校長ブログ「風土」
177(2025-0214)【貴重】
今日はバレンタインデー。以前は、校内での受け渡しについて子供たちにしつこく注意をしたり、摘発したりすることもありましたが、最近その手の話題は聞こえてこなくなりました。
ところで、先日テレビを見ていたら、最近の様々な物価高に伴い、チョコの原料となるカカオがすごく値上がりしているとか!「自分チョコ・友チョコ・本命チョコ」など今までのように買えば万単位で吹き飛んでいくそうです。チ〇ル1個でも貴重ですよね。
176(2025-0213)【居場所】
日頃、なかなか学校に足が向かない子供たちがいます。原因は、人それぞれでこれといった理由がわからないケースも…。子供たちの居場所として学校以外の場所も増えていますが、全国では30万人を超えたというデータもあり、完全にまかなえているわけではありません。そんな中、しばらく会えなかった子供と今日久しぶりに会うことができました。数か月ぶりで少し背も伸びていました。子供たちの笑顔のために居場所を増やさなければ!
175(2025-0212)【高校生の活躍】
北稜高校の学校運営協議会がありました。生徒2名が、自分たちで企画・商品開発・製造・販売を行った「たまフル(玉名のトマトを使ったふりかけ)」の報告をしてくれました。北稜高校の全校生徒が、それぞれの学科で役割分担して、試行錯誤しながら商品化させたそうです。商品は、玉名市内だけでなく東京でも販売をしたとのこと。生徒数は少ないけど、自分たちで考え、創りあげたという自信に満ちていました。北稜生の活躍に拍手!
174(2025-0210)【ニットの日】
2月10日は「ニットの日」です。セーターや手袋などの編み物の普及を目指して神奈川県で37年前に始まったそうです。毛糸を使ったものが真っ先に思い浮かびますが、実際には綿糸で編んだものも総称して「ニット」と言うんだとか…。寒い季節になると、ニット製の帽子やマフラーは、身体を温めてくれる必須アイテムですよね。
ちなみに、12月10日は「いつでもニットの日」と言うそうで、年中親しんでもらうために制定されたとのこと。
173(2025-0207)【そんなこともあるさ】
「智に働けば角が立つ情に棹させば流される」これは、夏目漱石の著書「草枕」に出てくる言葉で、人付き合いの難しさを伝えています。子供たちも集団生活の中で、仲良く過ごすだけでなく、時には我を通しすぎたり、遠慮しすぎたりして人間関係に悩み、傷つくことがあります。そんな経験を通して、バランスを取りながら関わる術を身につけていくのでしょうが、「そんなこともあるさ」という言葉で割り切るのも一つの手だと思います。
172(2025-0206)【つながり】
今日、体験入学がありました。新入生が1年生と交流をしている間、保護者の方々は体育館で説明会となっていたのですが、入学した後に顔見知りの方が1人でも多くなるようにと、「親の学び」講座を多めに設定することにしました。
「つながり」をテーマに保護者同士のアイスブレイクを中心に行い、最後は
”子育てすごろく”でお互いのことを知り合うきっかけ作りをしました。徐々に笑顔も増え、和気藹々とした雰囲気が印象的でした。
171(2025-0205)【ミシン縫い】
5年家庭科「エプロン制作」のサポートに入りました。初めてのミシンに挑戦中です。私も高学年担任が長かったので、毎回苦労していたことを思い出します。ミシン自体は、手縫いと比べて速いし、丈夫に縫うことができますが、とにかくちょっとしたことで不具合が出ると、先に進めなくなります。そんな時、友達にアドバイスを送る子供の姿を見ると、微笑ましいものです。自分たちの力で完成する喜びを味わってほしいと願っています。
170(2025-0204)【雪やこんこ】
今シーズン最強寒波が日本全国に猛威を振るっています。これまでも何度か寒波は来ていましたが、今回は長居するタイプのようです。
今朝は、子供たちが登校する時間帯に、前が見えづらくなるほどの雪が降りだしました。しかし、降っていた雪は「ぼたん雪」と呼ばれる、水分を多く含んだものだったので、降り積もることはありませんでした。これが、水分が少な目の「粉雪」になると…。明日以降も冷え込みは厳しいようで、心配です。
169(2025-0203)【立春】
例年ですと、3日が節分で、4日が立春というところですが、天文学的に「太陽黄経(太陽の見かけ上の通り道)が315度になった瞬間が属する日」を立春とすることから、今年は今日となったようです。
他にも立夏、立秋、立冬とあって、季節を分ける日として「節分」があるのですが、古代中国では立春から1年が始まるということで、その前日のみ「節分」としたとのこと。日本でも節分には豆まきをしたり、恵方巻を食べたりしますよね。
168(2025-0131)【交換授業】
2年3組の道徳の授業を参観しました。2年生では、秋ごろから担任が交代で授業をする「交換授業」を取り入れています。子供たちは、いろんな先生から授業を受けられて新鮮な気分で取り組めます。先生たちは、担当する1つの教材を4クラスで行うため、効率的かつ効果的な指導ができるメリットがあります。先生たちは学年全体の子供たちと関わってきていることで、子供たちも違和感なく楽しそうに取り組んでいる姿が印象的でした。
167(2025-0130)【冠雪】
2階の教室から外を眺めてみると、真っ白になった雲仙普賢岳(標高1483m)が見えました。ここ数日の冷え込みで、冠雪したのでしょうが、普賢岳の上から3分の1ほどまでが白くなっていたので、1000m付近から降り積もったのでしょう。そういえば、熊本市西区にある金峰山の頂上付近(標高665m)も積雪があったと新聞に出ていました。
1月もいよいよ終わり、来週には立春(2月3日)となりますが、まだまだ厳しい寒さは続きそうです。
166(2025-0129)【体力≠耐力】
体力低下が叫ばれて久しいですが、人生100年時代において、健康寿命をいかに伸ばしていくかということも重要です。小学校運動部活動がなくなり、身体を動かす機会が減り、体力の二極化も大きな課題です。以前は、「体力は耐力」と言われることが多く、持久走などもかなり大きな負荷をかけていました。しかし、燃え尽きてしまっては何もなりません。生涯に渡って身体を動かしていくためにも楽しみながら運動を続けることも大切では?
