2025年10月の記事一覧
2025.10.23 透明な世界
長袖のYシャツと上着をあわてて引っ張り出してきてから2日目の今朝。
ふと運動場の木を見上げると、透明な青がずいぶん広がっていることに気づきました。
枝の間からのぞく朝日も、心なしか余計にまぶしく輝いて見えます。
目を落とすと、薄紫色の遠景と足元に広がる茶色い落ち葉の群れが目に飛び込んできました。
枝の間から差し込んできた透明な青が、少しひんやりとした風となり、秋の世界をつなぎます。
そこに見とれて立ち尽くす私も、秋の一員になったような気持ちになりました。
子どもたちの楽しそうに話している登校の様子を運動場の反対側で見守りながら、幸せな気持ちになりました。
もう秋です。
2025.10.22 無言そうじ...?
昼休みが終わると、校長室に小気味いいノックの音が響きます。
「6年生の〇〇です。掃除に来ました。入ってもいいですか?」
「どうぞー。今日もお願いしますね。」
校長室は6年生の担当になっていて、いつも男女の2名が掃除をしに来てくれるのです。
それも無言で、丁寧なのです。どの子も。本当に感心します。
そこで、他の掃除場所にも足をのばして、見学に行ってみました。
2階に上がる階段で4年生に出会いました。
「校長先生、こんにちは!」と話しかけられたのがうれしかったです。
「掃除の様子を写真を撮らせてね、ホームページにものせて頑張っているところを紹介したいからね。」
また黙々とそうじを始めました。素晴らしい!
階段を上がりきって、廊下を見通してみました。
無言...とまではいかないものの、どの子も手を動かして、キビキビとそうじを頑張っていました。
1年生から積み重ねた掃除技術と心がけの賜物でしょうね。うれしい気持ちが溢れました。
もっと撮りに行こうとしたのですが、デジカメの充電が切れてしまいました。残念です...。
本校では、「無言そうじ」にみんなで取り組んでいます。
「無言そうじ」は、もともと長野県の教育から生まれたものだと言われていますが、ただ静かにそうじをするのが目的ではありません。次の5つの心を育てることが目的です。
◇「気づきの心」を育む
周囲の汚れややるべきこと、次に何が必要かなどを自分で考えて見つける
◇「がまんする心」を育む
いやなことや大変なことでも、すぐにあきらめずにやり遂げる
◇「感謝する心」を育む
そうじをしてもらう場所があることや、一緒にそうじするなかまがいることへの感謝
◇「思いやりの心」を育む
次に使う人や協力してくれるなかま、お世話になる人の笑顔を想像する
◇「つながる心」を育む
協力して学校をキレイにしようという気持ちや学校の一員としての責任感をもつ
自分と向き合ってそうじに取り組む。そうじは、「心を磨く」作業なのかもしれませんね。
私自身もとかく面倒なことは避けがちなのですが、改めて一つ一つの意味や価値をかみしめながら取り組んでいきたいと思います。
2025.10.21 1年研究授業「いろいろなふね(国語)」
3時間目に1年教室に向かうと、教科書を音読するすてきな声が聞こえてきました。姿勢もすばらしい!
今日は、1年生の研究授業なのです。
これまで「いろいろなふね」のことや書き表し方の工夫について学習をしたので、今回はちょっとレベルを上げて、文章全体の構成の工夫である、「はじめ‐中‐おわり」について気付けるかな?という学習です。
まずは、形式段落に分けたカードを並べて、自分で考えてみます。いろいろな考えがあるものですね。
それから、みんなで意見交流です。電子黒板を使って上手に説明ができています。
わかったことや考えたことを振り返りシートに書き込みました。みんなどんどん書いています。
これからの乗り物ブックづくりなどに使えるといいですね。1年生の頑張りがすごく見えた授業でした!
2025.10.21 忍者修行中の2年生を発見!
2時間目に体育館の方へ歩いて行ってみると、2年生が体育の授業をしていました。
リズムよく跳びながら走る場づくりと練習をしていました。きっと、忍者になる修行ではないかと思うのです。
タブレットで跳んでいる様子を動画で撮って分析しようとしている子もいました。
最後には、見つけた技を教え合ったり、タブレットに振り返りを打ち込んだりと、なかなか立派な忍者修行ぶりでした。にん、にん!
2025.10.21 通学路の花
朝の正門前の道路は、通勤のためでしょうか、たくさんの自動車がひっきりなしに通ります。
子どもたちもその中を横断してやってきます。
じっと遠くから様子を見守っていますと、上級生が見本を見せて手を挙げます。下級生も見習って手を挙げました。車もさっと停まって、子どもたちの横断を優先させてくださっています。ありがとうございます。
渡り終わった後、さすが上級生。振り返って立ち止まり、頭を下げて車にお礼をしていました。下級生もそれに続きます。誰も見ていないところで良いと思うことを率先して行う上級生の姿に感動しました。
それを下級生もまねをするわけですから、良い伝統が続いているなと家庭や地域の皆様にも感謝です。
さて、その姿を学校の反対側の道からずっと見守っている美しいものを見つけました。
中央ライオンズクラブさんが道端をいろどる花を季節ごとに育てておられるようです。
眺めるだけで心が洗われ、さわやかな一日を演出してくれるようです。本当にありがとうございます。
今育っているのは写真のような白とピンクの花たちです。
いつものように、Googleレンズを使って調べてみました。
名前は聞いたことがあったのですが、これが「芙蓉(ふよう)」だったのですね。
ハワイや沖縄などでも有名なハイビスカスも同じなかまなのだそうです。道理で花のパフォーマンス力が強いわけです。でも、花言葉は「繊細な美」「しとやかな恋人」なのです。品の良いピンク色がそんなイメージを醸し出しているように見えますね。
夕方になると白い花が赤くなるものは「酔芙蓉(すいふよう)」という品種なのだそうですが、これがそうなのかは夕方見てみないとわかりません。楽しみに観察してみたいと思います。
読者の皆さんは「芙蓉」か「酔芙蓉」、どちらだと思いますか?
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