学校生活

2017年9月の記事一覧

プロフェッショナル 仕事の道具

その① 「赤青鉛筆」
ちょうど、赤と青の芯の真ん中のところです。
 登校した子を「おはよう」と迎え、ランドセルから教科書と、宿題や連絡帳を出した順にすぐ、丸付けをします。
 授業中は、子どもの机を周りながら、学習シートにアンダーラインやなみ線、テストの採点、放課後は日記のチェックや校正・・・。
 毎日毎日、こつこつこつこつ。
1年生も、カタカナをかけるようになり、いよいよ漢字の学習もはじまりました。

 お母さんのお手伝いで、一緒にいかをさばき、すみがでてきたときのこと
 たけうまにのれるよう、工夫して練習したときのこと
 だいすきな6年生と、ろうかそうじをがんばったときのこと
 宿題をしていて、牛乳をのんだら勉強をやりたくないきもちがとれたときのこと

先生が、ペンを持って日記を読みながら、微笑んでいます。
 
 その② 「オルガン」

 「ふたりでも何でもできる!」が学級目標です。
日直の仕事も、係の仕事も、おやすみの日がありません。
「当番はだれね?」ではありません。「どっちね?」です。
 
 毎日がペア学習。
来年はまた複式になるので、自力解決力が必要になります。
個別に細かいところの学習が出来る今年度は、貴重な一日一日です。
 
 ふたりだけど、ふたりを感じさせない音楽の授業。
大活躍の「オルガン」、様子をお聞かせできないのが残念です。

 その③「選択」
 6年生の理科の時間。
廊下を通っていたら「おおっ!」と、何かに反応した声が聞こえました。
  太陽のことを、個人で調べていました。
「え?うそ!も一回!」
画面を見ながら、その映像や説明に反応して、ipadさんに話しかける声でした。

 調べるのに3人はipadを使っていますが、ひとりは本を使っています。
調べたことを自分のノートに書き、発表して出し合い、新しいことをノートに書き加え、自分のまとめができていきました。

 どうして本で調べているのかたずねたら、
「家でよく使うけど、検索して重たい情報とか、時間がかかったりすることもある。それに、本の方が一部じゃなくて全部が詳しくわかるから。」だと。

 今日の授業が、何を、何のために行うのか、見通しを持たせることができているから、子どもができる「道具の選択」。

その④「お話」
 生活集会では、9月の反省と10月の目標を発表。

校長先生のお話。
「みんなトムとジェリーって知ってる?どっちがすき?」
「トム!!」
「ジェリー!」

「トムとジェリーに天使と悪魔が出るのは知ってる?」
「あ、知ってる!こっちとこっちに出て・・・・!!」
頭のスクリーンにうかんだ映像を、口々に校長先生に言ってます。
「それそれ!」

 行動を選択しているのは自分だけど、それを「意識」しているわけではない子どもたちに、気持ちだけですすまないこと。
立ち止まって考える、自分の行動のコントロール方法を伝授。

「どうしようかなって思ったときに、今日の校長先生のお話を思い出してね。」と。
ココロの複雑な回路を、映像やイラストなしで子どもたちに。


安全

 9月21日から30日まで、秋の全国交通安全運動が実施されています。
26日(火)は学校職員と一緒に、PTA会長さんと副会長さんにも交通指導をしていただきました。

 この日はPTA役員として。

翌朝は、所属している職場や消防などからも、続けて交通指導していただいています。
 
 毎日登校の時、横についてくださっている方からは
「高学年は自分のペースで歩けないから、ストレスがたまるかもしれないから、ようっと先生がねぎらってあげてください。
 えらいですよ、このお兄ちゃんお姉ちゃんたちは。
大人になったらいろんなことがあるから、よか勉強て言えばそうですけどね。」と。

班長   「右、左、右、安全」
指導の方 「は-い、渡って。今日も一日、がんばってね、いってらっしゃーい。」
子    「はい、ありがとうございましたぁ。」
子    「行ってきま-す。」

