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南関第三小学校校内人権集会 心をつなぐ人権集会~思いやりの輪が広がる時間~

12月18日(木)3、4時間目に南関第三小学校の体育館で行われた校内人権集会では、1年生から6年生までの子供たちが、それぞれの学びをもとに人権について考えたことを発表しました。どの発表にも、友だちを思いやる気持ちや、自分をふり返る姿があふれており、心があたたかくなる時間となりました。

「チャレンジ! 一歩前進!」のスローガンのもと、南関第三小学校では「協力する力」「考える力」「やり抜く力」を大切にしながら、日々の学びや遊びに取り組んでいます。
人権集会のはじめには校長先生から、「友だちと助け合い、相手の気持ちに目・耳・心で寄り添うことが、互いを認め合う関係につながること。そして、そうした積み重ねが、部落差別をはじめとするあらゆる差別をなくす行動へとつながっていく」というお話がありました。

【1年生】
絵本『なくなったたまご』を通して、決めつけのこわさや、相手の気持ちを考えることの大切さを学びました。劇や手紙の発表では、「友だちのよいところに気づき、思いやりをもって接したい」という気持ちが伝わってきました。

【2年生】
「とくちゃんたちのなかま」の学習から、仲間はずれの悲しさや、友だちを大切にする心を学びました。「困っている人に声をかけたい」「だれでも仲間に入れたい」といった、やさしい思いがあふれる発表でした。

【3年生】
地域の子供会の学びを通して、「こまっている子」と見つめることの大切さや、人のがんばりに気づくことの意味を考えました。「人にやさしく 支え合う3年生」をめざす気持ちが、しっかりと伝わってきました。

【4年生】
差別に立ち向かう人々の姿から、「勇気を出して行動すること」の大切さを学びました。物や食べ物を大切にすることが、人を大切にする心につながるという気づきもあり、日々の生活を見つめ直すきっかけとなりました。

【5年生】
いくつかの教材を通して、「決めつけ」「無知」「無関心」が差別を生むことを学びました。「まずは話を聞くこと」「おかしいと思ったら行動すること」が大切だと気づき、実生活と重ねながら自分の思いを語ってくれました。

【6年生】
差別とたたかい続けた人々の姿にふれ、「口だけでなく行動で示す勇気」の大切さを学びました。自分の中の迷いや弱さと向き合いながら、「思いやりと感謝をもてる6年生」をめざす決意が伝わる発表でした。

子供たち一人一人が、これまでの学びを通して人権について真剣に考え、発表を通してその思いを共有することができました。
この集会が、いじめや差別のない、あたたかく安心できる学校づくりにつながっていくことを願っています