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タブレットを使う意味

 GIGAスクール構想により「一人一台タブレット」が日常となりましたが、その実践には悩みもつきものです。普段の授業の中でどう使うか、家庭学習ではどう使えるかなど、まだ見えないところもあり試行錯誤しているところです。このGIGAスクールのページでも学校内の小さな実践をまとめ、掲載しながら活用方法を探っています。

 今日は5年生の算数で、割合の問題を解くのに「タブレットを操作して関係図を完成させ、問題の解き方を考える」という時間を取りました。あらかじめ用意しておいた図の中に、子供たちはいくつかの比べる項目(値)のカードをここと思う場所に置いたり、また別の場所に置き直したりと、自由に動かしながら考えました。ノートに書いてしまうより、タブレットの上では自由に動かし、やり直しもできるので、試行錯誤の自由度が上がります。そしてその様子を大型テレビで共有して、互いの考えを見ながらまた考え直す。あるいは、前の時間の問題と比べてみる。限られた時間の中で、互いの考えを即座に見られることもまた、タブレットやその他のICT機器を使うよさでもあります。

 今家庭学習でも、高学年を中心にタブレットの活用を図っていますが、まだまだうまくいかなかったり、タブレットの方がややこしかったり、することもあります。ですから「今まで通りのやり方がいいんじゃないか」と考えてしまうこともあるのですが、「今はチャレンジしてやってみる時期」でもあります。そしてやってみながら「使い方」を確かめている時でもあります(子供たちも使ってみることで随分慣れてきました)。今までの家庭学習とタブレットを使った学習を組み合わせながら、子供たちと経験を積んで、またよりよい方法を見つけていきたいと思います。まだ今は保護者の皆様から見て「これでいいのかな?」と思うこともあるかもしれませんが、ぜひその辺りを理解して頂いて見守って頂けたらと思います。

 HP担当(私)はGIGAスクールの担当も兼ねていますが、本校の先生方も日々実践を色々工夫されています。中には失敗もありますが、その失敗も力にしながら継続していることで、GIGAスクールのスタートの4月からずいぶん取組も進んできているのは確実です。そして、これまでの取組をもとに、また職員で共通理解しながら、少し新しいことにも取り組めないかと準備中です。ぜひ知っておいていただけたら嬉しいです!

 タブレットのようなICT機器を使う取組、加えてGIGAスクールの中心でもある「クラウド」を活用する取組は、今後すべての諸活動(学校だけでなく生活全般)に関わるものになるのは確実です。そんな時代に踏み込んでいく中で、みんなでちょっとでも少し先を歩いていけたらいいな~と、担当としては思っている次第です。

(長文失礼しました(^^;))