  地域のみんなに守っていただいている中原小学校の子どもたち。
今年度は事故「ゼロ」継続中です。これからも気をつけていきましょう。

 3・4年生の今日の目標は、「ジャンプアップ会議でいろんなことを話し合おう」でした。

 今日は「10月のクラス目標をきめよう」についての話し合いでした。
司会進め方のマニュアルを時々見ながら、会をうまく進めたり、発表の人の声や意見がスムーズに流れたり、ぶつかったりしないよう、交通指導をしているように司会者さんががんばっていました。

 学校内の道路である廊下や階段です。
掃除でけが(事故)がおきないよう、必要ないものを置かないようにしてありますが、見てください!きれいでしょ?


 子どもたちの、いつも通りのお掃除です。
担当の先生と一緒にみんなできれいに。


満室です。

  行事や発表、提出などしめきりや目標の日があるときに、直前でぎりぎりとか、追い詰めてではなく、練習や準備計画などうま~く段取りが出来る先生や職業の方っていますね。
 
「どうしてできるのかな?」

 脳。
「前頭前野」思考・創造・意志・コミュニケーション・計画などを司るところです。
 ここを育てる源のひとつは、「早寝、早起き,朝ごはん」
これが大事なのはもちろんですが、それと小学生の今しておくことは
「なぜ?」「これ何?」「やってみたい!」などの好奇心
「わかった!」「できた!」などの体験に結びつくこと。
その「芽」です。
これは自然に学び身につく力、押しつけたり、プレッシャーをかけたりは、あまりよくないそうです。

 季節はどんどんすすんでいます。

9月25日(月)の生活で、4時間目、畑から歓声が聞こえていました。
7人ひとつずつ持ったパックに、秋の虫をつかまえてきました。
1号室 こうろぎさん 2号室 かまきりさん 3号室 ショウリョウバッタさん・・・7号室まで「満室」です。
 帰るまでに話し合って、翌日から学校で2匹だけ育てます。
他の方はお帰りになりました。

 給食を食べながら、何気なくの会話の中も、小さな、でも大事な勉強です。
お昼休みの遊びの計画です。何して遊ぶか、誰と遊ぶかが。

 昼休みその①
 バドミントン


 その②3年生の社会授業(ぐぐる社会「愛知」)
 
「4年生も見たい!」と、給食中に社会の先生に話して、教室で登校ルートをみんなと一緒に見ました。
 朝も夕も必ず足を止めて挨拶してくれる兄妹チームの1号さんが「なつかしくて興奮しました!」と汗をかいていました。

 その③竹馬
 
運動会で上手に特技を見せた人が、刺激になったようです。
お互い支え合いながら、練習中。
来年の運動会特技披露がたのしみです。

 その④ボール投げ練習キット
 
小学生の体力テストの項目に「ボール投げ」があります。
本校の体力課題の1つの種目です。
昨年のかけっこ教室のとき、コーチが練習のため作りました。
 その後、常時引っぱればいつでも誰でもカンタンに練習できるようになっています。 

 終わってから、使った中の1番上の学年の子が片付け(巻き尺まき)しながら、
「先に行っていいばい。」と言っていました。


 木曜日の町陸上記録会に向けて、朝ランや休み時間にリレー、バトンパスの練習をしています。

 目指しているのは、たのしむこと、できるようになることだけではありません。
おもしろい→学んで、そして子どもが変わること。

  担任の先生たちは、毎夕事務整理しながら、子どもの変わってきたところを、通知表の評価や所見に書いてお渡しする準備をしています。 
  前期も来週いっぱいでおしまいです。

「やさしい」ICT授業 その2

その2 タブるたかとび「体育」

 9月21日朝ミーティングのお題「今日楽しみなこと」は、「体育」と答えた子が多かったのです。
 体育館で高とびをしていました。

 準備運動をしてから、たかとびの準備です。
 1 高さ調節の洗濯ばさみ
 2 バーがわりのゴム
 3 走るコースを示すマーカー
 4 マット
 5 タブレット(グループにひとつずつ)
 6 ホワイトボード
 7 マーカー

