学校ブログ

4年社会「自然災害から人々を守る活動」

 4年生は、社会科で「自然災害から人々を守る活動」という単元を学習しました。そこで本日、実際に活動されている方を講師としてお招きして学習を深めました。

 講師の先生は、「一般社団法人 7DAYS 山岳災害レスキュー連合会」代表の白木川直己さんと白木川珠実さんです。

 白木川さんは、実際に山で遭難された多くの方を救助されています。その現場の様子や救助の方法などを写真や動画等を使って説明されました。また、球磨川の水害、能登半島地震の現場にも行かれて救助活動を行った様子についても伝えていただきました。

 その後は、体験型の学習になり、リアルな世界を想定して「自分だったらどうする?」と考えながら、三つのミッションをクリアしていく学習になりました。

【ミッション1】山で遭難者がでました。その時の山の様子がこの写真です。その時、この中のどのグッズを持って助けにいきますか。(白木川さんには、たくさんの道具や身の回りの物を用意していただきました)

 その中から必要な物をグループで話し合って決め、その理由を白木川さんに報告するというものです。子どもたちは、様々な場面を想定して、グループで何を持って行くかを考えました。また、白木川さんへの報告は、理由も的確に言えていました。

【ミッション2】次は、水難事故です。これも写真から判断して、その時に何が必要かを考えることができました。

【ミッション3】実際の救助用のドローンは、白木川さんがデモンストレーションで飛ばしていただきました。子どもたちは、そのすごさに感動していました。

 それは子どもたちには扱えないので、ミッションとしては、小型のドローンを実際に飛ばして、救助者を探すというものです。1人ずつ全員が行いました。10mくらい離れたところに先生が立ち、そこに向けてドローンを飛ばし先生が胸元でキャッチしたら合格!子どもたちは、巧みにドローンを操縦することかできました。

 最後に、白木川さんは「困っている人がいたら助けることができる人」になってくださいと話されました。ボランティアで全国の人を助けている白木川さんの話を子どもたちは、真剣なまなざしで聞くことができました。

(校長 佐藤 政臣)