学校生活

2021年12月の記事一覧

5・6年生研究授業(道徳)

 12月15日(水)、5・6年生の道徳で研究授業を行いました。その後の授業研究会では、熊本県立教育センターから指導主事をお招きし、研究を深めました。今回の授業は「節度、節制」の内容で、「自分の生活を見直し、自分だけでなく周囲の人々の安全にも気をつけようとする判断力を育てる」ことをねらいに授業が進められました。子どもたちは自分たちの生活を見つめ、とても意欲的に学習に取り組むことができました。

 

 

 学習課題「安全に過ごすために気をつけることは何だろう」を確認した後、教材を読み、「ヒヤリ・ハット」(日常の生活のなかで、大きな事故にはつながらなかったけれども、そうなっていてもおかしくなかった、そんな一歩手前の経験)について考えました。その際、一枚の絵がタブレットに表示され、「ヒヤリ・ハット」を探して◯をつけたり、書き込みをしたりしました。次に、自分たちの生活のなかに隠れている「ヒヤリ・ハット」を考え、全員で共有しました。そのうえで、学習課題を考えていく授業でした。「一歩まちがうと、大変なことになる」という視点から、子どもたちそれぞれが体験を話し、気をつけることを考えることができました。「振り返り」の場面では、「日常生活には『ヒヤリ・ハット』が潜んでいるので、意識を高めたい」 と振り返っていました。本年度2回目の研究授業への準備をしていただいた担任の先生、5・6年生の皆さん、本当にありがとうございました。指導主事からは「温かい学級ですね」との感想をいただきました。よりよい授業となるために、ご指導いただいたことをもとにして、今後も「考え、議論する道徳」を目指して研究を継続していきたいと思います。

対面による「花の交流会」

 小国支援学校との「花の交流会」2回目が12月7日(火)に行われました。感染防止のため、昨年から「Zoom」を使って交流会を継続してきました。新型コロナウイルス感染症の状況が現在落ち着いていることから、対面による交流会が実現しました。バスで小国支援学校まで移動し、小国支援学校の友だち6名と交流しました。それでも感染防止の観点から1箇所に集まることはさけ、体育館とプレイルームの2箇所に分かれて自己紹介と「ボッチャ」を行いました。やっと会うことができました。今回は花そのものの交流はできませんでしたが、対面して言葉を交わす子どもたちにとって、有意義な時間となったようです。このつながりを大事にしてほしいと思います。

 

やっとできました、PTAレクレーション

 12月3日(金)午前中の持久走大会の後、午後からはPTAレクレーション、PTA全体会、学級懇談会が行われました。昨年は中止となったPTAレクレーション。何とか実施したいと考えておられた運営委員のPTA皆様の臨機応変な対応により、今年は実施することができました。保護者と児童、職員全員で楽しんだのは「ボッチャ(ジャックボールと呼ばれる白いボールを投げたあと、対戦する両者がそれぞれ赤と青の6球を投げ合い、自球をよりジャックに近づけたチームが勝者となる)」です。オリンピック・パラリンピック・イヤーということもあり、校内で何度も取り組んだ競技です。以前に掲載した関連記事も併せてご覧ください。経験を積んだ子どもたちはボールを的確にあてたり、戦略を考えたりするなど、とても上手でした。

 令和3年度校長室だより「Ginkgo flower いちょうの花」第17号

 ボッチャに挑戦!

 南小国町特別支援学級交流会

 

 企画と運営に携わっていただきましたPTA運営委員の皆様、本当にありがとうございました。短い時間でしたが、楽しいひとときを過ごすことができました。

記録を更新、持久走大会

 12月3日(金)、持久走大会を行いました。たくさんのご声援、ありがとうございました。ご家族や地域の皆様の応援が、大きな励みになったようです。子どもたちは全員、走り通すことができました。これまでのベストタイムを更新し、自分の力を出し切って平均2分8秒縮めました。練習の回数は少なかったものの、自分なりの目標に向けて努力してきた子どもたち。このがんばりは、きっと自信につながっていくものと思います。

 

 

