益城町立 広安西小学校
学校生活
芋ほり(2年生)
2年生の生活科で芋の栽培を行ってきました。地域の稲田さんのご指導の下、6月の苗植えからお世話をし、11月16日(月)に収穫しました。
土をかき分けて掘っていくと、「あった!」「大きい!」「一人じゃできない。手伝ってー!」「やったー、とれた!」あちらこちらから歓声が上がりました。大きなお芋がたくさん収穫でき、大満足の子どもたちでした。
稲田さん、地域のボランティアの方々、お手伝いいただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
「自然を感じた集団活動」
10月23日(金)5年生は、「あしきた青少年の家」に集団活動に行ってきました。天気も良く、予定していた活動をすべて行うことができました。フォトウォークラリーでは、海辺や山の中を歩いて自然の豊かさや気持ちよさに感動しました。また、ペーロン船では、「い~ち、に、さん、し」の掛け声に合わせながら、班の人と協力して櫂をこぎました。ゆらゆらと揺れる船に乗ることに不安を感じながらも、こげばこぐほどどんどん進んでいく船のスピードに楽しさを感じました。多くの活動は、子どもたちにとって貴重な体験になったと思います。帰りのバスの中では、多くの子どもたちが眠っていました。集団活動を全力で楽しんだのでしょうね。
芋畑の草取り(2年生)
2年生の生活科で、6月にサツマイモの苗を植えた畑に、お世話に行きました。1週目は1組、2週目は2組、3週目は3組というように、クラスごとに畑に行き、草取りとツル返しを行いました。各クラス、大きなゴミ袋に7,8袋ほどのたくさんの草を取ることができました。
子どもたちは、11月の収穫がさらに楽しみになった様子でした。
児童館とのオンライン交流(2年生)
9月29日(火)、2年生の生活科で公共施設に関する学習を行いました。益城町児童館を取り上げ、学習を行いましたが、新型コロナ感染症の影響で直接児童館を訪れることが難しい状況のため、リモートで児童館と学校をつないでの授業となりました。
画面越しに児童館の先生方にインタビューをし、たくさんのことを教えていただきました。公共施設のマナーや公共施設を支えてくださっている方がいることに気付くことができました。また、児童館のいいところをたくさん発見できました。
令和2年度1学期終業式
8月5日(水)、1学期の終業が行われました。新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、今回の終業式はリモート形式で実施しました。リモート形式ではありましたが、校長先生のあいさつに元気に返事をする姿や、話を真剣に聞く姿はこれまでの集会と同じでした。
例年よりも短い夏休みとなりますが、きまりを守って健康で安全な生活を送ってほしいと思います。
2年生 町探検
7月1日(水)、2年生は生活科の授業で町探検を行いました。
校区内を3つの班に分かれて探検することで、子どもたちは「自分達の住む町にこんなものがあったのか」と様々な新しい発見をしていました。その後、国語の授業と関連させながら、見てきたものをクラスのみんなと伝え合う学習へつなげていきました。
また、今回町探検を実施するにあたり、たくさんの保護者の皆様にご協力をいただきました。おかげさまで、安全に活動することができました。本当にありがとうございました。
2年生 芋の苗植え体験
6月4日(木)、2年生は芋の苗植え体験を行いました。
校区内にお住まいの稲田さんにご協力いただき、たくさんの苗を植えることができました。稲田さんの話を真剣に聞く姿や、普段体験することのできない活動を思い切り楽しむ子どもたちの姿が見られました。これから、収穫までの活動を通して、食の大切さや農家の人々の思いを学んでいきたいと思います。
稲田さんをはじめ、ご協力いただきました地域の皆様、本当にありがとうございました。
学校再開~3密を避けて~
本日(6月1日)、いよいよ学校が再開しました。子どもたちのにぎやかな声が聞こえ、本来の学校の姿が戻ってきたことを職員一同喜んでいます。
