学校生活

2025年10月の記事一覧

今日の栖本っ子〜集団宿泊教室2〜


1日目の午後の活動につきましては、次の日の天候を鑑み、プログラムの一部を入れ替えました。急な変更にも関わらず、子どもたちは戸惑うことなく、集中力をもって「スコアオリエンテーリング」に挑みました。特に素晴らしかったのは、三校合同で編成した活動班の様子です。

活動が始まったばかりのころは、やはり初めて会う他校の友だちを前にして、少し遠慮がちで口数が少ないかな、と感じる場面もありました。しかし、オリエンテーリングが進むにつれて、「地図はこっちだよ!」「次はあそこのポイントを目指そう!」と、自然と声が交わされるようになり、ゴールする頃には、どの子も打ち解けた笑顔で、たくさんの会話を弾ませていました。
 体を存分に動かした後の夕食の時間には、お腹が空いていたのでしょう、みんな黙々と美味しそうに食事を頬張る姿は、活動の充実ぶりを物語っていました。

 そして、「キャンドルの集い」では、レクリエーションを通じて三校の子どもたちが心を一つにして楽しみました。笑い声と歓声が響き渡り、最高の思い出を共有できたようです。この宿泊教室で築いた深い絆と豊かな体験は、必ずや子どもたちの成長の大きな糧となることでしょう。

今日の栖本っ子〜5年生集団宿泊教室1〜

 さて、今日から5年生の子どもたちは、「集団宿泊教室」に出発いたしました。倉岳小学校、御所浦小学校と一緒に、天草青年の家で一泊二日の貴重な学びの時間を過ごします。
 一日目は、「ペーロン」から始まりました。初めてペーロン船に乗り込む子どもたちの表情には、期待とちょっぴりの緊張が入り混じっていました。オールを握りしめ、「いざ出航!」というところで、やはり最初は、なかなか船が思い通りに進みません。しかし、栖本っ子たちが一丸となって「せーの!」「すもと!」と声を掛け合ううちに、その掛け声に自然とみんなの呼吸が合うようになりました。リズムが整うと、それまで重かった船が嘘のように水面を滑り出し、軽快に進み始めました。力を合わせることの素晴らしさを、体で感じていたようです。そして、他の2校との対抗戦では、見事1位を勝ち取ることができました!ゴールした瞬間のは、満面の笑顔でした。

今日の栖本っ子~12年生いもほり~

 晩秋の気配が深まる本日、10月29日(水)、本校の1・2年生が、待ちに待った「いもほり」を行いました。いもほりに先立ち、日頃から学校を温かく見守ってくださる地域のボランティアの皆様が、畑のサツマイモのつるを事前に丁寧に払い、子どもたちが掘りやすいように準備をしてくださいました。この場を借りて、心より感謝申し上げます。

さあ、いよいよ、いもほり開始です!

「うんとこしょ、どっこいしょ!」とばかりに、小さな手で一生懸命土を掘り進める子どもたち。土の中から鮮やかなサツマイモの頭が見え始めた途端、「あったー!」「見て、こんなに大きい!」と、畑のあちらこちらから、喜びと驚きの歓声が響き渡りました。宝物を見つけたかのような輝く笑顔は、見ているこちらまでうれしくなりました。夢中になって掘りながらも、子どもたちは真剣です。大切ないもを傷つけたり、折ってしまったりしないよう、細心の注意を払いながら慎重に土を払いのける姿からは、収穫の喜びだけでなく、食べ物への感謝の気持ちも育まれていることが伝わってきました。 

 さて、収穫したいもは、これから子どもたちの手によって、焼き芋や様々ないも料理へと姿を変える予定です。自分たちで掘り上げた格別の味は、きっと心に残る思い出となることでしょう。子どもたちの実り多き学びを支えてくださった地域のボランティアの皆様の温かいご協力に、重ねて御礼申し上げます。

 

今日の栖本っ子~34年生社会科見学旅行~

 10月23日(木)、3年生と4年生の子どもたちは、社会科の学習を深めるため、本渡の町を探究する見学旅行に出かけました。教科書の中の知識を、「生きた学び」として体感する、実り多き一日となりました。

 まず訪れたのは、本渡清掃センターです。毎日大量に出るゴミがどのように処理されているのかを、その目で確かめました。大きなクレーンがゴミを掴む様子や、分別されたものが再資源化されていく過程に、子どもたちは圧倒されていました。「ゴミを減らすこと、きちんと分別することが、未来の天草を守ることにつながる」というお話に、真剣な表情で耳を傾けていました。 

 次に、本渡歴史民俗資料館へ足を運びました。現在の豊かな暮らしと、かつての生活様式との違いを、実際に使われていた道具を通して学びました。火起こし器や昔の農具など、一つひとつに込められた人々の知恵に驚きの声をあげていました。11月より開催される「天草の100年」の写真も見せていただき、時代を超えたふるさとの姿に思いを馳せることができました。

