校長室から

校長室から

12月6日~12月10日

12月10日(金) 「ともに学ぶ」姿を学ぶ

2時間目に、2年生が3・4年生の算数の時間を見学しました。3・4年生は、本年度から複式学級として、同じ教室で学んでいます。担任が2学年の学習を指導するため、学習リーダーを中心に自分たちで学習を進めながら、「自ら学び ともに学ぶ」学習スタイルを作り上げてきました。また、この学習スタイルを他学年にも広めることで、子どもたちの主体的・協働的学びを促進させていきたいと考えています。
2年生も6人と少人数の学級ですが、協働的に学ぶ上学年の姿を手本としながら、学びの質を高めていくことを目的に実施されました。2年生が見ているにも関わらず、いつも通りに自分たちで学習を進める3・4年生の様子に、大変興味をもって見学していました。「ともに学ぶ」姿を学ぶ取組は、今後も続けていきたいと思います。
  

12月9日(木) あしたは はれる

朝から各教室を回っていると、1年生が朝の会をしていました。今月の歌の「あしたは はれる」が聞こえてきたので、ちょっと様子をのぞいてみました。マスクをし、友達との距離をとりながら、それでも元気に歌っていました。大きく拡大した歌詞を黒板に貼ってありましたが、改めて歌詞を読みながら、心が温かくなる内容だと感じました。
この「あしたは はれる」は、坂田修さんの作詞・作曲で「おかあさんといっしょ」で流れていた曲です。「すきだから きみがすきだから ともだちさ いつも いつまでも」というフレーズが、何とも心地よく、いつまでも耳に残るすてきな楽曲です。
12月6日から人権旬間に入っており、学年に応じた人権学習や全校児童で作る「ありがとうの木」の取組も行っています。次週は、人権集会も予定しています。子どもたちが一人一人がもっている優しい気持ちが学校中に広がる、そんな旬間にしていきたいと思います。

12月8日(水) ルールを守りながら

熊本県が熊本地震からの創造的復興向け取り組んでいる漫画家 尾田栄一郎氏が描く人気漫画「ONE PIECE」と連携した「ONE PIECE熊本復興プロジェクト」の一環として、熊本県教育委員会から、県内45市町村教育委員会にONE PIECE単行本100巻セットの寄贈があり、期間を設けて町内の小中学校に貸し出されています。最初に本校に貸し出していただき、子どもたちは、決められたルールを守りながら、楽しく読んでいるところです。
家庭に持ち帰ることは出来ませんし、すべての子どもたちが全巻を読み終えることは難しいですが、この機会を大切にし、学校でも創意工夫を重ねながら取り組んで行きたいと思います。
  

12月7日(火) 感謝の気持ちを込めて

毎月2日間、教育関連施設環境整備作業として苓北町シルバー人材センターの方にお世話になっています。大変暑い夏場も、本日のように冷たい風が吹く寒い日も、校内の樹木の剪定や運動場の草刈りなどを行っていただきました。
本日が本年度最後の作業の日でしたので、お世話になった方々へ感謝の気持ちを込めて、全校児童から「ありがとうメッセージ」を贈りました。児童代表として、企画委員会の児童が感謝の気持ちを伝えた後に渡しましたが、大変喜んでいただきました。
「校長先生、来年の最初の作業は、旧校門をきれいにしようかね。」と言って帰って行かれました。次年度も、本校の美しい学校づくりに力を貸していただければ有り難いです。
   

12月6日(月) 3年生の社会科で・・・・

校長室で仕事をしていると、「校長室の消防設備を調べに来ました。入ってもいいですか。」と、3年生が声をかけてきました。社会科の学習で、「学校の消防せつびを調べよう」という学習を行っているようです。「どうぞ。さて、見つけられるかな?」と尋ねると、子どもたちはすぐに「熱感知器があった。」と記録していました。「あと2つあるよ。分かるかな。」と問い返すと、必死に探しています。「あった!ここに消化器がある。」「あと1つは、何だろう?」と考えていました。そのうちに、「校長先生、これは何ですか。」と排煙装置に気が付いたようです。「これはね、こうやって使うんだよ。」と実演すると、「煙は上の方にたまるから、ここに窓みたいなものがあるんだ。」とつぶやいていました。
空気が乾燥して、火事が起きやすい季節になりました。この学習を通して、地域や自分自身の安全を守るために自分たちにできることをしっかりと考えてほしいと思います。
  