しかし、全ての活動が「いつも通りに」という訳にはいきません。1時間目に行われた全校集会は体育館に集合するのではなく、テレビモニターを使ったライブ配信形式で行いました。
また、給食時には食器や食管の入ったコンテナを多目的ホールなどに移動させ、低中高で配膳場所を変えることで、「密」を避けた給食準備を行いました。
今後も様々な場面で、工夫・改善を積み重ねながら、安全・安心な教育活動を行っていきます。
大型ディスプレイ寄贈式
津森小・木山中学校出身の永野隆太郎プロと、2月にスナッグゴルフを一緒にした宮里優作プロから、ジャパンゴルフツアー選手会を代表して木山中に来校され、広安西小学校に大型電子パネル4台を復興支援としていただきました。
読売巨人軍から益城町へラインカー贈呈
12月11日(月)読売巨人軍から、支援品としてラインカーをいただきました。
グッドライフアワードカンファレンス&表彰式
社会人や一般企業による、循環型の快適な社会をつくる取組が表彰される中、広安西小学校環境委員会による水環境保全と美化活動が実行委員会特別賞を受賞しました。
11月には低炭素杯の優良賞も受賞しました。
つながる心 輝く命
つながる心 輝く命
5月7日神戸ポートアイランドで開催されたカミング神戸の音楽祭です。134組のアーティストが無料で出演して、観客による募金やグッズの売上金が約1,300万円あり被災地支援に充てられるそうです。その実行委員長が松原裕さん(1979年生まれ)です。9月23日には広安西小に視察に来校されました。
7月26日福岡で開催された「シーサイドももち花火ファンタジア」の生中継が広安西小体育館で開催されました。広西からの中継の進行役をされたのが石○さんです。聞くところによると、当初予定の人の都合が悪くなり急に担当になられたそうです。
10月17日にカミング神戸の支援により新しい一輪車が20台届きました。体育委員会の皆さんが受け取って一輪車置き場に配置してくれました。
「やればできる」そんな気持ちを持つことができ、遊びながら体力向上にもつながると考えて震災後一輪車を希望してたくさん寄贈していただきました。
昨年の11月には、福岡の国際医療福祉大学の学生さんが、集めたベルマークを一輪車12台に交換して届けてくださいました。
2月には日創建材さんと肥後銀行さんにより、会社の事業費の一部を使って、広安西小学校を指名して一輪車8台を贈っていただきました。
そして、今回のカミング神戸によるプレゼントです。
花火中継で来校された石○さんは、お仕事の他に、ボランティア団体であるカミング神戸の事務担当者でもありました。そこで、熊本地震の被災地への支援をしたいと思っておられた松原さんのことを私(校長)に紹介してくださったのです。テレビ中継の会場となったこと、ピンチヒッターとして石○さんが来校されたこと、中継の中に私の登場場面を設けて頂き石○さんのリードで進められ会話のきっかけができたこと、熊本地震の被災地支援を検討中の松原さんがいらっしゃったことなどが、奇跡的につながった結果なのです。
石○さんは急いで支援の計画をまとめられ、松原さんは体調を気にしながら早々に来校されました。そして急いで支援の決定をしていただきました。
ここにあるカミング神戸の報告書に、松原代表の挨拶が載っていますので紹介します。どんな想いで一輪車が届けられたのか想像しながら聞いてください。
「阪神淡路大震災で助けていただいた恩返し」そして「その復興の街・神戸を届けたい」という想いで2005年より開催し、入場無料にこだわり、今年で13回目を迎えたカミング神戸2017
今年もこのように開催することができましたのも、ひとえにご尽力いただいた皆々様のおかげと心からお礼申し上げます。本当にありがとうございました。阪神淡路大震災から22年、東日本大地震からも6年の時を経て、このイベントの存在意義を日増しに強く思えております。
そして私事ではございますが、昨年の3月に発覚したステージ4の腎臓がん。もしかすると昨年が「最後のカミング神戸かもしれない」そんな思いで当日を迎え、終演後には魂を揺さぶられるほどに感動し、「来年まで生きる」と誓いました。あのときから1年という時間を生きられたことにただただ感謝しております。