 楽しみにしていたお弁当は、今釜新町公園でいただきました。青空の下、友だちと笑顔で食べるお弁当は、格別な味だったようです。

 食後には、今釜新町地区の区長さんが特別に、この地域の歴史についてお話しくださいました。なんと、「昔、この辺りはまだ海で、大きな船で来た人々は、馬や徒歩で本渡の町へ向かった」という驚きの歴史秘話を伺ったのです。地域の方の温かいご協力のおかげで、教科書には載っていない貴重な学びを得ることができました。

 最後は、タイヨーリンドマール店を訪問しました。店長さんからは、「天草で一番の品揃えを目指したい」「地域の人々の憩いの場となる店作りをしたい」という熱い想いを伺いました。商品の並べ方の秘密や、お客様が手に取りやすいような細やかな工夫を教えていただき、スーパーマーケットの奥深さを知りました。そして、いよいよお買い物体験です。「家族の役に立つものを500円以内で」というミッションのもと、メモを片手に真剣に商品を選びます。初めてセルフレジを使う子がほとんどで、少し戸惑いながらも、自分で会計を済ませたときの達成感に満ちた笑顔がとても印象的でした。

 その後、銀天街(商店街)を歩き、スーパーとは異なる小売店の様子を観察しました。それぞれが専門の品物を扱い、地域に根差している姿を感じ取ることができました。 帰りのバスの中では、通る町の名前や校区を当てるゲームで盛り上がったり、バスの乗り方教室で学んだ通り、バス停に注目しながらマナーを守って乗車することができました。

 今回の見学旅行は、子どもたちが地域の歴史や社会の営みを肌で感じ、主体的に学ぶ姿勢を育む素晴らしい機会となりました。ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。この一日で得た多くの気づきと感動が、子どもたちの確かな学力とふるさとを愛する心の土台となることを願っています。 

今日の栖本っ子~4年生、川柳づくりに挑戦!~

 さて、去る10月22日(水)、4年生が国語科の学習「短歌・俳句に親しもう」という学習をさらに深めるため、地元、栖本でご活躍の川柳作家でいらっしゃいます、落合洋人様を講師にお迎えし、「川柳づくり」に挑戦しました。
 落合様からは、まず、五・七・五という音律は同じながら、短歌や俳句とは一味違う、川柳の持つ自由で親しみやすい魅力について、大変分かりやすく教えていただきました。そしていよいよ、自分たちの思いを込めた川柳づくりです。「夢」というお題で、子どもたちは、落合様から教わった「言葉から連想を広げるイメージマップ」の技法を使い、心に浮かんだ情景や気持ちを広げていきました。自分が目指す「夢」もあれば、こうなったらいいなという「夢」や、眠っている時に見た「夢」の話などについて、一人ひとりが持つ豊かな感性が、次々と五・七・五に乗せて表現されていました。その真剣ながらも楽しそうな表情は、まさに「言葉と格闘し、言葉と戯れる」詩人のようでした。子どもたちが生み出した作品の数々は、どれも個性に溢れていました。学習のしめくくりには、落合様にご講評いただき、特選1点と佳作5点を選んでいただきました。選ばれた子どもはもちろん、全員が拍手を送り、創作活動の喜びと達成感を分かち合う、大変有意義な時間となりました。

スクリレ教育備品当選!及びスクリレポイントについて

 

 本校では、今年度より学校の連絡ツールとして「スクリレ」を活用しております。今年度の登録についてはご協力ありがとうございました。

 さて、8月19日~9月19日まで、「スクリレポイント還元!教育備品をプレゼント」という企画がありました。本校から応募したところ、「レイニーメガホン タフプラス」が当選しましたのでお知らせします。今後、学校行事等で活用していきたいと思います。

 

また、スクリレには、スクリレポイントというものがあります。この「スクリレポイント活動」について、改めてご案内させていただきます。スクリレポイントは、アプリ内の広告をタップするだけで学校またはPTAにポイントが貯まり、そのポイントで児童図書やスポーツ用品など子どもたちの学校生活を豊かにする備品に交換できるものです。ベルマーク運動のようなもので、手軽に教育活動を応援することができます。別添資料を参考にしていただきまして、保護者の皆様にご理解とご協力いただけますと幸いです。

 スクリレポイントについて.pdf

 

今日の栖本っ子~修学旅行4~

 

 この2日間の修学旅行は、子どもたちにとって、単なる楽しい思い出づくりでだけではなく、長崎の地で、戦争の悲惨さと平和の変わらぬ大切さを深く胸に刻んだこと、そして出島での歴史探究や科学館での体験を通して、知的好奇心を大きく伸ばしたことは、かけがえのない財産となりました。

 また、倉岳小学校、御所浦小学校の友だちと寝食を共にし、いろんな活動をともにしたことは、貴重な宝物です。学校の垣根を越え、お互いの良さを認め合いながら共に活動する中で、子どもたちの社会性や協調性は格段に伸びました。

