2025年2月の記事一覧
プログラミング教育
SONYの協力を得て、プログラミング教育を行いました。プログラミング教育とは、物事を順序立てて論理的に考える力(プログラミング的思考)や、プログラミングに関する技術および知識を学ぶための教育のことです。今回は、タブレットで作成したプログラム(前に進む、右に曲がる、左に曲がる等)により、TOIO(トイオ)というキューブ型のロボットがプログラムどおりに動くという体験をしました。タブレットに向かう表情はみんな真剣で、TOIOが動いた瞬間には「おぅ~(^o^)」という反応を示していた子どもたちでした。
世界で唯一無二の卒業証書を!
6年生が世界でたった一つの卒業証書作りに挑みました。地域おこし隊の協力を得て、水俣浮浪雲工房の金刺さんのご指導で和紙の紙漉きに挑戦しました。
和紙の原料である楮(こうぞ)に、菊陽町の特産であるにんじんのペーストを混ぜて、まさに菊陽町ならではの唯一無二の卒業証書を自分の手で作りました。この和紙は、500年は保存することができるそうです。この子たちの子孫が500年後に、この卒業証書を見たときに何を思うのでしょうか。そう考えただけで何だかワクワクしてしまいます。
一生懸命走り抜いた持久走大会
1月23日に持久走大会を行いました。体力テストで、持久力に課題がありましたので、事前に体育や業間の時間を活用して、持久力を高める取組を進めてきました。自分の目標に向かって精一杯取り組む姿がそこにはありました。中には、数か月前から計画的に練習を重ねていた子どもたちもいたようです。当日は、すべての子どもたちの一生懸命さが光り輝いていました。
「今どきの若いもんは・・・」について考える
「今どき(最近)の若いもんは・・・」という決まり文句で、年配の人が若い人たちを批判することが多いものです。私もついつい、このフレーズを発してしまいます。自分自身もそう言われてきたことを忘れてしまっています。
そもそも、「今どきの若いもんは・・・」という言葉は、古くから使われてきた言葉だそうです。紀元前2000年頃のヒッタイト王国(現在のトルコあたり)の粘土板で作られた書簡に「最近の若い者は・・」といった現状を嘆く言葉が書かれてあるそうです。同様に、エジプトで発掘された紀元前2000年の遺跡の壁にも、1200年以上前に建てられた法隆寺の塔にも書かれていたそうです。つまり、いつの世においても年長者にとっては若者はよく理解できない存在のようです。
なぜ、こうしたことを記事にしているかというと、先日、私が教諭として最後に担任した子どもたちが成人式を迎え、「成人を祝う会」に足を運び、久しぶりに懐かしい顔を見ながら話すことができたからです。
そこには、一人一人が自分の夢や進路をしっかり持ち、新たなステージで頑張っている(これから頑張ろうとしている)姿がありました。希望に燃え、現実を見定め、自分の頭で考え、自分の足で立ち、新たな道を歩み始めている。そして少年の頃の優しさや温もりや朗らかさはそのままに持ち続けている様を見て、「今どきの若いもんは・・すばらしい!」と心から感じたのです。「この子たちが、歴史の新しいページを開いていくことだろう!これからの日本そして世界を築いてくれるだろう!」と強く思えたのです。
そんなすてきな若者たちの育ちを、すぐ側で見守ることができる幸せを感じるとともに、校長として、この南小の子どもたちの未来を育てる喜びと責任を感じているところです。10年後20年後の姿を見通して、現在を大切にしていきます。
金融教育を行いました!
先日、5・6年生を対象に、地域学校協働活動として金融教育を行いました。私も含めて古い世代は、「お金」のことはしっかりと学んできておらず、生活設計力は高いかと言われれば・・・。ましてや、世の中には、どうにかしてお金をだまし取ろうとする悪行も蔓延っている現実があります。
そこで、お金のことに興味を持ち、これから先の人生を計画的に設計していく力を培う必要があります。それが金融教育です。
今回は、肥後銀行さんにゲストティーチャーとしてお越しいただき、楽しい参加型の授業をしてもらいました。
お金を計画的に貯めるワークショップや、1億円の札束を抱えてみたりと、楽しみながら学ぶことができました。