さらにこのカミング神戸というイベントが自分の人生に与えた影響の大きさを痛感した1年でもありました。(中略)本当に幾重にも積み重なった奇跡で13年間も開催できたことに改めて驚いております。
今年は過去最高の募金額1300万円が集まり、無料イベントの常識を超えたミュージシャンが集まり、また目の前で”奇跡”を体験してしまいました。災害や病いなど様々な大きな壁も、思いのある人たちが集まれば奇跡が起こるかもしれない。
来年もどんな奇跡を見ることが出来るのか今から楽しみでしょうがありません。
このイベントが誰かにとって意味あるものになっていると強く信じて、どうか今後ともこの奇跡におつきあいいただけますよう深くお願い申し上げます。
COMIN'KOBE実行委員長 松原 裕
このように、支援していただいた品物の中に込められた想いを感じて大切に使ってほしいと願っています。また、届けられた真心を自分の元気に変えて周りの人に元気を与える行動をとってほしいと思っています。
友だちがいやな気持ちになるような言葉を言ったり意地悪をしたりして争い事が起きたという話も校内で時々耳にします。
反対に、30日(月)の昼休みの終わりには、散らかったままの一輪車を1台ずつ片づけてくれていた3年生男子もいました。このようなすばらしい心や行動が広西じゅうに広がっていくといいなあと思います。
<11月2日全校朝会発言メモより>
※ 松原さんは阪神淡路大震災で被災した時は中学生だったそうです。その頃は、ことの重大さや寄せられる支援に対してぼんやりとした認識しか持てなかったということです。
成人後、震災当時の支援への感謝の気持ちや心の温かさを感じるようになり、何か支援活動をしたいと思い立ち、自分の得意分野だった音楽活動を通した活動をと、COMIN'KOBEのイベントに取り組んでこられたそうです。
この活動による募金は、これまで、東日本大震災の復興支援にあてられてきたそうですが、昨年からは東日本だけでなく、半額を熊本地震の復興支援に向けられているそうです。
来校の日は、闘病中のため朝から体調が悪くなったということで2時間近く遅い11時半の到着となりましたが、「病気に負けず、命ある限り支援活動を続けたい」「熊本を忘れない・元気にしたい」そんな強い想いと輝く命を感じました。
一輪車の他にも、本校児童や住民の皆さんの心身の健康増進に向けた、運動場の人工芝周回コース敷設に対する一部支援も検討していただいています。
※NTT西日本のHPでは、花火大会の中継の模様(10秒ほど)を見ることが出来ます。
みんなのひまわり Heart!Project
みんなのひまわり
Heart!Project
今年もヒマワリが咲きました
昨年は、広西小避難所のみなさんといっしょに育てたひまわりが大きく育ち、見る人に元気を与えてくれました。阪神淡路大震災からの復興を願って育てられた種を受け継いできた、兵庫県佐用小学校から届けられた種でした。また、神戸の防災センターで防災腹話術に取り組んでいらっしゃる荒井勲さんから届けて頂いた種もありました。荒井さんはヒマワリおじさん、お茶碗おじさんとしても有名で、本校避難所にも地震発生後いち早く、茶碗、わかめなどを持参して度々支援においで頂きました。先日(9月4日・5日)も1・2年生に防災腹話術を披露して頂きました。
そして、今年は、熊日新聞社熊本応援プロジェクト室による被災地支援事業によりヒマワリの栽培に取り組んでいます。今年も体育館西側の畑(宮本さん所有)を提供して頂き、種が届いた7月16日(日)に種をまきました。避難所で過ごされた方との共同作業を通した交流の場でもあります。徳島県内の高校生や静岡県の常葉大学の学生さんたちにも草取り等に関わって頂き、熊本地震からの復興の印として育てています。今後ヒマワリの種を採って主催者へ送ります。それから、油を採取し、食用ヒマワリ油として販売され、益金が熊本地震の復興支援に充てられるそうです。今が見頃です。どうぞお立ち寄りください。記念撮影もどうぞ。草1本でも抜いて復興に思いを馳せて頂くのもいいでしょう。
どんな夏休みでしたか?
