たかもりっ子ブログ
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水俣の地で学んでいます!
高森中央小学校と高森東学園の5年生は、水俣の地で学びを重ねています。学びの丘から、水俣の海を臨み、心地よい風に吹かれた子どもたち、「きれいだね。入ったら気持ちいいだろうね。」と顔を見合わせて笑顔を見せました。
水俣病情報センターての、語り部の吉永理巳子の講話は、「水俣病で亡くなった家族のことを話します。水俣病は、うつりません。」そんな言葉から語始まりました。70年の時が流れても、水俣病により苦しみ、人の噂に人生をゆがめられながら生きる人がいることが本当なのだと感じた子どもたちは、吉永さんの言葉をひとつも聞き逃すまいと心を寄せました。吉永さんが家族とともにくらした明神がどれほど豊かで幸せな地だったのか、そのくらしを水俣病がどれほど大きく変えてしまったのか、吉永さんが家族を亡くされた無念さがどれほどのものだったか、その後の人生がどんな時間だったのか、吉永さんの語りに引き込まれた子どもたちは、本物の学びをいただきました。
水俣の地に来ることができたこと、この地でともに学ぶことができることに感謝の思いが溢れます。
児童代表お礼の言葉より
事前学習で、97年に安全宣言が出された後も課題があることを知りました。長い間、たくさんの人が悲しい思いやつらい思いをしたんだと思いました。でも、生きたいという強い思いで毎日頑張った人のことを知って、私も毎日を大切にしたいと思いました。今日は、吉永さんに会うことができて、本当に嬉しかったです。本当にありがとうございました。