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鉛筆 気づく力!

 太田郷小学校では、週に2回職員朝会が行われ、週に1回職員夕会が行われます。
 最後は、校長先生からお言葉をいただきますが、本校の校長先生は時々「私の人権意識の低さからだと思うのですが…」というお話をされます。
 今日お話しされたのは、玄関に上がる階段のことです。「校長室へようこそ」でも紹介している校長先生の花のプランターのことです。

【手すりの下に並べられたプランター・・・今は、移動されています。】

 子どもたちやお客様に楽しんでもらおうとたくさんの花を作っていらっしゃいますが、そのプランターが中央の手すりの下にも並べてありました。
 先日、4年生が目の不自由な方についての学習をしました。 その時視覚障害者の皆さんに来ていただきました。その方たちが階段の上り下りされる時に、プランターがあったために上り下りがしにくそうであったとのことです。校長先生がその方たちの様子を見て「はっ」と気づかれたようです。
 今では、プランターは、手すりから離れたところに置いてあります。私自身も「ああ、きれいだな」と思っていただけで、今朝、校長先生からお話を伺うまでは全く気づきませんでした。その方たちの様子を見ていても、私は気づかなかったかもしれません。
 「気づく力」は「相手の立場に立って考える力」ともいえます。私たち教師は、子どもたちに「相手の立場に立って考えなさい」とよくいいます。でも、子どもたちはまだ、心も体も発達の途中にあり、相手の立場に立って考える力は十分ではありません。また、これは、ある意味仕方ないことです。だからこそ、私たち大人が折につけ、指導助言をしていかなければなりません。もちろん、私たち自身が相手の立場に立って考えることを常に意識せずにはできないことです。常に自分を戒めながら、子どもたちとともに学んでいきたいと思っています。
 太田郷小の花々、また、子どもたち、職員は、太田郷小においでになる皆さんを心から歓迎しています。