1学期終業式では、小学生の時の生活習慣が大人になっても影響することについて話しました。2学期の始業式間近になって泣くようにして宿題を終わらせるタイプの人(私もぴったり)は、大人になってからの仕事でも期限が迫ってから仕上げるタイプに、夏休みを通じて計画的に宿題を済ませるタイプの人は、大人になってからも計画的に仕事を片付ける傾向にあると、テレビで調査成果を放送していました。
□夏?どんな夏休みにしたいか?では、
暑夏(あつか)、疲夏(きつか)、眠夏(ねむか)、暇夏(ひまか)、苦夏(くるしか)、喧夏(けんか)
VS
信夏(しんか)、進夏(しんか)、変夏(へんか)、縁夏(えんか)、あすではなく今日夏(きょうか)、爽夏(さわやか)、温夏(あったか)を期待しました。
思い出は大人になっても懐夏(なつかしか)です。スイカは美味夏(おいしか)です。
健夏(すこやか)、賢夏(かしこか)、
良夏(よか)夏休みになったでしょうか。
ヨフカシー、タベネーゼ、ミガカン、ダラダーラの4つのモンスターをやっつけられたらよかったですね。
各ご家庭の協力のおかげで、2学期も元気に始まりました。
第二高校竜胆会による
飾り馬の披露
9月15日(金)朝の登校後の時間に、広安西小学校の子どもたちに復興に向けた元気を届けたいとの願いと共に、児童昇降口前で藤崎宮秋の例大祭の飾り馬と祭り囃子を披露して頂きました。
実りが実感できる
2学期の生活をしよう
<9月1日2学期始業式校長あいさつより>
一人一人が決まりを守るなどして安全に夏休みを過ごしてくれました。自転車乗りでも、ヘルメットをかぶって、ルールに従った安全な乗り方をしている人をたくさん見かけました。PTAプール開放にも安全に参加でき、水の事故もありませんでした。
体育館では、地震で壊れたところの修理工事が8月から始まりました。校内の改修は2学期中かかりそうです。立ち入り禁止、鉄の柱や材料などに近づかないようにしましょう。1学期は、廊下など室内でけがをした人がとても多くいました。室内での過ごし方や落ち着いた生活ができるように気を付けていきましょう。通学路でも道路工事や堤防の工事が始まっています。
また、新しい運動環境が出来ました。りんどうロータリークラブ様のご支援を受けた、かけっこ遊び50m走路、これまで寄せられて集まった義援金を使った鉄棒下の人工芝マットがあります。みなさんの心と体の健康増進と体力向上のためにつくって頂きました。楽しく、安全に、そして、支援して頂いた方々の気持ちをくみ取って大切に使いましょう。注意)わざと引っ張って壊さない、芝をめくらない、ゴムの砂をわざととってしまわない。(保護者の車も必要に応じて駐車可。ただし止まったままでハンドルを切らないようにしてください。人工芝の生地をひねってしまいますので。)
始業式の日には、久しぶりに会うみなさんの姿にたくましさを感じました。元気に、自分から先に挨拶ができる、広西あいさつ名人も健在でした。全体の様子としては、もう少し元気良く登校してほしいと思う感想も持ちました。広崎地区では、「益城町の復興は広崎から」と、熊本市から益城に向かう町の玄関口でもある広崎から復興の取組を始めようとのかけ声の下で、さっそく、小学生にあいさつ標語を募集して掲示する、地域の子どもたちに声かけをしよう、などの取組に意欲的です。これまで支援して頂いたことを力に変えて、広崎の取組を広げて、「復幸は広西から!」の意識を持って、元気な挨拶で校区の大人の人も元気にしていきましょう。みなさんには、大人を元気にする不思議な力があるのです。活気のある、ここに住みたいと思って頂けるような魅力ある広西校区を地域や先生方ともいっしょにつくっていきましょう。みんなの力を貸してください。
学校の勉強にも力を入れていきます。チャイムで始まり、チャイムで終わるけじめのある授業にしていきます。メリハリのある学びと遊びで、豊かな実りを得られる秋の一日一日を大切に過ごしましょう。
