水上学園ブログ

2026年6月の記事一覧

雨の日は、静かに本を開いて。〜心と頭を育む「読書タイム」〜

しっとりとした雨が降る日の水上学園。校舎を囲む山々の豊かな緑が、雨に濡れていっそう鮮やかに映る中、子どもたちは落ち着いた雰囲気のなかで学校生活を送っています。外で元気に遊べない雨の日だからこそ、校内にはいつもと違う、穏やかで充実した時間が流れています。

水上学園では、原則週2回、火曜日と木曜日の13:40〜14:00までの20分間を「読書タイム」としています。この時間が始まると、校内はそれまでの賑やかさが嘘のように、心地よい静寂に包まれます。ページをめくる微かな音だけが教室に響き、子どもたち一人ひとりが自分の世界へと没頭していきます。

教室を覗いてみると、小学校の低学年から中学校の最高学年まで、それぞれが選んだお気に入りの本を熱心に読み進めています。そして水上学園の素晴らしいところは、子どもたちだけでなく、担任をはじめとする職員も一緒になって自分の本を開き、読書に勤しんでいる点です。大人も子どもも同じ空間で、共に静かに本と向き合う。この「全員で取り組む」という姿勢が、学校全体の落ち着いた環境作りに深くつながっています。

ある研究結果では、読書量が多い子どもほど学習意欲が向上し、さらに心が安定して落ち着く傾向にあることが分かっています。文字を追いかけ、物語の世界に想像を膨らませる時間は、知識の引き出しを増やすだけでなく、相手の気持ちを思いやる豊かな感性や、じっくりと物事に取り組む集中力を養うために欠かせないものです。情報が溢れる現代だからこそ、こうした「静かに文字と対話する時間」の価値はいっそう高まっています。

真剣な眼差しで本と向き合い、日々、心も頭も大きく成長を続けている水上学園の子どもたち。これからも、たくさんの素敵な本との出会いを通して、自らの世界をさらに広げ、豊かな内面をじっくりと育んでいってほしいと願っています。ご家庭でもぜひ、今日どんな本を読んだのか、お子様との会話のきっかけにしてみてください。

 

 

【中体連大会】全力で挑んだ3日間、それぞれの輝きと次へのステップ

先週の20日(土)から、いよいよ今年の郡市中体連大会が幕を開けました。天候に一喜一憂しながらも、生徒たちはこれまでの練習の成果を胸に、それぞれの舞台で全力の挑戦を見せてくれました。

土曜日の開幕:雨の中での緊張と躍進
初日の20日は朝からあいにくの雨模様となり、テニスと野球は順延を余儀なくされました。そんな中、屋内競技のバドミントンが開催。今回が初めての大会出場となった7年生の二人は、言葉にできないほどの緊張感を抱えながらも、コートに立つと持てる力をしっかりと発揮していました。素晴らしい粘りを見せ、女子の部では西川さんが見事に3位入賞を果たしました!

日曜日の熱戦:合同チームの絆と団体戦のプライド
翌21日は雨も上がり、順延された競技が行われました。
野球部:湯前中・錦中・相良中との4校合同チームで出場しました。人吉一中・球磨清流合同チームを相手に最後まで声を掛け合い、がんばりましたが、結果は1-8(5回コールド)での敗退。しかし、学校の垣根を越えた熱い絆が見える素晴らしい戦いぶりでした。
テニス部(団体戦):男子は1回戦の人吉一中戦を3-0で見事勝ち上がりましたが、2回戦であさぎり中に一歩及ばず。女子も1回戦であさぎり中と対戦し、惜しくも敗退となりました。

本日の個人戦と静かな教室
本日22日(月)は、テニスの個人戦が開催されました。
そのため、学校に残った生徒たちの教室を覗いてみると、テニス部のメンバーがいない分、写真のとおり空席が目立ち、いつもより少し静かな一日となりました。

テニスの個人戦では、一人ひとりが最後まで善戦したものの、惜しくも県大会出場の切符をつかむことはできませんでした。しかしその中で女子の、井上・藤原ペアと多田・椎葉ペアが激戦を勝ち抜き、ベスト8入りを果たす健闘を見せてくれました!

培ってきた力は、必ず次のステージへ
それぞれの部で、最後まで諦めずに白球やシャトルを追いかけた生徒たち。
結果こそ悔しいもの、残念なものもありましたが、これまで仲間と共に流した汗、苦しい練習を乗り越えて培ってきた力は、これからの人生において必ず大きな財産となります。

この悔しさと経験を糧に、生徒たちが次のステージでさらに大きく羽ばたいてくれることを期待しています。保護者の皆様、地域の方々、温かい応援を本当にありがとうございました!

