水上学園ブログ

2026年5月の記事一覧

身体化する学び:割り算の壁を乗り越えて

眩しい初夏の光が教室に差し込んでいます。今日から来週にかけて、最高気温が30度を超える「真夏日」になるかもしれないとの予報が出ています。体育祭の練習が本格化する中、まだ暑さに体が慣れていないこの時期は、熱中症への細心の注意が必要です。ご家庭でも「早寝・早起き・朝ごはん」を徹底し、万全の体調で登校できるようサポートをお願いいたします。

さて、校舎を歩くと、それぞれの学年で「学びの節目」に向き合う姿が見られました。

算数から数学へ、深まる学び

7年生の教室では、数学の授業が行われていました。小学校の算数から「数学」へと呼び名が変わって1か月余り。わずか10メートルほど教室を移動しただけですが、扱う内容はぐっと専門的になります。現在は「分数の割り算」に挑戦中。分数そのものに苦手意識を持つ子も少なくない中、さらに「逆数」を使う割り算となれば、混乱が生じやすいポイントです。しかし、生徒たちは互いの解き方を参考にしたり、友達に相談したりしながら、粘り強く自分のものにしようとしていました。

「わかる」を「できる」に変える

一方、4年生の教室でも割り算の学習が進んでいました。3・4年生で小数や分数、複雑な計算が登場する時期は、算数の「得意」と「苦手」が分かれやすい時期でもあります。黒板には丁寧な「確かめ算」の手順が示され、子供たちは一つひとつの工程を確認しながら問題に取り組んでいました。単にやり方を暗記するのではなく、繰り返し解くことで指先や思考に定着させる。いわば「学びの身体化」ができてこそ、一生モノの「生きた知識」になります。

自分に合った「学習方略」を見つける

本校では現在、授業や家庭学習をより効果的にするために「学習方略」(学習のやり方の工夫)を重視した教育活動を進めようとしています。次期学習指導要領の改訂に向けて現在検討が進められている中でも取り上げられていて、令和の日本型学校教育に必要不可欠な考え方です。

効率よく覚えるには?ケアレスミスを防ぐには?そのヒントとなる「学習方略」についいて解説されているマンガ本を、来週から5年生以上の教室に1冊ずつ設置します。

「頑張っているけれど、なかなか成果が出ない」と悩む子も、自分に合ったスタイルを見つけられれば、学びはもっと楽しくなります。一人ひとりの「学びたい」という気持ちを、最適な方法で応援してまいります。

青空に響く鼓笛と応援、そして未来を見据える真剣な眼差し

五月の爽やかな風が、水上学園の校舎を吹き抜けています。今日の空は、まるで子供たちのエネルギーを映し出したかのような、どこまでも続く澄み切った青色です。

そんな心地よい陽気の中、教室では9年生が実力テストの初日に挑みました。これまでの学びを自らの力で形にするべく、一問一問に集中する姿は、最高学年としての風格を感じさせます。ペンを走らせる音だけが響く静寂の中には、進路を見据えた強い覚悟が宿っていました。

一方、グラウンドや体育館からは活気ある声が聞こえてきます。来たる体育祭に向けた練習が本格的に始まっています。

3〜6年生の児童は、伝統の鼓笛練習に取り組みました。太鼓や鉄琴の音色、そして軽快にリズムを刻むメジャーバトン。全体の動きを合わせることは決して容易ではありませんが、周囲の音をよく聞き、自分の役割を果たそうと一生懸命に足並みを揃える姿が印象的でした。

後期課程(7〜9年生)の生徒たちは、応援練習に励んでいます。リーダーを中心に、どのようにすれば自分たちの熱意が伝わるのか、意見を出し合いながら試行錯誤を繰り返していました。生徒が主体となって創り上げていく。これこそが、水上学園が大切にしている「自ら学ぶ姿勢」です。

また、本日は1年生から4年生を対象に歯科検診も行われました。

6月4日からの「歯と口の健康週間」を前に、自分の体の健康状態を知る大切な機会です。初めての経験に少し緊張した様子の1年生も、お医者さんの前で大きく口を開け、静かに順番を待つことができました。「お願いします」「ありがとうございました」としっかり挨拶できる姿に、日々の成長を感じ、胸が熱くなりました。

学び、走り、奏で、そして自らの体を労わる。

今日も水上学園は、子供たちの生き生きとした活動で満ち溢れています。保護者の皆様、地域の皆様、一生懸命に「今」を積み重ねる子供たちを、これからも温かく見守ってください。

 

自ら学び、対話を楽しむ水上っ子たち

昨日の日中は夏日となり、昼休みに校庭で遊ぶ子どもたちは、顔を真っ赤にして汗を流していました。しかし夕方からは天気が一転、昨夜の激しい雷雨には驚かされましたね。でも今朝は、雨上がりの澄んだ空気が心地よい、爽やかな五月晴れとなりました。

