校長室から

2021年1月の記事一覧

1月25日~1月26日

1月28日(木) 「言葉の力」の大切さ

苓北町内の小中学校では、毎月書道講師の馬場先生にお出でいただき、子供たちの毛筆指導をしていただいております。授業の初めに学級全員で「お習字のおしえ」を唱え、本時で練習する文字の意味やつくりを教えていただいてから練習に入ります。
「お習字のおしえ」とは、「お習字にはその人の心が表れます、心が正しいと文字も正しく書けます。正しい文字を書くと心も正しくなります。」という言葉ですが、馬場先生は、書道を通じて人としての在り方について教えていただいていると感じます。
馬場先生は、毎年苓北町内の小中学生で卒業を迎える児童生徒に、子供と保護者で話し合って選んだ文字を色紙に書いて贈られています。「長い人生の中で、つらいことや苦しいこともあるだろうけれど、言葉の力に勇気づけられることもたくさんある。そういう意味からも「言葉」を大切にしている。」ということを教えていただきました。馬場先生の苓北の子供たちへの思いを知り、心から感動しました。
「書道」とは、正に人間形成の根本を学ぶものだと感じました。
   

 

1月27日(水) わたしたちの県のまちづくり

4年生の社会で『わたしたちの県のまちづくり』という単元があります。その中の「自然を生かしたまちづくり」という学習で、天草の崎津地域の様子から気が付いたことをタブレットを使って紹介していました。その様子を見ていたのですが、子供たちが上手にタブレットを扱い、写真を切り替え、その場でタッチペンを使って書き込みをしながら説明していました。私が学級担任をしていた頃は、資料を印刷して配付し、書き込みをさせていました。印刷も今のように鮮明ではなく、白黒でした。また、ペンで書き込んでしまうと修正ができませんし、資料を綴るファイルも必要でした。資料が多くなると、整理するのが大変でした。タブレットを使うと、書いたり消したりするのも自由自在ですし、保存さえしていれば、次の時間にすぐ振り返りができます。
これからの教育は、私たちが経験したことのない領域へと加速しています。単にタブレットを扱うことができると言うのではなく、子供たちがどんな力を身に付けていけばよいかを見定めながら、学びを深めていきたいと思います。
 

 

1月26日(火) 意味を考える大切さ

3年生の社会科で「事こや事けんからまちを守るくふう」について学習していました。先週、学校周辺を回りながら、どんな工夫があるかを探していました。授業を見ていると、「なぜ」を子供たちに問いかけながら授業が進んでいました。「なぜ、カーブミラーは必要なのか。」「なぜ、横断歩道は必要なのか。」という問いかけから、改めて自分の身を守るために取るべき行動を考えていたように感じました。
「これは○○だよ。」と教えるだけでなく、「どうしてこういうものがあるのかな。」と問いかけることで、子供たちは、その先にあるものや起こることを想像する力が身に付いてきます。
時間はかかるかもしれませんが、「なぜ」と問いながら、意味をしっかりと考える学びを大切にしていきたいと思いました。

1月18日~1月22日

1月22日(金) すきなところを見つけよう

1年生の国語で、教材「たぬきの糸車」を使い、文章の中から自分のすきな場面を見つけるという学習がありました。単元の最後に自分の気に入った場面の文を写し、その様子が分かるように想像した絵と言葉を書いていました。見せてもらうと、すきな場面が一人一人様々であると感心すると同時に、その場面の様子がよく伝わる個性的な絵を描いていて、ついつい見入ってしまいました。このような子供らしい豊かな発想を大切に伸ばしていきたいと思いました。
  

 

1月21日(木) 関わることの大切さ

本校の体育委員会の子供たちは、登校したらすぐに運動場にブラシをかけ、他学年の子が運動場で遊ぶ前にきれいに整地しています。きれいな運動場でみんなが楽しく遊べるように、先生から指示されることなく続けています。すごいことだと思います。また、朝から学級園やプランターの草取りに取り組んでいる子供たちが、大変増えてきました。
このように自分たちから美しい学校を目指して関わった経験は、必ず子供たちの記憶として残ることでしょう。また、関われば関わるほど、学校や育てている花への愛着も深まり、学校を愛する心へと発展していくものだと思います。美しい学校を目指して取り組んでくれている子供たちに感謝しています。

