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児童生徒の自殺予防について(通知)

文部科学省初等中等教育局児童生徒課から文書が届きました。以下に抜粋して紹介します。

 警察庁・厚生労働省の自殺統計によると、令和4年の児童生徒の 自殺者数は過去最多の 512 人(暫定値)となり、特に、男子高校生の自殺者数が前年に 比べて 38 人増加するなど、極めて憂慮すべき状況にあります。

 令和4年 10 月 14 日に閣議決定された新たな「自殺総合対策大綱」においては、3月 を「自殺対策強化月間」と定め、保護者、地域住民、関係機 関等と連携の上、児童生徒の自殺予防に向けた下記の取組を積極的に実施するようお願 いします。

 学校における早期発見に向けた取組

 各学校において、長期休業の開始前からアンケート調査、教育相談等を実施すると ともに、一人一人に対して面談を行うなど、悩みや困難を抱える児童生徒の早期発見 に努めること。その際、児童生徒が不安や悩みを抱えたときに相談できる信頼できる 大人が身近にいるかどうかを確認するとともに、相談窓口の電話番号等の情報を児童 生徒に伝えること。

 児童生徒に自殺を企図する兆候がみられた場合には、特 定の教職員で抱え込まず、保護者、医療機関等と連携しながら組織的に対応すること。

 保護者に対する家庭における見守りの促進

 保護者に対して、令和4年の児童生徒の自殺者数が過去最多となっている現状を踏 まえ、長期休業期間中の家庭における児童生徒の見守りを行うよう促すこと。保護者 が把握した児童生徒の悩みや変化については、積極的に学校に相談するよう、学校の 相談窓口を周知しておくこと。その際、文部科学省のHP上の子供のSOSの相談窓 口(※)や「24 時間子供SOSダイヤル」を始めとする相談窓口も保護者に対して周 知しておくこと。複数の相談窓口を周知する場合は、悩みや不安を抱える児童生徒が どこに相談すべきか混乱してしまわないよう、必要に応じて相談窓口を整理し、周知 すること。なお、これらの各家庭における保護者による見守りについては、長期休業 の開始前又は長期休業期間中における保護者会等の機会や学校(学級)通信を通じて、 保護者に促すことが考えられること。学校は、保護者から相談を受けた時には、必要 に応じて関係機関と連携しながら、適切に対応すること。 

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/06112210.htm