11月29日~12月3日

12月3日(金) 「校長先生、虹を見ましたか?」

今朝、坂瀬川小からきれいな虹が見えました。思わず写真に撮ったのですが、学校を包み込んでいるようにも思え、大変感動しました。近所の方も虹を見て話をされる様子がありましたし、近隣の保育所の先生も、登園する子どもに教えておられました。
登校してきた子どもから、「校長先生、虹を見ましたか?」と尋ねられました。私も子どもたちに、「虹を見ましたか?」と尋ねましたが、ほとんどの子が「見ました。きれいでした。」や「バッチリ見えました。」と返してくれました。中には、「虹の向こうに、もう一個虹が見えました。」という子もいて、しばらく正門の当たりがとても賑やかでした。

12月2日(木) 図書室がクリスマス仕様に!

毎週木曜日に町の司書の先生が来校され、本の入れ替えや季節に応じた本の紹介、図書室の模様替え等を行っていただいています。本校の子どもたちが様々な図書に興味をもち、すぐに手にとって読めるよう工夫されています。図書室に足を運ぶと、小学生向けにどのような本があるのかが分かり、私が勉強になります。
本日は、図書室がクリスマス飾りで様変わりしていました。折り紙や色画用紙などを使い、ポインセチアや雪の結晶などを作られ、飾られていました。また、季節に応じた本もたくさん紹介してありました。
今週末は、「親子読書の日」です。家族みんなで本を読む時間を作り、本の世界を楽しむ休日にしていただければ幸いです。
  

12月1日(水) 坂瀬川の子どもたちの力はすごい!

朝から風が強く、とても寒い一日でした。朝から子どもたちと落ち葉はきをしていると、集めた落ち葉が風で飛ばされてしまい、思うように集めることが出来ませんでした。1年生の児童が、「校長先生、あそこに葉っぱを集めたよ。」と教えに来てくれました。「分かりました。校長先生が捨てておきますね。」と約束していましたが、午前中は何かと所用が重なり、手を付けることが出来ませんでした。午後からその場所に行くと、落ち葉はきれいに片付けられていました。昼休みも落ち葉集めをして、子どもたちがきれいにしてくれたようです。坂瀬川の子どもたちは、本当にすごいです。
最近、本校の子どもたちは、落ち葉集めに一生懸命です。昨日も1年生の児童が、「遊ぶのよりも、掃除する方が楽しい。」と話していました。昼休みも、松葉かきやほうきを持って、楽しそうに落ち葉集めをしています。このような光景を見ていると、心がとても温かくなってきます。
  

11月30日(火) 体育の授業でもタブレットPCを活用して

4時間目に、体育館で行われていた3・4年生の体育を見に行きました。高跳びの授業が行われており、3つの場から自分に合った高さを選び、3歩の短い助走から強く踏み切って高く跳ぶ練習を行っていました。担任が子どもたちに集合をかけると、タブレットPCで手本を示しながら、リズムよく跳ぶポイントを確認していました。その後、子どもたちは、友達の高跳びを動画で撮影し、すぐに修正点を出し合っています。私が担任をしていた当時は、身振り手振りで教えていたものです。しかし、1人1台のタブレットPCを持つようになり、これからの体育の授業も、よりよいものになっていくことと思います。先日は、6年生の「ベースボール型」ゲームの練習で、友達のバッティングフォームを見合う学習も見せてもらい、子どもたちの動きがみるみる変わっていく様子を感じました。このような体育の授業を見ていると、20年前にこのようなICT機器があればと羨ましく思う、そんなこの頃です。
  

11月29日(月) 準備が整いました

来年の春に向けて、学級園に植える花苗の準備が整いました。種から芽を出させ、ポットに仮植して育ててきました。今年はパンジー、リビングストーンデイジー、キンギョソウの苗が出来ました。チューリップの球根と合わせてレイアウトしていきます。各学級の学級園やプランターなどに植えることになりますが、色とりどりの花が学校を彩ってくれる日が待ち遠しいです。

