学校生活

2025年11月の記事一覧

今日の栖本っ子~伝統を受け継ぐ!3・4年生「かっぱ太鼓」~

 11月6日(木)職員室にいても心地よく響いてくる太鼓の音に誘われ、体育館に様子を見に行きました。体育館では、来たる学習発表会「栖本冬物語」に向けて、3・4年生の子供たちが「かっぱ太鼓」の練習に励んでいる姿がありました。

 今年度から初めて「かっぱ太鼓」に挑戦している3年生の子どもたちは、その真剣なまなざしが印象的でした。先輩である4年生の頼もしい姿を見習い、また、一緒に練習を重ねる中で、短期間にもかかわらず、曲を通して見事に太鼓を打ち鳴らせるようになっていました。その上達ぶりには、目を見張るものがあり、感心しました。しかし、もちろん、まだ細かな部分で、わずかな音のずれや、太鼓を打たない時の「間」のポーズが完璧に揃わないところも見受けられます。しかし、子供たちは互いに声を掛け合い、真摯に課題に取り組む姿を見せています。 

 また、先日、かっぱ太鼓の生みの親である辻先生にご指導いただいた貴重な教えを胸に、子供たちは一打一打に魂を込めて練習に励んでいます。この伝統を受け継ぎ、自分たちのものにしようと努力する子供たちの姿は、本当に頼もしく、誇らしい限りです。学習発表会当日、34年生の子どもたちが会場いっぱいに力強い太鼓の音を響かせ、見る人の心を震わせてくれることが、今から本当に楽しみでなりません!保護者の皆様、地域の皆様、どうぞご期待ください。

 

今日の栖本っ子~2年生かけ算九九チャレンジ!!~

 11月5日(水)、今日は、2年生の子どもたちかけ算九九の取組を紹介します。

 2年生は、「かけ算九九」の学習を一通り終えました。子どもたちの達成感と自信を育むために、今日から「九九がんばりカード」を使って、九九の習得に向けて頑張っています。子どもたちは、担任の先生だけでなく、他の先生方にも九九を披露し、スラスラと唱えられたらご褒美のシールやサインをもらえるというルールです。校長室にいると、目を輝かせながら私のところへ来て、「校長先生、僕の九九を聞いてください!」と、誇らしげに暗唱してくれる姿がありました。少し緊張しながらも、一生懸命に九九を唱え切った時の弾けるような笑顔と、「やった!サインもらえた!」という喜びの声を聞くと、うれしくなりました。この「九九チャレンジ」を通して、「できるようになるまで諦めない粘り強さ」と「先生方に認められる喜び」を味わってほしいと思います。

 

今日の栖本っ子~3・4年生かっぱ太鼓について学ぶ~

 さて、先日の10月30日(木)は、3・4年生の「総合的な学習の時間」において、大変貴重な学びの機会がありました。日頃から子どもたちが親しんでいる「かっぱ太鼓」を考案され、その歴史を築いてこられた辻先生にご来校いただき、特別にお話を伺いました。

 辻先生からは、「なぜ、このかっぱ太鼓が生まれたのか」「どのような想いを込めてつくり、代々大切にしてきたのか」といった、深いお話をしていただきました。郷土の文化を創り、守り継ぐことの尊さや情熱が、ひしひしと伝わってくる時間でした。お話を聞き終えた子どもたちは、「かっぱ太鼓は、昔から大切に受け継がれてきた地域の宝物なのだと知りました。」「辻先生から教えていただいた、太鼓に込められた思いやリズムを、これからの練習に生かしていきたいです!」など、熱い思いが詰まった言葉が次々と綴られていました。

 今回のようなこうした出会いが、子どもたちの「自分たちの地域を大切にする心」を育み、より豊かな人間性を培う糧となることを確信しています。今後のかっぱ太鼓の練習が、さらに一段と活気に満ちたものになることを楽しみにしています。