1月19日(火) 正しい箸の持ち方

今週は、給食記念週間です。給食について関心を深め、給食に携わる全ての人々へ感謝の気持ちをもって、給食を食べることができるようにすることを目的に、給食記念週間です。リモートでの児童集会では、保健給食委員会が給食の歴史などをクイズ形式で発表しました。また、正しい箸の持ち方を身に付けるために、「豆つかみ大会」も行われています。毎日の給食の時間に、正しい箸の持ち方を示したイラストを黒板に掲示していますが、なかなか定着しづらいようです。この給食記念週間を機に、正しい箸の持ち方を意識付けできるようにしていきたいと思います。
  

1月18日(月) 自分の考えを説明する力

3時間目に2年生算数「九九のきまり」の研究授業が行われました。これまでの学習を通して子供たちが発見してきた「きまり」を活用しながら、答えの見つけ方を説明するという内容でした。きまりも、「たすたす方式」「ふえふえ方式」「入れかえ方式」「分け分け方式」といったネーミングがついていました。一人一人がいろいろな方法で答えにたどり着き、その方法を友達に紹介していきました。新型コロナウイルス感染防止対策として、アクリルボード越しに一生懸命説明する姿が印象的でした。
   

1月12日~1月15日

1月14日(木) 暖かな日差しの中で

今日は寒さも幾分か和らぎ、大変過ごしやすい一日でした。最近は運動場のコンディションも悪く、思い切り遊べなかったのですが、今日の昼休みは、たくさん子供たちが運動場に出て、縄跳びやサッカー、鬼ごっこ、ブランコ等で遊んでいました。子供たちの楽しそうな声を聞きながら、暖かな日差しの大切さを改めて感じました。

1月13日(水) 場合を順序よく整理して

6年生の算数「場合を順序よく整理して」の授業を参観しました。子供たちに一枚の絵を提示して出された問題は、次の通りでした。
『駅から出発して、美術館、動物園、植物園を見に行くのに、道のりを一番短くするには、どんな順に回って駅に帰ってくればよいでしょう。』
子供たちは、それぞれ条件にあうパターンをノートに整理しながら、答えを導き出していました。この問題と向き合う子どもたちの様子を見ながら、「こういう考え方は、日常生活場面でもよくあるなあ。」と考えていました。「買い物をするときは、効率よく売り場や店舗を回る。」や「旅行をするときは、限られた時間内にできるだけ多くの観光地を回る。」等々、私たちは常にこういう考え方をしながら行動しているように思います。算数の学習内容は、確実に私たちの生活をより豊かにすることにつながっていることを感じた授業でした。
  

 

1月12日(火) 雪で遊んだよ

先週の金曜日から土曜日にかけて、苓北町でも雪が積もりました。私は、熊本県でも雪の多い山都町の出身で、子供の頃は、大きな雪だるまを作ったり、雪滑りをしたりして遊んだものです。本日、1年生の日記を見せてもらいましたが、土曜日に家族で小さな雪だるまを作ったり、雪合戦をしたことを書いている子が多くいました。それぞれがよく様子を書いており、その時の本人や家族の笑顔が見えてくるようでした。
3学期も、毎週1・2年生の日記や3年生以上の自計学を見せてもらい、頑張っている子供たちに対して、私なりにコメントを書いていきたいと思います。

 

1月7日~1月8日

1月8日(金) 寒い!でも、子供たちは元気!

朝方降り出した雪が校庭を覆い、あっという間に一面真っ白になりました。大変寒い朝でしたが、「おはようございますー!」とマスク越しに大きな声であいさつをし、子供たちは元気に登校してくれました。
朝から落ち葉を集めていると、うっすらと雪化粧した運動場に飛び出して遊ぶ子供たちもいました。一人の子供が、「校長先生、寒い中ありがとうございます。」と声をかけてくれました。その言葉に、寒さが吹き飛ぶ気分になりました。
 

 

1月7日(木) コロナ禍での3学期がスタートしました!

本日から3学期がスタートしました。3学期は50日ほどしかありませんが、1年間の学習のまとめをするとともに、進級・進学に向けて準備をする大切な学期です。朝から雪の舞う寒い朝でしたが、59名の児童全員が元気に登校し、いつものように笑顔であいさつをしてくれました。
すべての教室の黒板に子供たちを迎えるメッセージが担任から書かれていて、温かい雰囲気の中で新学期をスタートさせることができました。始業式は、これまで通りリモートで行いました。
朝から子どもたちの様子を見て回りましたが、1年生教室に入った時に、雪がたくさん降り始めました。「いっぱい雪が降ったら、雪だるまを作りながら帰ります。」と話してくれました。
全国的に新型コロナウイルスが猛威を振るう中、子供たちの安心・安全を守る学校となるよう、職員一同気持ちを引き締め直し、日々の教育活動を進めていこうと確かめ合いました。
3学期もよろしくお願いいたします。