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「校歌を探る」シリーズ①

「♪ 不知火の 青い海 汐のかおりも きらめきも♪」で始まる本校の校歌。はて、八代海とも呼ぶけれどあまり使わない・・・どうなってるんだろう・・・と改めて疑問に思い、いろいろ検索してみると、「八代海(別名「不知火海ともいう」)といった書き出しの記事がとても多いことに気付きました。たまたま職員室にいた職員に聞いたところ、目の前の海を「八代海」と呼んでいる人はいませんでした。熊本県の公式観光サイトには、次のようにあります。「旧暦8月1日(八朔)に、不知火海(八代海)上に見られる蜃気楼現象。国の名勝に指定されています。景行天皇の九州巡幸が記された日本書紀には、不知火海上で方向が分からなくなった景行天皇が、遠方に灯された火によって陸地に導かれ、『誰が火を灯してくれたのか』と尋ねたものの、誰も知らぬ火(不知火)であったという逸話が記されています。毎年旧暦の日は、観望地・永尾神社に多くの人が集まります。」この神秘的な名前は、くだもの、力士名、文学その他いろいろなものに使われ、まさに私たちにとって身近な、生きた歴史そのもの。ちなみに、平均の水深をご存じですか?24mくらいだそうです。毎日表情を変える、私にとっては原風景の海。子供たちにとっても、大切な存在ではないでしょうか。校歌の歌い出しにふさわしいと改めて思いました。