2020年9月の記事一覧
9月28日~10月2日
10月1日(木) 地域の方々の思いに応えて
どの学校でもあることですが、運動場の管理は大変難しいものがあります。草の伸びも早く、子供たちと職員で草取りをするのですが、取った後から次々と新しい草が伸びてきます。
本校でも頭を抱えていましたが、地域の方や公民館館長にご協力いただき、運動場の整地をしていただきました。特に、一番の課題であった芝も、ずいぶん値から掘り起こしていただき、すっきりしました。「子供たちに、運動場を一周思い切り走らせてあげたい。」という願いから取りかかったことですが、見違えるように整備されました。ご協力いただいている方々に、深く感謝申し上げます。
9月30日(水) 教師も子供も気持ちは同じ
校内研修推進事業として、天草教育事務所より指導主事をお迎えし、5年生の算数の研究授業を行いました。子供たちが「分かった、できた、もっとやってみよう」と感じられる授業にしようと、9月初めから職員全員で授業の進め方を検討してきました。5年生担任も、授業後の子供たちの姿をイメージしながら、何度も授業の流れを作り直していました。昨日、明日の授業の最終準備をしながら、授業者から「緊張する。」という声が聞かれ、職員で励ましたところです。
本日は、5年生の自計学を見せてもらいコメントを書く日でした。子供たちが昨晩取り組んだ学習内容のほとんどが、本日の授業の予習でした。また、日記の中に「明日の授業、緊張します。」と書いている子もいました。
算数の授業は、子供たちがしっかり考えながら活動し、自分で考えた求め方を紹介し合う素晴らしい授業でした。授業者と子供たちの表情を見ながら、この授業をみんなで作り上げようとする気持ちは同じなんだと感じた時間でした。
9月29日(火) やさしい一言にほろり
秋の全国交通安全運動の期間中であり、いつもの正門前ではなく、他の場所で子供たちの登校の様子を見ています。大きな声であいさつが出来る子供たちが、少しずつ増えてきていると感じています。
子供たちとあいさつを交わした後、いつものように玄関周辺を掃除していました。ちょうど給食室周辺の草を取っていると、「校長先生、おはようございます。何か手伝いましょうか。」と声をかけてきた子がいました。「ありがとう。」と振り向くと、なんと1年生の男の子が一人で立っています。誰かに手伝うように言われたわけでもなく、ただ私の姿を見て声をかけてくれたようです。
「大丈夫だよ。もうすぐ始まるから、手洗いをして教室に上がりなさい。」と返したものの、その何気ないやさしい一言がうれしくて、うれしくて・・・。
こんなにやさしい心を持った子供たちがいる坂瀬川小は、本当にすてきな学校だと感じた出来事でした。
9月28日(月) リズムのある1週間の始まり
朝から気持ちのよい子供たちのあいさつが正門で響き、9月の最終週がスタートしました。
放送で体育委員会が計画した「ぬきムキタイム」の呼びかけがあると、子供たちが次々と運動場に集まってきます。そして、一人一人が時間いっぱい草取りを頑張っていました。終わりの放送が入ると、手洗いを済ませて、さっと教室に戻っていきます。
このようにリズムのある子供たちの動きを見ていると、私の方がすがすがしい気持ちになりました。子供たちの学校生活には、このようにリズムとメリハリのある動きが必要であると、改めて感じた朝でした。
9月21日~25日(第4週)
9月25日(金) トイレのスリッパから見える考動力
子供たちの授業の様子を見て回る際に、トイレのスリッパを眺めると、一つだけ反対を向いていることがあります。ちゃんと並べておくのですが、次に回ったときにも同じように反対を向いています。このことについて子供たちに考えさせたいと思い、休み時間に教室を回って伝えると、「今日は、トイレに行っていません。」「ぼくは、並べました。」という返答です。子供たちの言い分は、確かにその通りかもしれません。
子供たちに身に付けてほしいのは、次の人のことを考えて履き物を揃えるという基本的な生活習慣とともに、近くを通ったときに「あれ?スリッパが並んでいない。どうしてだろう。」というような気付く力です。このように些細な変化や違和感に気付く力を磨くことで、次に自分はどうすればよいかという行動を考えることが出来るようになります。
「気付き、考え、動く」こういった一連の流れを大切にすることが、本校の子供たちに育てたい力「考動力」だと考えています。
9月24日(木) 彼岸花の時期を迎えて
校長室には、いつも季節の花が飾られています。先日から彼岸花が飾られており、「もう秋になるんだなあ。」と思ったところです。4連休に自宅に帰ると、やはりあちらこちらに彼岸花が咲いていました。以前勤務していた山鹿市では、菊鹿町の番所の棚田周辺に咲く彼岸花が有名で、よくニュースにも取り上げられます。
毎年思うことですが、彼岸花とは何とも不思議な花です。いつもは姿を見せていませんが、この時期になるとどこからともなくすっと茎を伸ばし、赤や白の見事の花を咲かせます。そして気付けば姿を消し、また来年のこの時期になるのを、土の中でじっと待っているのです。
子供たちには、このような季節の変わり目や自然の不思議さを感じることが出来る感性を身に付けてほしいと思っています。例えば、「赤と白の彼岸花には、どんな違いがあるのだろう。」「彼岸花は、どうやってこの季節を知っているのだろう。」「なぜ彼岸花は、田や畑の周りに咲くのだろう」といった疑問や発見があれば、そこから新たな学びが生まれます。
これこそが、本校の子供たちに育てたい力である「学びに向かう力」につながっていくと感じています。
9月14日~18日(第3週)
9月18日(金) 学校にやってくる珍客?
