本校に定期的に来ていただいている菊池教育事務所のスクールカウンセラーである渋谷先生。カウンセリングでお世話になっているのはもちろんですが、時々、心の健康や対人関係に関するスキル等についても、全体指導をしていただいています。9月1日(金)、4年生へのお話の時間にお邪魔してみました。テーマは、ストレスへの対処について。まず、子供たちから、どんなときにイライラするかどんどん出してもらいました。「自分の話を聞いてもらえないとき」「怒られたとき」「きょうだいげんかのとき」「決めつけていろいろ言われるとき」「お兄ちゃんでしょ、お姉ちゃんでしょと言われるとき」など、他にも、実にたくさん出ました。先生から、イライラが積もって爆発させないためにどうするか、という質問も出たのですが、こちらもたくさん出ました。先生は、ホワイトボードにすべて記入された後、内容を4つにまとめられました。「①好きなことをして心を落ち着かせる」「②話をして心を落ち着かせる」「③寝る(あるアンケートによると小学生はこれが一番多いそうです)、しっかり食べる、違うことを考える」「④体を動かして発散する」確かにそうですね・・・。そして、先生が最後におっしゃったのが、「周りの大人は実はとても心配している。困った時、イライラするとき、悩んだときは一人で悩まないこと。誰でもいいから、人に話して聞いてもらおう、そして助け合おう」と締めくくられました。生きている以上、ストレスとは上手につきあっていかなければなりませんが、たいへん納得する内容でした。子供たちとも話題にされてくださいね!
8月3日(木)の暑い日でしたが、早朝から「世代間交流事業」で、本校運動場にて、グランドゴルフにチャレンジしました。参加児童は少なかったのですが、子供たちは、地域の大先輩の指導を受けながら、ゲームを楽しみました!参加してくださった地域の方々は子どもに負けない(いや、それ以上?)パワーをお持ちで、私も刺激や元気をいただきました!南部町民センターの冨永センター長のお世話により、南校区青少年健全育成協議会、南校区老人会、区長様、南小学校運営協議会その他の皆様が参加されたのですが、子供たちや学校への温かいまなざしやお声かけに感激しました。(また、グランドゴルフの面白さにも触れることができました)今後とも、南小へのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。お世話になりました。
14日(金)の午後、活動をするには丁度良い曇り具合になりました。この日、南部町民センターは、いつもと違う雰囲気に包まれました。世界中にその名が知れ渡る、ニュージーランドのラグビーチーム「オールブラックスフィフティーン」の選手の皆さんと交流する機会が持てたのです!選手の皆さんはとても気さくで、笑顔で子供たちといろいろな活動をしてくださいました。子供たちは大はしゃぎで、限られた時間でしたが、輝く時間を過ごしていました。その日は新聞社やテレビ局も複数取材に来ていました。質問タイムでは、「どうすれば大きくなれますか」の質問に、「野菜をたくさん食べなさい、宿題をしっかりしなさい、早く寝なさい。そうすれば、強く賢くなれるよ!」との名アドバイスが・・・。子供たちはこの時間で、すっかりチームのファンになったと思います。テレビで「オールブラックスフィフティーン」の活躍を、興味を持って見る子供たちが増えることでしょう。
第2回の「サウスくんデイ!」を7月13日(木)に実施しました。これは、学年を越えた縦割り班で、給食や全員遊びなどを行う活動で、本校のような、少人数の学校ならではの活動とも言えます。児童間の親睦を深め、コミュニケーション能力の向上を図るとともに、高学年の主体的な行動力を高めることを目的としています。今回は、14日(金)にニュージーランドからラグビーチーム「オールブラックスフィフティーン」をお迎えする準備を、全員の活動として行いました。この時間、みんなで一緒に行ったのは、お迎えのための旗づくり。(その他にも、特産品の交換や町紹介、あいさつやお礼の言葉、質問タイムの準備などを手分けして行いました。事前に動画を見てニュージーランドやチームについて学習し、フットボール体験なども行いました)一人一本ずつ作成しましたが、皆、タブレットの国旗の絵などを見ながら、黙々と取り組んでいました。一本一本に込めた思いを、きっと皆さんが受け止めてくださると思います。本番が益々楽しみになりました!