北岡さん・西川さんミニコンサート
吹奏楽部と交流、ミニ演奏会
チャリティーコンサート義援金を贈呈(バスクラリネット購入資金)
前日21日(金)銀座ブロッサムで開催されたチャリティーコンサート
(140名出席)での北岡彩様のご挨拶を紹介します。
(※ 昨年に引き続く第2回チャリティーコンサートの趣旨で、ご案内を頂き、校長も同席しました。)
皆さま、もう、フィナーレの曲、1曲を残すだけとなりました。
その前に、私たちからお礼のことばを申しあげたいと思います。
私は、このコンサートを開くにあたり事前に熊本の復興の現状を見ておきたいと思い、日本に帰ってすぐの7月9、10日に熊本へ行ってまいりました。
(※ 9日、御船町で東京のライオンズクラブのみなさんと御船ライオンズクラブの交流会もあり、演奏も披露されました。校長も同席しました。)
一番被害が大きかった益城町は道路こそ復帰しているように見えましたが、いまだに9000世帯の人たちが4.5畳ニ間の仮設住宅で生活されておられます。若い人たちは熊本市内の便利なみなし仮設に出ていかれる一方で、残された方々は、日々の買い物も不便で民間ボランティアの方々の支援によりやっと生活ができている状態のところもありました。
熊本城もやっと天守閣だけ修復工事が着工されたようですが、廻りの石垣や、やぐら等の建築物はそのままで、復興完成に22年もかかるということです。私の今の年齢よりもはるかに長い歳月です。
また、同時に少し足を延ばして集中豪雨で甚大な水害を起こしている福岡県朝倉地方も視察して参りました。
一番被害が大きいところまでは入れませんでしたが、大きな川の土砂に流されて来た家が屋根までつかっていたり、トラックが窓の下まで埋まっていたり、小さな川ぞいの道がブツッと寸断され、田畑を大きくえぐり取っていたり、ガードレールもその下が崩壊したことにより一部大きく下へなぎ倒されて落ちてしまったり、、、、と、見ているだけで心痛む光景が目の当たりが目の当たりに迫ってきました。
今でも行方不明者を土砂の中から探し出す作業が継続している状況を報道で見るたびに、被災地の皆さんの歯を食いしばって頑張っておられた姿を眺めながら、その場では何もできない自分の無念さが胸によぎります。
この様に、熊本地震被害のみならず、自然災害は、予告なく平穏な営みを重ねてきた人々の人生を一瞬のうちに土台から奪っていき、その完全修復は不可能かもしれない悲惨さが存在します。そんなところに、微力ながら、心を寄せる、思いを馳せる音楽人生を紡いでいきたいと思っています。このようなチャリティコンサートを年に一度は、一生続けて参ります。今日は、この場に集ってくださって、私たちの熱い思いをご支援頂きありがとうございました。
では、そんなこんな思いを込めながら、皆さまのお気持ちも九州の被災地の方々にはせていただきながら、アメージンググレースをお届けして終わりたいと思います
一人ひとりが輝く運動会に
学校探検をした一年生が、私を格好良くかいてくれました。うれしいですね。
ところで、ぼくはハゲです。去年9月頃に散髪に行って気づきましたが、右のこめかみの上に髪の毛が抜けて生えてこない所があります。円形脱毛症という病気で治療中です。59歳になって、生まれて初めてなりました。でも、小学生などみなさんのように若い人が急になることもあるようです。
髪の毛がないことを笑う人もいますね。スポーツ選手などが短い髪の毛にしているのは、坊主頭です。区別もつかないのに笑っている人もいます。
髪の毛だけ見ても、長かったり短かったり、まっすぐだったり曲がったりしています。毛の生え方や色も、しっかり見るとそれぞれに違っています。
このように、見た目の他にも得意なこと、心や考え方が一人一人違います。これを個性といいます。人に迷惑を掛けるようなわがままとは異なります。
