公開授業後の授業研究会の写真です。
3年生の公開授業後の授業研究会の写真です。
6年2組の公開授業後の授業研究会の写真です。
3つの公開授業を参観していただいた先生方に、それぞれの授業を参観して思われたこと等のご意見等を分科会で、先生方もタブレットPCを使って協議していただき、本校の研究の成果と課題をご指摘いただきました。
また、福島玉名市教育長様から、大きく2つの評価とご指導をいただきました。1つは、本校の算数科の研究の取り組みが、チーム横島小として進められ、子どもたちが生き生きと学び合っていること、2つめは、国が進めるギガスクールにおいて、本校の研究が、タブレットPC等のICTを活用した新たな授業公開や授業研究会であったので、玉名市内の今後の授業研究に新たな展開を示したことを評価していただきました。
多くの先生方のご指摘や福島玉名市教育長様からの評価とご指導をもとに、私たちチーム横島小の実践が、一人ひとりの横島小の子どもたちのためになっているのかを検証して、本校の学校教育目標「ふるさとを愛し、未来の創り手となる子供の育成」の実現に向けて歩みを進めていくことを本校の先生方と確認し合いました。
ご参加いただいた皆様に心から感謝いたします。また、今まで研究に取り組んできていただいた本校の先生方に敬意を表し、感謝します。そして、これからも横島小の一人ひとりの子どもたちのためにチーム横島小で尽力して行きます。