7月11日(火)は、毎年行っている「平和学習」の日でした。今回講師として、工藤武子さん(熊本県被爆者団体協議会理事)、青木栄さん(熊本被爆二世・三世の会会長)、嶌村理彩さん(第26代高校生平和大使)の3人の方々に講師として来ていただくことができました。熊本日日新聞の7月4日朝刊に、工藤さんたちの活動が大きく紹介されていたので、御存知の方もいらっしゃるかもしれません。工藤さんには、すべての学年を対象に、紙芝居「長崎原爆被害のおはなし~いま、私が伝えたいこと~」を、嶌村さんには、平和大使としての活動についてお話ししていただきました。また、青木さんには、6年生に対して、「被爆2世として生きる」と題して講話をしていただきました。子供たちは、たくさん集まったテレビ局や新聞社の方々に圧倒されている様子もありましたが、本当にいろいろなことを学びました。(ここでは到底書き尽くせませんので、ぜひ子供さんにお話を聞かれてください)青木さんの、「戦争を“他人事”ではなく“自分事”として考えてほしい」という言葉がとても強く心に残りました。
29日(木)はオープンスクールを実施しましたが、同日3・4時間目に、第1回校内人権集会(みなみっ子集会)を行いました。今年の南小の人権スローガンは、「一人一人が、相手の気持ちを考えて行動し、差別やいじめのない学校にしよう」です。このことを受け、各学級の人権スローガンや、各学級で考えたことを発表していきました。日々、少ない人数で過ごしている子供たちですが、伝えたいことがあっても伝えきれていないこともあるかもしれません。現在、帰りの会や綴ることなどを通して、言葉で伝えることを学んでいます。このことは、おかしいと思うことを互いに出し合える集団づくり、「反差別」の集団づくりを自分たちで進めていくことにつながります。今回も、発表のあとに、聞いていた子供たちからたくさんの「お返し」がありました。参観していただいた学校運営協議会の委員さんからは、「以前よりも、しっかり発表ができるようになっている」との感想をいただきました。これから、スローガンに掲げた目標を意識しながら過ごしてくれると思います。
23日(金)の児童集会では、保健委員会から、歯の健康について意識を高めるための発表がありました。歯に関するクイズや寸劇(寝る前に甘い飲み物を飲もうとしてとがめられる場面を熱演)を取り入れて、1年生から6年生まで全員が理解できるように説明をしてくれました。ペットボトル1本に含まれる砂糖の量を実際に見て、子供たちから驚きの声が上がっていました。また、頑張って歯みがきをした子供たちには、委員会から素敵な賞状が贈られました。最後に、いつものように感想交流をしましたが、「学校から帰ったら甘いものをたくさん食べているのであまり食べないようにしたい」「夜の歯みがきを忘れることがあるので気を付けたい」など、今回も多くの子供たちが挙手して感想を言ってくれました。今回思ったのは、子供たちの感想が具体的になってきたということ。これも、子供たちに力が付いてきたことの一つと思い、とても嬉しかったです。
昨年度も文化庁による学校巡回公演事業を実施しましたが、今年も応募したところ、「劇団たんぽぽ」さんによる公演が20日(火)に実現しました。演目は「おはなしレストラン」。3時間目に児童が参加するワークショップを行い、5・6時間目に劇を鑑賞しました。内容は、「ある時、ふと、あらわれる、不思議なレストラン。このレストランでお出しするのは、食べ物のお料理ではありません。お客様にぴったりのお話をご用意する、その名も『おはなしレストラン』。ある日、使い込まれたランドセルを背負った男の子がやってきました・・・」というもの。私は残念ながら出張でその日の公演を実際に見ることはできませんでした。教頭先生や他の先生方から子供たちの様子をお聞きすると、劇の一部になるかけ声をワークショップで練習し、本番も大きな声を出しながら楽しんでいたようです。また、主人公が、「ブレーメンの音楽隊」の動物の仲間たちと前向きな気持ちを取り戻していくという、勇気をもらえる内容だったとか。毎年公演をお願いしている理由はいくつかありますが、本校は、少人数のため、機会を捉えてできるだけ多くの「ひと・こと・もの」に子供たちを出会わせたいという願いがあります。そして、演劇を見て、自分を開放したり表現したりすることのよさを味わってほしいと心から思っています。さて、それぞれの心にどんな景色が今回刻まれたでしょうか。どんなお話だったか子供さんに聞いてみてください。
残念ながら、不測の事態はいつ起きるか分かりません。そのため、火災、地震など様々な場面を想定して定期的に避難訓練を実施していますが、今回は不審者侵入を想定して行いました。毎年アドバイスをいただくのは、大津警察署スクールサポーターの國武様です。避難のマニュアルを基に訓練を実施していますが、私たち教職員に対して、「『迅速の4原則』 いち早く不審者を発見すること いち早く不審者に声をかけること いち早く知らせること いち早く対応すること」という原則を再度強調されました。また、常に危機感を持ってもらいたいとの旨、詳細な例を挙げながらお話していただきました。子供たちは、訓練ではありますが、落ち着いた様子で、静かに職員の指示を聞き、素早く避難行動ができていました。(もちろん、笑ったりふざけたりする子どもはいませんでした)不審者を発見したら、素早く連携行動を取ること、不審者を子どもに近づけないためにあらゆる方策をとること(話しかけて退去を促し、時間を稼ぐこともその一つ)なども再度確認できました。
6月8日(木)は、本年度第1回目の「サウスくんデイ!」でした。今回は、縦割り班で、給食をいただき、昼休みに一緒に遊びました。今回も6年生が大活躍してくれました。それぞれの班のリーダーの6年生は、活動の内容を考えたり、下学年の子供たちの様子を見ながら、活動を円滑に進めたりする必要があったのですが、運動会で培われたリーダーシップを存分に発揮してくれました。4月以降、人前に立って指示をする場面が増えましたが、回を追うごとに、その姿勢、動きに磨きがかかってきています。下の学年の子供たちにとっては、「自分たちも6年生になったらこんなふうに動かなくては」というお手本ができつつあります。先生たちも黙って様子を見ていますが、その場に応じた適切な指示、低学年の子供たちに寄り添ったサポート(遊ばせるのがとても上手な6年生もいるのです!)など、まとめ役としての力を発揮しました。これからも定期的に実施する「サウスくんデイ!」ですが、今後更にバージョンアップしていく予感がします。
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