得意なことや苦手なこともそれぞれに違っているでしょう。みんな同じだったらロボットみたいな世界で生きることになります。学校では、それぞれに違う個性を持っている人が集まって力を合わせて勉強や運動、遊びなどをするから楽しいのです。いろいろな友だちが生活する中で新しい考え方や新しい技などが生み出され、みんながパワーアップできるのです。
でも、中には、やせているとか太っているとか、背が高いとか低いとか、サッカーが上手でないなどの理由で、友だちを馬鹿にして笑う人がいます。その時の基準は自分です。自分と違うところを見つけて、相手を攻撃するのです。ひょっとしたら相手の人が気にしていることを平気で言っているかも知れません。いつ自分が私のようにはげるか、背が低いと笑った友だちから身長が追い越されたりするかわかりませんよ。
さて、もうすぐ母の日です。お母さんがいない人は家族やお母さんのように接してくださる人を思ってください。
テレビドラマの金八先生を演じた武田鉄矢さんが歌う海援隊というグループの曲に「母に捧げるバラード」があります。その歌詞の一部です。
「今も聞こえる
あのおふくろの声、
ぼくに人生を教えてくれた
やさしい おふくろ」
「まて!待て鉄矢、
また人ば指さして笑うて、人ば指さして笑ろうたら つまらん、人ば指さして笑う指のかたちば、よーと見て みろ。
二本はその人さしとるが あとの三本は 自分さし て 自分で笑いよるとぞ そげな事もわからんのか」
と続きます。
自分と違うところを取り上げて友だちをさげすみ、ばかにしたことばを言ったり、自分だけが偉いと思う間違った考えは、友だちを傷つけます。馬鹿にした自分の心の貧しさに気づくように教えてくれています。威張ってばかりいる人にはなかよしの友だちは増えません。自分が全部のことで一番優れているなんていうことはありません。早く友だちの良さやがんばりに気づいてなかよしを増やしてください。
いよいよ運動会に向けて練習がはじまります。徒競走で1位を目指す人もいるでしょう。走るのが速いことはすばらしい個性です。でも、走り終わってから、自分より後にゴールした人を馬鹿にして笑う人は恥ずかしい心の人です。最後まであきらめない姿に拍手と声援を送ってほしいですね。
大切なことは、本番までどんな努力を重ねてきたか、全力を出して最後まで走ったか、振り返った時に何を目標にしてこのひと月を過ごしてきたかということです。いっしょうけんめいの先にすばらしい結果があるのです。例え1位になれなくても一人一人が自分の目標に向けてどれだけがんばったか、その態度が見る人の心に響き伝わるのです。
走るだけでなく、ダンスや玉入れなど協力して表現する力、自分たちの運動会として係活動や応援の態度もすばらしい運動会を作り上げる力になり、見る人の心に届きます。
6年生にとっては、最後の運動会です。これまでにも増して思い出に残るすばらしい運動会にしてほしいと思います。私も同じ気持ちです。
一人一人のがんばりとみんなの力を合わせた姿ですばらしかったといつまでも振り返ることができる運動会を創っていきましょう。
<5月9日全校朝会 挨拶メモより>
かみましき「いのちと防災」の日
かみましき
「いのちと防災」の日
<黙祷>
あまり思い出したくない人もいるでしょうが、1年前の4月14日に熊本地震が起きました。2度の大きな地震により、益城町では20名の方が亡くなられました。新聞記事によると、地震の後に生活環境が変わって体を自由に動かして運動することができないことで病気になるエコノミー症候群や地震の影響でかかりつけの病院に行けなかったことなどが原因だったといった関連死といわれる方が17名いらっしゃいます。
熊本県内では熊本地震によって200名を越える方が亡くなられました。熊本地震が起きていなかったら、今も楽しい毎日を過ごしていらっしゃっただろうと考えると、「もっと生きていたかった」という気持ちを静めて、「安らかにお眠りください」と、静かに目をつぶって、寄り添う気持ちを込めて黙祷をしましょう。
