日誌

校長室から

6月の校長講話で子供たちに伝えたこと

6月は「環境月間」「食育月間」「心のきずなを深める月間」「いじめ根絶月間」といろいろあります。また、6月10日は「時の記念日」でもありました。その中から、次の3つの内容に絞ってお話をしました。

1 「時を守り、場を清め、礼を正す」

森 信三さんという方の言葉です。3つの中から「時を守り」だけ話しました。「時を守り」とは、時間を守ること、約束を守り相手を尊重することです。信頼は、少しずつの日々の積み重ねです。心がけることが大切だと思います。 

2 自分で食べたいものを考えて作り、片づけられる人へ

食育と言えば「バランスの良い食事」がすぐに浮かびます。それを理解した上で、将来的には「自分で作ることができて(またはお店で選ぶことができて)自分で片付けることができる」大人になってほしいと思っています。

3 いじめは絶対許さない

  先月、県北部の高校生が自宅で自殺を図り、翌日死亡した事案が報道されました。「命を大切に」「いじめはいけない」・・・。いつも言っていることです。でも、尊い命がなくなってしまいました。とても残念でなりません。

子供にはこのことに触れませんでしたが、心の中でとても強く思っていましたので、今回、「校長先生が、いじめは絶対許しません!」と強く言いました。


 いじわる、からかい、あだな等、学校ではちょこちょこあります。  
 子供たちの中には、それらが相手を傷つけていることや嫌な気持ちにさせていること等に気づいていない子供もいます。子供たちは、頭ごなしに叱ってもその場をやり過ごすすべを考えるだけではないでしょうか。とにかく納得させることが大切です。時間がかかりますが、湯出小学校の「いじめ防止基本方針」を基本に、「未然防止」はもちろん、「早期発見・早期対応」に常に努めていきます。
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良い習慣は運命を変える!

先日、運営委員会の子供たちを中心に意見を出し合って決めた「湯出っ子スローガン」が発表されました。
 宣言項目の文頭をつなげると「たすけあい」となっています。本校児童に大切な「助け合い」をはじめ、「笑顔」「すすんで行動」「けじめ」「あいさつ」「いじめのない」など、頑張りたいキーワードが並びました。自分たちで決めて自分たちで守るというのが筋です。もちろん、最初から何でもできるわけではありません。「失敗していい」というのも子供の特権だと思います。失敗を繰り返す中で、生涯において大切なものを少しずつでも確実に身に付けていってくれることを願います。

   
    ☆平成30年度 湯出っ子スローガン☆
   1 くさんの えがおが あふれる学校

    ・やさしいことばを たくさんふやそう

   2 すんで 行動する 学校

    ・きづいたら 自分からすすんでやろう

    ・自分にできることは すすんでやろう

   3 じめのある 学校

    ・話をしっかり聞こう 返事もしっかりしよう

    ・時間やきまりを きちんと守ろう

   4 いさつができる 学校

    ・「相手の顔を見て」「いつも」「先に」

   「立ち止まって」あいさつをしよう

   5 じめのない 学校

    ・人がいやなことを しない 言わない

    ・自分の思いは きちんと 言葉で相手に伝えよう

    ・自分たちで 解決できないときは 相談しよう

ここに掲げた5つのこと、子供たちは大事だということを知っています。でも、なかなかできない子供もいます。私たちも同じです。良いとわかっていてもできなかったり、悪いと思っていてもやってしまったり…。

だから、子供たちには「良い習慣」を身に付けさせたいと思います。人間は不思議なもので「習慣」になってしまえば苦になりません。「食べたら歯を磨く」なども、「良い習慣」の一つです。「やることが当たり前の良い習慣をたくさん身に付けること」。小学校という人生の基礎を培うこの時期に私たちが子供たちにしてあげられる大切なプレゼントだと考えています。

左は、校長室に掲示しているものです。また、ある一節に、「良い習慣ができてくると、新しい人格、第二、第三の天性が生まれる。ここに品格が生じる。そこから信念も生まれ、どっしりしてくる。これは内面の輝きとなって、どことなくちがうという品格を生む。また良いものを読み、聞き、見るということを繰り返し、繰り返し試みていると、ここからも内面の美しさなどがにじみ出てくる。」というのも見つけました。子供たちには、幸せを自分の手でつかんでほしいと願います。
     心が変われば行動が変わる。
     行動が変われば習慣が変わる。