165(2025-0128)【校舎】
玉中校区の校長会のため、教諭時代の5年間、そして、教頭として1年間勤務した玉名町小を訪問し、久しぶりに校舎の中に入らせてもらいました。平成21年に体育館、平成29年に校舎が建設されましたが、どちらの工事の時も、期間中は不便なことだらけでした。特に、校舎建設の時は、遊ぶ場所がなく、隣の玉名女子高のグラウンドを借りたことも…。いまだに真新しい校舎や広い体育館を羨ましそうに見ていたのは言うまでもありません。
164(2025-0127)【鯨肉】
今日の給食にはクジラの肉を使ったメンチカツが出ました。言われなければ、きっといつも食べているメンチカツと間違えてしまうほど、違和感のない食感・味でした。
戦後から昭和40年代は食糧難のため、牛肉はもちろん豚肉や鶏肉も少なく、その代わり栄養があり安価だった鯨肉を給食で使っていたそうです。私も小学校低学年の頃によく出ていたことを覚えています。その後、値段が上がって今や高級食材!変われば変わるものですね~。
163(2025-0124)【間(ま)】
現代人には「3つの間」が足りないと言われています。
1つ目は、時間。平等に与えられているものですが、のんびり過ごす時間が減り、常に時間に追われていますよね。
2つ目は、空間。遊ぶ空間が極端に減っています。公園ではボールが使えない所が多いし、逆に狭いネット空間が遊び場になっています。
3つ目が、仲間。バーチャルやSNSだけの繋がりになりがちです。
「間」がなくなって“間抜け”にならないようにしたいものです。
162(2025-0123)【応援の力】
27日の持久走大会に向けて子供たちは、連日朝ランや試走に取り組んでいます。以前は、バイパスもなかったので山田神社までの折り返し(高学年)でした。その後、四十九台公園周辺のコースに変わり、バイパス開通後は現在のコースに変わったそうです。持久走は、呼吸が苦しくなり、足が痛くなって、ついつい歩きたくなるのですが、声援を受けるといつも以上に力が出るから不思議です。本番で子供たちへの応援よろしくお願いします。
161(2025-0122)【情報化の光と影】
5年の社会の授業で「情報化」について学んでいました。デジタルネイティブな子供たちにとって、身近な話題のため、興味津々といった感じで授業が進められていました。最近は、キャッシュレスにより、手軽に決済ができるだけでなく、消費者の購入傾向も把握できるというメリット(光)があります。しかし、クレジットカードや○○ペイなどにより個人情報を数多く提供しているという(影)の部分も理解しておく必要がありますよね。
160(2025-0121)【陽射し】
今週は寒さもやわらぎ、上着もいらないほどです。今日は、そうじがある日なので、昼休み終わりに久しぶりに校長室のブラインドを上げてみました。これまではブラインドを閉めていたので気付かなかったのですが、机の端まで陽が射してきました。夏場は、高い角度で太陽が動くため、部屋の中まで陽射しが入ってくることはありません。冬場の太陽は、かなり低い角度になっていることを実感しました。厳しい寒さはいつまででしょうか?
159(2025-0120)【つながり】
1本の電話が入りました。相手は昨年4月に開校したばかりの「県立ゆうあい中学校」の校長先生でした。県の教育行政に勤務していた時から面識があった先生ですが、先週玉名高校で体験入学会があった際に、主幹教諭が参加(ゆうあい中の校長先生と同勤した関係)したお礼の電話でした。その校長先生は、宇城のご出身ながら、初任が玉名町小ということでさらに話が盛り上がったのは言うまでもありません。人の繋がりって素敵ですね。
158(2025-0117)【30年前】
30年前の午前5時46分…。兵庫県淡路島を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生しました。いわゆる「阪神・淡路大震災」です。高速道路がなぎ倒され、大規模火災、液状化でビルが倒壊するなど大きな被害に驚きました。
1995年ですので、子供たちはもちろん本校職員も7名は生まれていないのです。この地震をきっかけに全国各地で建物の耐震化が進み、災害ボランティアの仕組みも整備されるようになりました。ご冥福を祈ります。