<思い出カレンダー>
「読書すごろくづくり教室」に来られた大林さんに、広西小への応援の願いを込めて作っていただいた、「広安西小学校思い出の一年」カレンダーです。2年生以上には、修了式の日に配りました。
いろいろなことがあったこの一年間を振り返ってみて、長く感じますか、短く感じますか?地震のすぐ後は長く感じましたが今振り返るとめまぐるしく一年が早く過ぎたように感じます。
テレビや新聞では、今日14日に合わせていろいろな報道がされています。みなさんの中にも、奇跡的に命が助かった人や大けがをせずに済んだ人、引っ越しをしなくてはならなくなるなど生活が大きく変わってしまった人もいるでしょう。
怖かったり、びっくりした地震から一年が経ちますが、その間に心を落ち着かせたり相談したりするなど、不安を軽くする方法なども学んできました。また、楽しい催しや夢中になれる活動などたくさん支援をしていただきました。炊き出しなどのおいしい食事やお菓子で元気を取り戻した人もいることでしょう。この一年間を振り返って、今、どんなことを考えますか。
<ふえた!>
去年6月に、当時の4年生に、地震が起きた後に気づいたことについて聞きました。「通学路がでこぼこになって通りにくくなった」「ブロック塀が壊れて通りにくくなった」など、これまでの様子と変わったことや心配が増えたことなどを発表してくれました。
一方では、「挨拶が増えた」「ありがとうが増えた」といった意見がありました。苦しい生活をする中で、心が育ったんだなあと思いました。加えて、避難所などで次々に出てくる問題を解決しようと考え、たくましく生きる知恵がたくさん出たと言いました。みなさんや、みなさんの周りで増えたものは何ですか?
<教訓を活かす>
突然起きた熊本地震でしたが、私たちは、この一年間にいろいろな経験を通して、もしものできごとに備える大切さ、手をつなぎ力を合わせる大切さ、元気を出す方法など、知恵を出してかしこく成長して来ました。1年が過ぎた今日、自分たちが身につけてきたすばらしい力も確かめ合って明日に向かいましょう。
<不思議な力>
11日(火)に一年生116名が入学してきました。その入場する姿や、名前を呼ばれた時のやる気いっぱいの「ハイ」の返事にお家の人やお客さんが思わず笑顔になりました。その後にあった学童クラブの入所式でも、一年生の「ハイ」に、となりにいたお父さんやお母さんがあっという間ににっこりしあわせそうな顔になられました。
このように、みなさんの素直な返事や一生懸命な姿は周りの大人をしあわせにする不思議な力を持っているのです。
<復幸>
壊れた校舎は、もう一年経ちましたが、まだすぐには修理ができません。でも、一人一人の持っているしあわせにする力「ハッピーパワー」で、笑顔を増やしていきましょう。大人の人も地震の前のしあわせな生活に1日も早く戻るようにがんばっていらっしゃいます。みなさんが元気になるようにと願って、支援活動にもたくさんの方が関わってくださいました。
みなさんが出した御礼の手紙などに感激して連絡してこられた方もいらっしゃいました。
1年という節目の日を大切に過ごして、これまで寄り添い励ましていただいたみなさんに応える、例えば「広西にこにこいっぱいひろがるプロジェクト」「心ぽかぽかことばのスープ」など、友だち同士やお家の人、近くの大人の人たちがしあわせに感じる時を増やす主役になってください。難しいことではありません。「誰かのために」と考え、友だち、家族、これまで支援をしていただいた方など自分以外の誰かのことを思い浮かべてみてください。復幸をつくりだす不思議な力が、広西のみなさんにあるんです。先生たちもいっしょに考え、新しい一年を歩み始める、そんな記念日にしたいですね。
<4月14日全校朝会校長講話メモより>
すもうと神社とインフルエンザ
すもうと神社と インフルエンザ
おはようございます。
今年は何年でしたか?