校舎を回ると、今日も子どもたちの生き生きとした「学び」の姿があちこちで見られました。

5年生の国語の授業では、インタビューの学習が行われていました。自分たちがインタビューしている様子をタブレットで録画し、それを客観的に見直すことで、「もっとこうした方が伝わる」「今の質問は良かった」と、自分たちで改善点を探っていました。デジタル機器を文房具のように使いこなし、対話の質を高めようとする姿が印象的でした。

6年生の教室では、物語文「帰り道」の読解に熱心に取り組んでいました。登場人物の揺れ動く心情について、クラス全体で意見を出し合い、多角的な視点から物語を深掘りしていました。高学年らしい、深く落ち着いた対話の時間が流れていました。

低学年も負けてはいません。1年生は「はなのみち」の授業で、二つの絵を見比べながら、隠れた違いを一生懸命に発見し、元気よく発表し合っていました。

理科室では3年生がホウセンカとヒマワリの子葉をじっくりと観察。「こっちは丸いよ」「こっちは少し細長いかな?」と、小さな命の変化を鋭く見つけていました。

 

本校が目指しているのは、誰かに言われてやる「やりなサイ」ではなく、自分から進んで取り組む「やるゾウ」がいっぱいの学校です。

今日のように、子どもたちが自ら問いを持ち、仲間と対話し、発見を喜ぶ姿こそが「やるゾウ」の象徴です。明日もまた、そんな前向きなエネルギーが学校中にあふれることを楽しみにしています。

 

五月晴れに響く歌声、体育祭に向けて全校一丸となって

まさしく「五月晴れ」と呼ぶにふさわしい、さわやかな朝を迎えました。

雲一つない青空が広がり、水上学園の木造校舎を明るく照らしています。

登校した子どもたちが教室に入ると、それぞれの教室から朝の会が進む様子が聞こえてきました。

廊下を歩いていると、4年生の教室からは、元気いっぱいの歌声が響いてきます。

その明るい歌声に、聞いているこちらも元気をもらいました。

今日も明るく・楽しく・元気な水上学園の一日が、ここから始まります。

3時間目には、運動場で全校体育祭練習が行われました。

青空と山の緑を背景に、全校児童生徒が元気よく活動しました。まずは全校ダンス「スカイラン」の練習。

曲に合わせてみんなで楽しそうに踊る姿は、見ているこちらも自然と笑顔になります。

その後は、閉会式の練習へとスムーズに移行。

そして、練習の最後は全校児童生徒で校歌斉唱です。

運動場に大きく広がった全校児童生徒の元気な歌声が、さわやかな風に乗って、学園中に、そして地域へとも響き渡りました。

体育祭本番まであと少し。子どもたちは、全校一丸となって練習に励んでいます。

保護者の皆様、地域の方々、ぜひ当日をお楽しみに。

第4回体育祭は5月24日(日)開催です。

未来のエネルギーをデザインする:8年生の探究

週明けの月曜日、爽やかな初夏の風が教室の窓から吹き込んできます。先週末は感染症拡大防止へのご協力、誠にありがとうございました。おかげさまで、子どもたちは大きな混乱もなく、元気に一週間のスタートを切ることができました。引き続き、ご家庭での健康管理をよろしくお願いいたします。

校内を歩くと、運動会に向けた鼓笛の力強いリズムが響き、1年生の教室からは算数の学びに歓声を上げる元気な声が聞こえてきます。そんな活気あふれる校舎の中で、ふと足を止めたのが8年生の社会科の授業です。

「自分たちにできること」を考える

黒板には「持続可能な社会に向けて行われている取り組みを知ろう」という学習課題が掲げられていました。石油、鉄鉱石、石炭……。日本がその多くを海外に頼っている資源の現状を確認した上で、生徒たちは「これからのエネルギー」について深く考えを巡らせていました。

授業では、教科書の内容をただ暗記するのではなく、プリントや資料を囲んで活発な意見交換が行われていました。

「なぜこの発電方法が注目されているのか?」
「日本国内で資源を確保するにはどうすればいいのか?」

生徒たちが身を乗り出して資料を指し示し、互いの考えを共有する姿には、単なる知識の習得を超えた「当事者意識」が芽生えているのを感じます。

教室から未来へ

世界的なエネルギー不足や環境問題は、決して遠い国の出来事ではありません。自分たちが大人になったとき、どのような社会であってほしいか。そのために今、何を知るべきか。真剣な眼差しでワークシートに向き合う8年生の背中は、未来の創り手としての頼もしさに満ちていました。

水上学園では、こうした「生きた学び」を大切にしています。知識を得ることで世界の見え方が変わり、それが「持続可能な社会」を築く一歩になると信じています。

日常の風景の中に、子どもたちの確かな成長と未来への思考が息づいています。