9月13日(水)は、菊池教育事務所から、長尾指導主事を講師としてお招きし、子供が主体となる学びの在り方、子供自らが楽しさを味わう授業づくりについて、職員の校内研修を実施しました。授業展開について、詳細にアイディアや実践を出し合う、非常に有意義な時間でした。この時間に学んだことは、これからの授業で生かせるものとなりました。
6日(水)の3・4時間目に、算数の研究授業を行いました。3年生は「あまりのあるわり算」、4年生は「割合」の単元でした。単なる計算問題ではなく、「考え方」を問う大切な内容です。たとえば、3年生では、「35人の子どもが、長椅子1脚に4人ずつ座っていきます。みんなが座るには長椅子が何脚いりますか」という問題を考えました。式を立てると、「35÷4=8あまり3」となりますが、問題に対応する回答は、「8」でも「8あまり3」でもありません。「みんながすわるには」と問題にありますから、正解は9脚です。このように、式の意味を考えたり、答えの根拠を説明したりすることが求められるのです。子供たちは、言いたいことがうまくつたえられないもどかしさがありながらも、みんなでよりよい説明に練り上げていく様子を見せてくれました。また、4年生では「割合」を学習しましたが、小学校の算数では難しいところの一つ。ここで、考え方の基本をしっかり押さえておかなければなりません。「基(もと)になる量」と「割合」については、普段の生活の中でも活用する場面が多くあります。ふとした場面で、話題にしていただけたら学びが深まりますね。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 森田 富士夫
運用担当者 教諭 小嶌 幸陽