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今日は妙見祭(八代最大の祭)

 今日は八代神社秋の例大祭(いわゆる妙見祭)です。地元では妙見さんとよばれてみんながこの日を待っている大きなお祭りです。国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
 長崎諏訪神社おくんち、福岡筥崎宮放生会(あるいは博多祇園山笠)と並ぶ九州三大祭の一つとして知られ、県内外からもたくさんのお客様が見えられます。
 妙見祭の神幸行列は貞享元年(1684年)には始まったといわれています。ご神体は塩屋八幡宮まで「お下り」され、一泊されたあと、翌日、八代神社まで「お上り」の神幸で、神輿、神主、社僧、鉄砲、神馬、笠鉾、亀蛇、獅子等が行列をなして練り歩きます。
 この様子をぜひこのページをご覧の皆さんにお知らせしたく、行列の通過地点の一つである八代駅に朝から行ってきました。
 先頭の神馬は残念ながら先に行っていましたが、御神輿には間に合いました。

御神輿です。御神霊が鎮座されていらっしゃいます。


八代神社の宮司さんです。


 獅子舞は妙見祭成立時には行列にはなかったのですが、元禄時代に長崎諏訪神社おくんち祭から取り入れられたといわれています。
 赤ちゃんが獅子舞にかんでもらう(かむまね)と病気をしないと言い伝えられています。詳しくは八代妙見祭のページをご覧ください。


 見るだけではなく、参加する子どもたちもたくさんいます。銅鑼が鳴ったり、このような服装の子どもたちを見ていると、やはり中国から渡ってきた妙見神のお祭りだなあと感じさせられます。


 八代駅前にずらりと勢ぞろいした笠鉾の列。前夜祭を「御夜」といい、笠鉾などが八代本町のアーケード街を飾りました。


 たいへんきらびやかなものです。


 笠鉾も八代神社に向かって移動をはじめました。


 妙見祭では、地元の子どもたちもたくさん参加します。「ほいほい」という元気なかけ声で祭りを盛上げます。


 地元のケーブルテレビ「ひこいちテレビ」のスタッフの方です。ちょんまげ(本物)を結うほど気合が入っています。


 妙見祭の名物の一つ亀蛇(ガメ)です。カメではありません。ガメです。
 八代神社に祭られている神様である妙見神は、北極星と北斗七星を神格化した玄武神で、中国大陸から亀蛇の背に乗って八代の竹原の津に着いたといわれています。(「学校紹介」の1回目で紹介している竹原神社がまさにその妙見神がつかれた場所といわれています。)
 妙見神が海を渡るのに乗ってこられたこの「亀蛇」は体が亀、頭は蛇という不思議な生き物です。この亀蛇は、激しい舞を踊るのが特徴で、駅前でも、妙見宮近くの砥崎河原(とさきのかわら)でも激しく舞い踊り、祭りの主役の一つもなっています。


 数年前から、子どもたちが舞う『小亀蛇」も登場しました。(下の記事に続きます。)