11月22日~11月26日

11月25日(木) 子どもたちとともに

例年この時期が来ると、毎朝大量の落ち葉との戦いが起こります。本校の校地には、たくさんの樹木があり、夏場は子どもたちの憩いの場となっています。この時期は、それらの木々の葉が一斉に落ち、冬支度をします。毎日リアカーで5~6回集め、草捨て場に運んでいますが、次の日も前日と同じように葉が落ちています。
昨年も、朝から子どもたちと一緒に集めていましたが、今年は特に、1・2年生が意欲的に頑張ってくれています。「校長先生と一緒に葉っぱを集めよう!」と言いながら、何人もの子が集まってくれます。
本日は、持久走大会を行ったのですが、朝のボランティアの時間だけで、大量の落ち葉を集めてくれ、みんなが走りやすい運動場になりました。自分の背丈よりも長い竹ぼうきや松葉かきを抱えてきますが、上手に扱って集めている子もいます。
このように、自分たちから学校の環境にかかわりをもつことで、さらに学校を愛する心が育まれ、スクールプライドが醸成されていくことと思います。かわいいボランティア隊、毎朝ありがとう!!
  

11月24日(水) 音読に力を入れています

本校では、全学年で子どもたちが様々な文章を読み取る際の基礎となる音読に力を入れて取り組んでいます。声を出して、正しく文章を読むことが、より確かな内容の理解につながってくると考えますし、その後の黙読にも生かされてくると思います。国語の時間は、すべての学年で、その日に学習する部分を声に出して読んでいます。家庭学習でも、子どもたちの音読を保護者の方に聞いていただいていますが、学校と家庭が連携して、子どもたちの読む力を高めていきたいと思います。
  

11月22日(月) 実物を見せてあげたい

各教室を回って授業を見ていると、4年生が社会科で通潤橋について調べたことをパンフレット形式にまとめていました。通潤橋は、上益城郡山都町にある国指定重要文化財ですが、苓北町からでは、車で3時間近くかかります。実際に見学することはなかなか難しいので、教材「私たちの熊本」やインターネットなどの情報を頼りにまとめていました。
私のふるさとは山都町(旧清和村)で、子供の頃は、通潤橋を間近に見る機会が多くありました。小学生の時に見た通潤橋からの放水の感動は、今でもはっきりと覚えています。黙々と調べ学習に取り組む子どもたちを見ていると、「実物を見せてあげたいなあ。」と思いますし、機会を見て、写真や動画を撮って見せてあげたいと思いました。

11月15日~11月19日

11月19日(金) 「校長先生、あのね・・・・」

昨日は所用で子どもたちに会うことができなかったのですが、いつものように朝から正門近くを掃除していると、「校長先生、見てください。」「校長先生、昨日ね・・・・。」と、昨日の出来事をたくさん教えに来てくれました。3、4年生は、昨日は認知症サポーター養成講座を受けており、その時にいただいたオレンジリングを見せてくれました。朝から子どもたちに元気をもらいました。
そうしているうちに、1年生が「校長先生、ほうきはどこにあるの?」と尋ねてきましたので、「高学年の靴箱のまえにあるよ。」と教えると、そこから松葉かきを持ってきて、落ち葉はきを手伝ってくれました。そのボランティアの輪が広がり、たくさんの子どもたちが手伝ってくれました。坂瀬川の子どもたちの優しさに、さらに元気をもらった朝でした。
11月17日(水) やっと花が咲きました

理科園の一角に、今年「皇帝ひまわり」を植えてみました。ずいぶん前に植えたものですが、葉や茎がどんどん大きくなるのに、いっこうに花を咲かせる様子が見られませんでした。子どもたちも本校の先生方も、「校長先生、これは花が咲くんですか?」と尋ねられていましたが、何とも答えようがありませんでした。そんな中でも、草取りを頑張ってくれていました。
しかし、季節外れではありますが、やっと大輪を咲かせています。
 