本校の正門側の斜面には、無数の穴が開いています。校区の方々には珍しくないことだと思いますが、山育ちの私にとっては、大変不思議な穴です。実はガネ(カニ)のすみかです。校舎の周りを通ると「ガサガサ!」と音を立てて移動します。特に、雨上がりはガネの大群に遭遇することもあります。自分の穴の前で一生懸命すみかを守っている姿は、何ともけなげで、また愛らしさもあります。
そのガネたちは、頻繁に本校に上がり込み、自分たちの学校であるかのように廊下を堂々と歩いている?ことがあります。まさに珍客です。坂瀬川小学校は、そんな自然豊かで、心安らぐすてきな学校です。
9月17日(木) 図書室も秋の気配・・・
子供たちがより多く図書室に足を運び、そして本に親しんでくれるようにと、学校司書の宮下先生がいつも季節に応じた図書室の飾りつけをしてくださっています。また、おすすめの本が子供たちからも見えやすくなるようなレイアウトを工夫したり、定期的な図書の入れ替えをしたりと、大変お世話になっています。
本日も図書室に行くと、紙でコスモスの花を作られていました。机上をよく見ると「花子ちゃん」という道具を使われています。「これは何ですか?」と尋ねると、行事等でよく見かける紙花を作る道具だと教えていただきました。こんな道具があったとは、知りませんでした。学級担任をしていた頃は、高学年で作らせることが多く、紙を同じ幅で折らせるのに苦労したものです。上手く折れてないものは、私が折り直しをしたりして、とにかく大変だった思い出しかありません。あの頃にこの道具があったならば・・・と感じた瞬間でした。
9月16日(水) 校長先生、来てください!
「校長先生、ちょっと来てください。」1年生は、よく校長室にやってきては、このように話しかけてきます。昨日は、手を引っ張られて1年生教室まで連れて行かれました。何だろうと思っていると、「校長先生の車の番号をここに書いてください。」とお願いされました。
今日は、「校長先生、お絵描きしたから、一つあげるね。」と紙を渡されました。1年生担任とその絵を見ながら、「これは何だろう?」と、しばらく考え込んでしまいました。英語のようにも見えますし、カタカナのようにも見えますし・・・。一番下の絵はメガネをかけているので、私でしょう。
何はともあれ、1年生との日々の会話は、私のエネルギーになっています。
9月14日(月) 芽が出ています
来年の春に向けて、種から花を育てる活動を行っています。先週、各学年でパンジーやキンギョソウ、ペチュニアなどの花の種を種まき用専用の培養土に蒔きました。職員室前にも培養土を用意して蒔いてありますが、朝から5年生の児童が「先生、芽が出ています。」と教えてくれました。職員は気付いていなかったのですが、よく見ると、確かに一つだけ芽が出ています。
このようにしっかりと身の回りを注意深く観察し、変化に気付き、心が動かされたことを自分の言葉で表現していく。これこそが「豊かな感性」というものではないでしょうか。このような「豊かな感性」に感動した一日でした。
9月9日~9月11日
9月10日(木)先生たちからの挑戦状!
本校では、授業だけでなく日頃の学校生活の中においても子供たちの学ぶ意欲を高めていくことを目的に、定期的に「○○先生からの挑戦状!」を掲示し、主体的に難問に挑戦する取組を行っています。低・中・高学年用の問題が貼り出されますが、子供たちは喜んで取り組んでいます。
今月は、高学年用として、次のような挑戦状が出されました。
○○先生が田植えをします。
苗の束の数は分からないのですが、5束ずつ植えると1束余ります。7束ずつ植えると2束余ります。全部で苗は何束ありますか。いくつか答えはありますが、一番少ないのは何束でしょう。
9月9日(水)校門一礼
「大きな声で 笑顔であいさつをする」
これは、人と人とがコミュニケーションを取るうえで基本となるところだと考えます。この基本は、子供でも大人でも必要なことですし、大人になって急に出来るようになるものでもないでしょう。ある会社の入社式後の研修を見たことがありますが、一日かけて、また出来るようになるまで、あいさつの練習をされていました。どのような仕事であっても大切にしておられるものです。
1学期の学校評価でも、子供たちのあいさつについて、もっと努力すべきというご意見をいただきました。そこで、新たな試みとして、朝から学校に大きな声であいさつをして登校する「校門一礼」を始めました。今日も一日しっかり学ぶぞという意気込みと、学ぶことが出来る感謝の気持ちをこめて「おはようございます」とあいさつをするようにしています。本校の自慢となるような取組にしていきたいと思います。
9月8日(火)台風一過!
昨日まで台風の被害を心配していましたが、本日は見事に晴れ上がり、気持ちのよい一日となりました。
坂瀬川小の子供たちに大きなけがもなく、元気に登校してくれました。「夜、なかなか眠れませんでした。」「坂瀬川公民館に家族で避難しました。」「親戚と一緒に過ごしました。」など、暴風雨の夜のことをたくさん教えてくれました。
ちなみに、本日のように台風が通り過ぎたあと、空が晴れ渡りよい天気になることを「台風一過」と言いますが、音だけを聞いて、「『台風一家?』って何だろう。」と思った子供もいたようです。ある教室で話題になっていました。子供たちの素朴な発言に、昨日までの疲れが吹き飛ぶ思いがしました。
何はともあれ、また坂瀬川小のいつもの学校生活が戻り、うれしくなった一日でした。
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学校情報化優良校〔 ~2027/03/31〕