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土にふれ、心豊かに~全校サツマイモ掘りを通して~

土にふれ、心豊かに~全校サツマイモ掘りを通して~
秋風が心地よい季節となりました。6月に行われた全校サツマイモ苗植えから、季節は巡り――。10月31日、待ちに待った収穫の日を迎えました。
この「サツマイモ掘り」は、1年生から6年生までの全校児童が参加する、本校の温かい伝統行事です。今年も地域の福山正英先生をはじめ、多くの方々のご協力のもと、子どもたちは土と心を通わせる貴重な時間を過ごしました。
当日は秋晴れの空の下、たてわり班での活動としてサツマイモ掘りに取り組みました。上級生が下級生に優しく声をかけながら、一緒に土を掘り進める姿はとても微笑ましく、学年を超えたつながりの中で、「協力する力」が自然と育まれていることを感じました。


土が硬く、掘るのに苦労する場面もありましたが、子どもたちはスコップや手を使って根気強く掘り進めます。土の中から立派なサツマイモが現れるたびに、目を輝かせて歓声を上げたり、友達と顔を見合わせて笑い合ったり――畑にはたくさんの笑顔と達成感が広がっていました。
この活動を通して、子どもたちは、地域の方々と心を通わせながら作業する中で【協力する力】を、作物の育ちや自然のしくみを見つめる中で【考える力】を、そして苗植えから収穫までの過程を大切にしながら最後までやり遂げる中で【やり抜く力】を、確かに育んでいきました。
また、芋掘りの計画や準備、収穫後の片付けまで細やかにご尽力くださった福山 正英さんを始め知己の皆様と保護者の方々に、心より感謝申し上げます。
地域の皆さんとともに育てたサツマイモの実りは、食べ物と人とのつながりへの感謝として残り、これから更に成長にしていくと思います。