11月16日(火) 「校長先生、見てください!」

本日、地域の方の協力のもと、1・2年生が苗を植え、草取りや水掛をしながら世話をしていたサツマイモの収穫をしました。本当は先週予定していたのですが、雨のため延期していました。1・2年生の子どもたちも大変楽しみにしており、芋掘りをする前から興奮していました。
今年は豊作だったようで、掘り始めると、大きなサツマイモが次々と出てきます。「校長先生、見てください。こんなに大きな芋がありました。」「この大きな芋は、私が掘りました。」「校長先生、芋がつながっています。」等々と、一人一人が満面の笑顔で見せに来てくれます。
子どもたちの収穫を喜び合う姿を見て、見ている私もうれしくなりました。それぞれが掘ったサツマイモは、家庭に持ち帰って美味しい料理となり、子どもたちのお腹を満たしてくれることでしょう。
  

11月15日(月) 地域の皆さま ありがとうございます

本校正門横の道路に面している側に生け垣がありますが、その根元に学校周辺にお住まいの方々が、季節に応じて花を植えてくださっています。春になるときれいな花を咲かせ、正門周辺を彩ってくれます。この週末に、来年の春に向けて、新しい花苗を植えてくださいました。本当に有り難いことだと思っています。これから冬を迎えるのですが、来年の春の訪れが楽しみになりました。
  

11月8日~11月12日

11月11日(木) 平和への願いを込めた千羽鶴

明日から6年生は、町内の都呂々小学校の6年生とともに修学旅行に出かけます。修学旅行に向けて、これまで事前学習を進めてきました。6年生の教室には、一人一人が修学旅行で学びたいことを掲示してあります。「戦争のことをしっかり学んで、自分たちにできることを考えたい。」「平和について考えていきたい。」といった記述が多数見られ、有意義な学習になることと思います。
また、12人で力を合わせて千羽鶴を作りました。平和への願いを込めて、この千羽鶴を送ることになっています。
小学校生活のよき思い出の1ページとなるよう、子どもたちの学びをしっかりサポートしていきたいと思います。

11月10日(水) 保小連携の取組として

保育所と小学校とが連携した取組として、子どもたちが作った作品を交流しています。近隣の坂瀬川保育園から、園児が作った作品や様々な活動写真等にコメントを書かれたものが届き、1・2年生教室前に掲示しています。それらを懐かしそうに眺める本校の子どもたちが見られます。本校からも、子どもたちが作成した絵画などを園内に展示していただく予定です。
幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続に当たっては、お互いの教育・保育を理解し合い、子供の育ちや学びをつないでいくことが大切だと考えます。その意味からも、大変重要な取組ですし、今後もさらに連携を図っていきたいと思います。
  

 11月9日(火) 児童会の呼びかけから考える

本校の保健室前に、児童会の保健給食委員会が目の健康について呼びかけている掲示があります。昼休みに委員会の児童が保健室に集まり、アンケートの集計をしたり、結果を表にしたりしながら作成していました。アンケートの内容は、「テレビを見る時間」「ゲームをする時間」「正しい姿勢で勉強しているか」「正しい鉛筆の持ち方をしているか」で、どれも目の健康と強くつながるものです。特に、テレビやゲームの視聴時間については、学校と家庭が連携して改善策を考えていく必要性を感じます。また、昨日の就学時健康診断の際も話をしましたが、鉛筆の持ち方については、子どもたちに意識化を図ってきているところです。一度癖が付いてしまうと、なかなか改善できません。
児童会の呼びかけから、今後力を入れていかなければならないことを教えられます。
  

11月8日(月) 「親の学び」プログラム

本日、次年度に本校入学予定の子どもたちの就学時健康診断を行いました。子どもたちが様々な検査をしている間、保護者の方を対象に「親の学ぶ」プログラムを本校教頭が行いました。今年の夏休み期間中に、教頭が講習会に参加していました。そこで学んだことを生かし、天草教育事務所の支援をいただきながら、実施しました。
アイスブレイクで自己紹介をしてもらった後、早寝・早起き・朝ご飯の大切さについて、保護者の方と一緒に考えていきました。また、「すごろくトーク」では、さいころの出た目で止まったところに書かれている話題について意見を交わし、大変盛り上がりました。すべてのスケジュールを終えた時は、参加された保護者の方から拍手が起こりました。家庭と学校が手を携えて、子どもたちの成長を見守っていきたいと考えています。