 セッティングしてから、グループで高とびをはじめました。
とぶ人、撮る人、バーのゴムを持つ人です。


先生は子どもの近くをぶ~らぶら。ぐ~るぐる。

先生「集まって!各グループ、いろいろ気付いたことがあるみたいだから、せっかくだから共有しようか。」

 撮影して、グループでさらりと見ていただけの班も、友だちの発表を聞いて、失敗している原因の見つけ方「ポイント」がわかりました。

前半より、班の中でのやりとりがアクティブになりました。
子「もっとこっちから撮って!」
子「手だぁ・・手があたりよったぁ。」
子「踏み切りの足の所を、ちゃんと撮って!」
子「助走のスピードがここで弱くなってきたね。」

先生はぶ~らぶら。ぐ~るぐる。
そして
先生「じゃ、片付け。」

  やりたくなる課題がそこにあると、子どもが自分たちで考えるようです。


「やさしい」ICT授業

その1 ぐぐる「社会」
 3年生は6・7月に町・中原探検をして、みどりがいっぱいの地図をつくりあげました。

「な」んだろう
  「○○ちゃんが転校する前に住んでいた町をたんけんしよう」

 9月21日(木)は、4月に転校してきたお友だちが前に住んでいたところを「ぐぐり」ました。
(地図がリアルになっていくとき、ジャージャン ジャージャン ジャジャ ジャジャ・・・・と鮫が近づいている効果音を、自然にそろって歌っていました・・・)

 住んでいたところから、リアルに学校に向かいます。
「いえをでて いちばんはじめに ほどうきょう」

 本当にそこにいるみたいにうつる通学路、両側にたくさんのコンビニや、ごはんやさんや、ショッピングモールなどなど。
テレビのコマーシャルでよく見る名前に、「あ!近くにあったと?いいなあ!」と大興奮です。
 「愛知県 たてものだらけの 海みたい」

 少し上からの画面に切り替えて見ると、大きな道と小さな道がたくさんあります。
「小牧市は 道路がいっぱい 根っこみたい」

 道の横には緑はあまりなくて、すきまなくいろんなたてものがあります。
「中原と まったくちがう 物だらけ」

 転校前お気に入りだった二カ所を、事前に社会の先生に話していたので、今日はみんなにも紹介しました。
 一カ所目は、住んでいた官舎近くのさくらのところです。

 先生が画面右下の人マークを地図におろし、360度まわしてくれました。
そこに立っているような気がします。
  「木登りを しながらきれいな さくら見る」

 
 二カ所目は、「ふらっとみなみ」
 先生が画面を切り替え、ふらっとみなみのホムペを見せ、どんな目的で建てられているのか、どんな施設なのかが、よくわかりました。
 そういえば先週、お友だちの誕生日のプレゼントにキレイな折り紙4枚組み合わせて「箱」をつくってきていました。
 「誰が教えてくれたの?」とたずねたら「ふらっとみなみ」で習ったのだと言ってたっけ。
  「ふらっとみなみ なんでもできて さいこうだ」

「か」んがえる

 転校前の学校付近と、南小国町を比べて、気付いたことをノートに書き出しました。
そして、気づきを俳句にしました。

「は」なしあう 
   「愛知県 おもいであって さみしいな」
  みんな「才能あり!」だとおもいませんか!!大拍手です。

 ふりかえ「る」 まとめ「る」
 二つの町を比べて感じたことを作文にしました。

「私が○○ちゃんみたいに、ほかの学校に引っこして来たら、とってもさみしいです。
理由は大好きな友だちともはなれてしまうし、大好きな町や、学校ともはなれてしまうからです。
 ○○ちゃんはそんな思いをしていたと思うのでも、もっと○○ちゃんが大好きな学校、町、友だちになって、たくさん遊んで、とってもなかのいい友だちになりたいです。

  ぐぐる社会で、お友だちが転校してきたときの気持ちに思いをはせる、やさしさいっぱいの授業でした。