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水俣の学習に行ってきます。

 五年生は、明日水俣に環境の学習に行ってきます。前日の記事にも書いている通り、熊本県教育委員会は「水俣に学ぶ肥後っ子教室」という取組を行っています。
 この取組のねらいについては、県教育委員会発行の指導資料「水俣に学ぶ肥後っ子教室」中でこのように説明してあります。
<「水俣に学ぶ肥後っ子教室」は、「環境立県くまもと」づくりの担い手である熊本の子どもたちに、水俣病への正しい理解を図り、差別や偏見を許さない心情や態度を育むとともに、環境や環境問題への関心を高め、環境保全や環境問題の解決に意欲的に関わろうとする態度や能力を育成することを目的に実施する。>
 つまり、子どもたちの水俣病への正しい理解が差別、偏見をなくす第一歩であり、環境学習について興味を持つとりかかりとしたいということです。
 水俣病については、私たち熊本県の住民は他県に比べれば、数多くの報道や学習を通じて認識を持っていると思います。
 しかし、いまだにその偏見や差別によって水俣の人たちや患者の皆さんを傷つける事案が発生することもあります。
 これを解消する一歩目は「正しい認識」です。私たち大人も学び続けなければらないのです。
 さあ、明日子どもたちはどんなことを学んでくることでしょう。お家でもお話を聞いてあげてください。


 ↑水俣の事前学習をしているところです。話を聞くと、子どもたちはとっても楽しみにしているそうです。

 【私(運用担当者)は、今でも心にとげが刺さったような気持ちになるつらい思い出があります。もう三十数年以上も前の高校生の時のことです。
 クラスメートに水俣出身の男の子がいました。仲が良かったのですが、ある時ふざけすぎて「水俣病」のことを口にして揶揄したことがあります。彼は、笑っていましたが、「おい、それは、水俣の人間は言われたらいやだけん」と言ったのです。彼の口調はやさしかったのですが、私は、はっとして、顔がかっーと熱くなりました。何とも言えない恥ずかしさと、自分に対する腹立たしさ、情けなさでその場を逃げ出したくなるくらいでした。いくら仲良しでもけっして許されない言葉だったのです。その後、彼とは大学でも一緒でした。今は、ある大学の准教授をしています。】