 子どもたちは、長崎での貴重な経験や、他校の友だちとの友情という「楽しい思い出」と「確かな学び」をいっぱい抱えて帰ってきました。今後、子どもたちにはこの2日間で学んだ歴史、平和、科学、そして友情について、それぞれの視点でしっかりとまとめ、学校、そしてご家族、地域の皆様に向けて自らの言葉で「発信」してほしいと願っています。この発信こそが、学びを定着させ、感謝の気持ちを伝える最高の機会となるはずです。

この修学旅行での経験を糧に、子どもたちがこれからも健やかに、目標に向かって粘り強く、そして仲間と心を一つにして成長していくことを確信しています。

今日の栖本っ子〜修学旅行3〜

 修学旅行2日目の子供たちの様子を、お知らせします。
 昨夜の夕食は、子供たちが心待ちにしていたバイキング形式でした。スパゲティや唐揚げ、ポテト、ピザといった定番の人気メニューはもちろんのこと、カレーライス、うどん、そして彩り豊かなデザート、特にチョコレートフォンデュは、大人気でした。「おいしい!」という声があちこちから上がり、皆、満面の笑みを浮かべながら、何度もお代わりを重ねていました。友達と楽しそうに語らいながら、本当に心ゆくまで食事を楽しんでいました。夕食後は、今日の活動の「振り返り」に真剣に取り組みました。学びや楽しかった出来事を、それぞれが感じたままに、まとめの紙いっぱいに書き記していました。
 旅行2日目の朝、早くに目が覚めた子供たちもいたようですが、全員が目覚めよく、元気に朝を迎えることができました。


   午前中は出島と長崎市科学館の見学へ出かけました。歴史を感じる出島では、その異国情緒あふれる空間に目を輝かせながら、展示された品々や建物の一つひとつを、熱心に見学していました。
   また、長崎市科学館では、様々な体験型の展示に夢中になって取り組みました。手を動かし、目で見て、体全体で科学の不思議に触れる活動を通して、「なぜ?」を追究する喜びを存分に味わえたようです。

 

今日の栖本っ子〜修学旅行2〜

  保護者の皆様へ

無事1日目の活動を終えて、ホテルにつきました。みんな疲れたようですが、みんな元気です。メールの調子が悪くスクリレにてホテル到着のお知らせをしています。修学旅行のお知らせは、スクリレにて行いますのでお知らせします。

 長崎に到着した子供たちは、まず、被爆体験講話に臨みました。講師の先生から、当時原子爆弾が投下された際の緊迫した状況などを一つ一つ丁寧にお話を伺いました。子供たちは真剣な眼差しで聞き入り、戦争の恐ろしさ、そしてかけがえのない平和の尊さを、心と体で深く学んでいる様子でした。


 お昼は、待ちに待った昼食です。長崎名物の「ちゃんぽん」をはじめ、「チャーハン」や「唐揚げ」「シュウマイ」といった美味しい料理が並びました。食欲旺盛な子供たちは、「美味しい!」と目を輝かせながら、皆で和やかに食事を楽しみ、旅の醍醐味を味わっているようでした。


 昼食後、原爆資料館、原爆落下中心地、浦上天主堂、如己堂、そして山里小学校、平和公園といった大切な場所を、「さるくガイド」の方々の詳細で心温まる解説を聞きながら巡りました。


 一日の学びを終え、最後は子供たちにとってのお楽しみである「買い物タイム」です。家族や友達へのお土産を選ぶ子供たちの表情は、満面の笑顔に溢れていました。


 この後、ホテルで入浴し、一日の疲れを癒やします。夕食をしっかりとり、明日に備えて早めに休ませます。明日は、また新たな発見と感動が待っていることと思います。

今日の栖本っ子〜修学旅行1〜

 秋空の爽やかな風が心地よい本日、いよいよ本校の6年生が、心待ちにしていた修学旅行へと旅立ちました。御所浦小学校、そして倉岳小学校のお友達と一緒に、長崎の地で学びを深める2泊3日の旅です。
 朝早くにもかかわらず、集合した子どもたちの瞳は、期待と少しの緊張でキラキラと輝いていました。「行ってきます!」という元気いっぱいの挨拶からは、最高の思い出を作ろうという意気込みがひしひしと伝わってきました。この修学旅行は、歴史と文化が息づく長崎の地で、教科書の上だけでは学びきれない、貴重な実体験を通して、平和の尊さ、人々の暮らし、そして郷土の歴史に深く触れる機会となります。見ること、聞くこと、感じること、その全てが子どもたちの未来を形作る大切な糧となることでしょう。
 また、共に旅をする御所浦小、倉岳小のお友達との交流も、この旅の大きな宝物です。学校の枠を超えて協力し合い、助け合いながら過ごす時間の中で、新たな友情の輪を広げ、生涯忘れられない素敵な思い出をたくさん作ってくれることを心から願っています。
 子どもたちがこの旅を通して、大きく成長し、一回りも二回りもたくましくなって帰ってくることを楽しみにしています。
保護者の皆様におかれましては、早朝にもかかわらず、お見送りありがとうございました。行ってきます。