 子どもたちの「振り返り」です。

【6年】
◯本気を出せたと思います。今までで一番よかったタイムより、2分くらい速くなっていたからです。
◯今までで「一番がんばったなあ」と思った持久走大会でした。練習のとき、少しだけ歩いてしまったけど、本番は一度も歩かず、1分くらい速く走れたからです。

【5年】
◯みんなでグラウンドに集まったときには、緊張して体が動きませんでした。橋の近くまではあまり苦しくなかったけれど、川の近くまで来たときは苦しくて足が痛かったです。近くにお父さんがいて、「がんばれ」と応援してもらって元気が出ました。次もがんばりたいです。
◯練習のときには、本番に向けて少しでもタイムが縮まるように一生懸命走りました。特にがんばったことは、最後の運動場をあきらめないで走ったことです。最後まであきらめずに走れたので、よかったです。

【4年】
◯一番きつかったことは、2周目ぐらいにお腹が痛くなったことです。教頭先生に言ったら、「お腹を動かさないで、力を入れてごらん」と言ってくださいました。すると楽になって、ゴールできました。記録を出せたので、すごくうれしかったです。
◯目標は「前をしっかり見る」でした。達成できたと思います。練習では順位を気にして、ときどき後ろを見るときがありました。本番では順位を気にせず、前を見ることしか考えませんでした。だから、できたと思います。ベストタイムを更新できたので、うれしかったです。

【3年】
◯最初は「大丈夫かな」「緊張する」と胸がドキドキしていました。走り始めは、前を走っている人を追い越すようにしました。家族やいろいろな人たちが応援してくれて、一生懸命に走りぬきました。
◯「最初から自分のペースでいけたこと」と「1回も止まらずに走れたこと」が、とてもうれしかったです。家族が全員きてくれたことも、うれしかったです。来年は今年の結果を変えられるように、がんばりたいです。

【2年】
◯前にいた人には追いつけなかったけど、最後まであきらめないでがんばることができて、うれしかったです。
◯ちょっと走っただけで、お腹が痛くなって苦しかったです。ゴールに着いたらタイムが伸びていて、よかったです。

【1年】
◯本番でみんなが応援してくれて、とてもうれしかったです。
◯靴がぬげて困ったけど、お母さんたちが応援してくれたから、よく走れました。

1年生:劇「まけないで!げんきをだしていこう」(「ぎんなん祭」の発表)

 発表の様子を紹介します。次は1年生です。教室で起こるトラブルを解決するために、劇をとおして学んでいくことができました。今回はノンフィクションではありませんが、みんなでトラブルを乗り越える力を身につける機会となりました。1年生は「話し合うこと」や「語り合うこと」、「あやまること」の大切さを感じていました。確実な成長が見られます。

 劇「まけないで!げんきをだしていこう」の上演

 

 主人公:「体育のとき、縄跳びがうまく跳べなくて困っていたら、『急いでやって』って言われて嫌でした」

 友達A:「誰でも、苦手なことあるよね。それなのに、みんなで責めたみたいで、ごめんね」

 友達B:「私も自分のことしか考えてなかった。ごめんね」

 友達C:「私だって、あのときは◯◯さん(友達B)と同じ気持ちだった。ごめんね」

 友達B:「それと、私、◯◯さん(主人公)が縄跳びの練習を一人でしていたのを見たんだ。本当はあのとき、ひどいことを言ったって思ったんだ。」

 友達A:「そんな思いをしていたことに気づかなくて、ごめんね」

 友達C:「みんなで責めちゃったから、言えなかったんだね」

 主人公:「みんな、分かってくれて、ありがとう。いつも、みんなで言っているように、あきらめないでがんばって練習したよ」

 「きよしこの夜」ハンドベル演奏

 夢の発表

 

 最後に、子どもたちの「振り返り」を掲載します。

【1年】
本番は緊張しました。でも、「ぎんなん祭」を成功させたいので、がんばりました。「大きな声ではっきりと言えたね」と言われて、うれしかったです。
劇がすごく楽しくて、もう一回したいです。次にするときが、すごく楽しみです。これからも、がんばりたいです。