設計のコンセプト
合志楓の森小学校と合志楓の森中学校を設計・建築をされた佐藤総合計画が、本校を業界の「作品選集2023」に応募されれており、午前中、審査員の方2名が来校され、現地審査が行われました。佐藤総合計画から本校の設計者2名が本校設計のコンセプト等を説明されました。(以下、説明資料等から)
『南北2本の廊下の間に、開放的な「図書室」「多目的室」「テラス等」の「合志の丘」を設け、屋内外の廊下で結び、行き止まりなく回遊性が高い、まちのような賑わいが感じられる空間とした。』
『2 方向からの通学路に配慮し東と北の 2 つの門から「みんなの玄関」へと導き、登下校やグラウンド、体育館への移動時には必ず「みんなの玄関」を通る計画とし、小学生や中学生の隔てもない出会いを促す計画とした。』
『屋内外の階段や吹き抜けを介して連続する「合志の丘」は、それぞれの居場所を確保した上で、異なる学年の子どもがお互いの気配を感じ、様々なシーンに出会うことができる空間構成である。様々な出会いに恵まれ、小さな子が中学生に憧れを抱いたり、子ども同士の助け合いが生まれたりと、子どもたちの主体的な活動を促す学び舎となることを期待する。』
『変化する社会の中、コミュニケーション力や課題を見つける力の重要性が高まっている。多様な生活の場と変化のある空間構成、学年を超えた交流が生まれる空間づくりにより、こどもたちの主体的で深い学びを促し、生きる力を育む場づくりを目指した。』
改めて、本校の設計のコンセプトを聞くことができ、子ども達の中で、それが形となっているなと感じました。