そうですね、とり年です。
3学期始業式でも、サル年からとり年に変わったこと、サルのコミュニケーションでなく、人間らしい心を通わせた態度で仲良くしていきましょうと、お話をしました。
今日は、おすもうさんの話です。
新しい横綱になった、稀勢の里関が注目されています。日本で生まれ育った人の中から19年ぶりの誕生、番付に載らなくなってから14年ぶりの登場になるそうで、ニュースでも取り上げられ日本中の多くの人が今後の活躍に期待をしています。
熊本出身のおすもうさんもいます。代表は関脇の正代関です。新聞にも郷土出身のおすもうさんの勝負の様子が一覧表にして載っています。
すもうが強い順を番付といいます。番付表を見ると、約30名が幕内、その下に約30名が十両として表してあります。別な機会に聞いた話では、すもうとりと呼ばれる人は1000人位いて、稽古がきつくてやめたりする人がいるので正確に何人とはわかりにくいということでした。そのような中で、この十両以上約60名が関取と呼ばれます。
関取に許されることに、まげを結うこと、給料をもらえること、塩をまくこと、「力士」「○○関」と呼ばれることなどがあるそうです。
すもうは神社で願い事をすることと似ているところがあります。テレビに映る土俵の屋根の形が神社の屋根に似ています。土俵入りでは地面の下いると思われていた災いの元を四股を踏んで押さえます。横綱が腰にしめる綱は神社の境内にあるしめ縄飾りと似ています。また、勝負する相手と向き合って蹲踞(そんきょ)してから手をたたく仕草は、神様に願い事をする時にたたく柏手(かしわで)と似ています。塩をまくのはけがなど良くないことが起きないように願うためです。
このように、神様に豊作をお願いする神事として、神社へのお参りとすもうは共通するところから始まったようです。日本が発祥の地で、今では世界で人気の大相撲です。力士のみなさんの活躍に期待したいですね。
ここで、ねずっちのように、「すもう」とかけて、「整いました。」「マスクと解く。」その心は、「いいせきとりを目指します。」
気のせいか、さっきより一段と寒くなりました。そういえば、今、インフルエンザが大流行中です。
手洗い、うがい、睡眠、健康な生活で、インフルエンザの細菌を跳ね返すことができる力をつけていきましょう。
≪2月7日 2月全校朝会
校長挨拶メモより≫
広西親子あったか教室
「広西親子あったか教室」チラシ校外用P1・4H29.1.24.pdf
親子あたたか体験教室 教室配当一覧.xlsx
1月28(土)~9時20分受付、PTA主催により防災、国際理解、体験活動の各種講座を開催します。
定員に余裕のある講座は、一般からの当日参加も受け付けます。
どうぞ、おいでください。
防災教育等今回の熊本地震を経験して改めて学習したい内容の講座も開設して頂きます。
駐車場が必要な場合は、グランメッセF駐車場をお借りしています。
1月28日(土)体験学習講座開講者募集
例えば、これまでご支援いただいた科学実験教室、正しいくつのはき方足育講座、マインクラフト講座、絵画講座、音楽講座、体操講座など、子どもたちの心と体を温かくする体験学習講座、寒さに負けないあったか講座を開いていただける方を求めています。12月21日の準備会議までに連絡をいただけるとハッピー ハートです合間をつなぐ展示や活動,児童見守りでも結構です。
ご関心、可能性がございます折にはご連絡をお待ちします。。(井手)
enra公演のご案内
所在地
〒861-2235
熊本県上益城郡益城町福富1001
TEL:096-289-0700
FAX:096-289-0701
Email:hiroyasunishi-es@tsubaki.higo.ed.jp