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記念日 特別な思いを込めて「水俣ハイヤ節」

 今年の5年生の表現種目は「2001水俣ハイヤ節」です。ハイヤ節といえば牛深が有名ですが、水俣にもハイヤ節があります。その成立のいきさつは下記の通りですが、水俣について学ぶ5年生が自分たちの学んだことを表現する一つの形として今回水俣ハイヤ節を皆さんに披露します。
 元気よく、生き生きと、明るく、前向きに、そんなエネルギッシュなハイヤ節です。誰もが持つ悲しみや苦しみもすべて乗り越えて、前へ前へと進んでいこう。踊る人も見る人もこのハイヤで元気がみなぎってくるでしょう。
 下記のようないきさつも心の片隅に置いていただきながら、5年生のハイヤ節にご注目ください。


【 『2001水俣ハイヤ節』とは杉本栄子さん※と荒馬座とで知恵を出し合って創った創作舞踊である。車椅子の踊りも創作したことで、症状の重い胎児性水俣病患者も一緒に踊れる21世紀のハイヤ節となった。この踊りは今や袋小学校をはじめ、水俣市内の多くの小学校で踊り継がれている。また、子どもたちは言葉の不自由な胎児性患者と共通の踊りを踊ることで、言葉を越えたコミュニケーションをとることができるようになった。 】(民族歌舞団 荒馬座 ホームページより)
※両親が水俣病であるということで幼いころから不当な差別を受けながらも、差別に負けず、水俣病の語り部として、その実態を伝えてこられた方。2008年に永眠された。

※写真をクリックすると練習の動画を見ることができます。