     習慣が変われば人格が変わる。
     人格が変われば運命が変わる。


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今年も全校児童で米作りにチャレンジ

 本校の子供たちは、保護者や地域の皆様の御協力のおかげでいろんな体験活動をさせていただいています。

今年度も、柏木さんの田んぼをお借りして、コメ作りに挑戦します。5月8日(火)はその第一歩。戸次治夫さんの御指導の下、もみまきをしました。

「11月のふれあい感謝祭には、また、たくさんの方に来ていただきたい、そこで、もちをついてふるまいたい・・・」2年生以上の子供たちは、きっとそう思いながらもみを大切にまいたり覆土をしたりしていたと思います。1年生や転入してきた子供たちには初めての体験。興味深そうに見ていました。

その後、小雨の降る中の作業になりましたが、元テニスコートの辺りにビニルハウスを作りました。この中で発芽を待ち、発芽したらシートをはがして水やりをすることになります。

さて、私たちの大切なお米。余談ですが、私は母から「米一粒一粒の中に神様がいる」と言われて育ち、お茶碗に米粒は残しません。

その神様の数には諸説あるようで、「1人説」「6人説」「7人説」「88人説」などが代表的です。日本は八百万の神の国。何人いらっしゃってもいいような気もしますが、子供たちをモノや食べ物を大切にする子供に育てたいと思っています。

 田植えは、6月5日(火)の午前9時からの予定です。お手伝いをお願いできる方は、どうぞよろしくお願いします。
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平成30年度のスタートに当たって

平成30年4月27(金)
  

今年度は、4月10日にぴかぴかの1年生が3人入学、異動により3名の職員が着任し、児童26人、職員14人でのスタートとなりました。みんな、とても張り切っています。気分一新、新たな気持ちで頑張ります。
 
今年度も学校教育目標は「ふるさと湯出に立ち、夢に向かって挑戦する心豊かな児童の育成」です。湯出地区を故郷と思い、湯出の皆さんに支えられながら自分も湯出の一員として何か役に立とうと考える子ども。将来に夢や希望を持ち、今、そのために何をしないといけないか考え、頑張ることのできる子ども。優しさと思いやりを持ち、友達と仲良くできる子ども。そんな子どもたちを育てていきたいと思います。そのためにも昨年度に引き続き、「みんなに居場所のある学校づくり」「地域とともにある学校づくり」を目指します。どうぞ今年もよろしくお願いします。

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走る力も「継続は力なり」

2月23日(金)、今年度3回目の水東小学校との交流ということで、水東小学校で合同の持久走大会を開催しました。いつもと違う場所で初めて走るコースですから、ペース配分も難しい中、低学年の部で女子が3位入賞、中学年の部で男子が1位と女子が3位、高学年の部で男子が1位をとるなど、堂々たる結果を出してくれた子供たちです。

この厳しい条件下でなぜ本校児童がこれだけ結果を出せたのか・・・と考えると、やはり「ランランタイム」の存在が浮かびます。

本校の朝の活動には、ほぼ毎日「ランランタイム」という5分間走が入ります。8時15分になると運動場で校歌を高らかに歌い、ラジオ体操を準備運動として、そのあと5分間、みんなで走るのです。一人一人に自分の目標を持たせ、それを達成できたら階段に掲示してある一覧表にシールを貼ることができます。

速い子供で約7周、ゆっくりの子供でも4周は走ります。走り終わった後、倒れこみそうになるほど、みんな一生懸命走ります。それを4月からずっと続けてきたのです。

ただ、3学期は、凍った運動場が次第に融けてぐちゃぐちゃになるので、なかなか使えないことが多く十分走れませんでした。だから、正直なところちゃんと走れるか心配していましたが、上のような結果だったのです。やはり、継続は力なりですね。つくづくそう感じました。

平昌オリンピックでは日本人選手が大活躍し、見ていた私たちもたくさんの感動をもらいました。ひたむきに頑張る姿は見る人の心を動かします。それがスポーツであれ、勉強であれ、芸術であれ、努力なしに結果はついてきません。「一生懸命はカッコいい!」いつも子供たちに話しています。

道具もいらない、いつでも一人でもできる。子供たちに元気をもらいましたので、私も「走ること」や「歩くこと」を少し頑張ってみようかなと思います。

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