日誌

研究授業(中研)を2コマ実施(3年生・4年生)

6日(水)の3・4時間目に、算数の研究授業を行いました。3年生は「あまりのあるわり算」、4年生は「割合」の単元でした。単なる計算問題ではなく、「考え方」を問う大切な内容です。たとえば、3年生では、「35人の子どもが、長椅子1脚に4人ずつ座っていきます。みんなが座るには長椅子が何脚いりますか」という問題を考えました。式を立てると、「35÷4=8あまり3」となりますが、問題に対応する回答は、「8」でも「8あまり3」でもありません。「みんながすわるには」と問題にありますから、正解は9脚です。このように、式の意味を考えたり、答えの根拠を説明したりすることが求められるのです。子供たちは、言いたいことがうまくつたえられないもどかしさがありながらも、みんなでよりよい説明に練り上げていく様子を見せてくれました。また、4年生では「割合」を学習しましたが、小学校の算数では難しいところの一つ。ここで、考え方の基本をしっかり押さえておかなければなりません。「基(もと)になる量」と「割合」については、普段の生活の中でも活用する場面が多くあります。ふとした場面で、話題にしていただけたら学びが深まりますね。