自分を信じ、仲間を信じて―中体連へ挑む水上学園健児へのエール

 

外は警報級の大雨が断続的に降り続く、あいにくの週末となりました。
そんな悪天候ではありますが、いよいよ明日から、夏季総合体育大会(中体連)が開催されます。これに先立ち、本日、大会に挑む選手たちの「選手推戴式」を行いました。

大雨の影響による競技の順延やスケジュールの変更なども予想される中、選手のみなさんにとっては、コンディションやモチベーションを維持することが非常に難しい局面だと思います。しかし、条件はどの学校も同じです。どうか焦らず、今できる最善の準備を尽くしてほしいと願っています。

これまでこの大会に向けて、日々練習を積み重ね、流してきた汗は嘘をつきません。
これまで重ねてきた自分の努力を信じてください。
苦しいときに互いに声を掛け合い、切磋琢磨してきた仲間を信じてください。
そして最後は、自分自身を強く信じて、堂々と戦ってきてください。

また、スポーツは一人ではできません。これまで熱心に指導してくださったコーチや先生方、そして何より、一番近くで温かく支え、お弁当を作ったり送り迎えをしてくれたりしたおうちの方々がいます。そのすべての人への感謝の気持ちを、ぜひ精一杯のプレーで表現してほしいと思います。

がんばれ、水上学園の選手たち!
水上学園健児の健闘を心から祈っています。

地域の皆様、保護者の皆様、悪天候の折ではございますが、子どもたちへの温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

梅雨空の下、元気に出発!

今日は梅雨らしい雨の一日となりました。天気予報を見ると、週末から来週にかけてもすっきりとしない雨の予報が続いています。大雨になって被害が出たり、子どもたちの活動に影響が出たりしないよう、ひどくならないことを祈るばかりです。
そんなちょっぴり憂鬱な雨空を吹き飛ばすように、今日は2年生の生活科「町探検」が実施されました。傘と水筒、探検バッグを準備して、元気いっぱいの挨拶とともに出発していきました。
目的地①:市房ダムの秘密に迫る
最初の目的地は、水上村が誇る「市房ダム」です。ふだん、生活の中でいつも目にしている馴染み深い建造物ですが、その内部に入る機会は滅多にありません。子どもたちは「中はどうなっているんだろう?」と出発前から興味津々でした。
管理事務所に到着すると、まずはダムの役割や仕組みについてスライドやモニターを見ながらお話を聞きました。大きなパネルを使ってのお話に、子どもたちの視線は釘付けです。

そして、いよいよお待ちかねの内部探検です!エレベーターに乗って、一気に地下2階まで下りました。扉が開くと、そこは地上とは別世界。管理事務所の方の詳しい解説を聞きながら、ひんやりとした空気が心地よい地下通路を歩きました。安全のために白いヘルメットをしっかりとかぶって進む子どもたちの後ろ姿は、まるで小さな探検隊のようで、とても頼もしかったです。

目的地②:水の上の市場でたくさんの発見
次に向かった目的地は、地域の魅力がぎゅっと詰まった「水の上の市場」です。ここでは、お店に並んでいるたくさんの品物を見学させていただきました。

お店の中には、今が旬の大きなスイカや、新鮮な地域の特産品がずらりと並んでいます。子どもたちは、驚いたことや気になったものを手元のタブレットで写真に収め、真剣な表情で記録をとっていました。
また、「この品物はどこから来ているんですか?」「一番人気の商品はなんですか?」など、お店の方にたくさん質問をし、多くのことを学んでくることができました。みんなで一斉に元気よく手を挙げて質問する姿からは、主体的に学ぼうとする素晴らしい意欲が伝わってきました。

地域に学び、地域に親しむ
「近くて遠い地元の施設」という言葉がありますが、毎日見ている風景や場所でも、こうして一歩踏み込んで関心を持って見てみると、そこにはたくさんの新しい発見や地域の方々の工夫が隠されているのですね。子どもたちにとって、地元がもっと大好きになる素晴らしい一日になりました。
雨の中、子どもたちを温かく迎えてくださり、丁寧にご指導いただきました市房ダム管理事務所の皆様、ならびに水の上の市場の皆様に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました!

 

泥にまみれて五感で学ぶ! 5・6年生の田植え体験

 

昨日、6月16日(火)の素晴らしい青空のもと、本校の5・6年生が湯山小学校下の田んぼにて、待ちに待った「田植え体験」を行いました。

この体験の目的は、昔ながらの田植えを通じて先人の努力や大変さを肌で知り、私たちが毎日いただく「食」への感謝の気持ちを育むこと。そしてもう一つは、「JAくま青壮年部」の皆様という地域の人材との交流を通して、郷土との温かいつながりを築くことにあります。

当日はJAくま青壮年部の皆様に温かくサポートしていただきながら、活動がスタートしました。まずは、ひんやりとした泥の中に裸足で一歩を踏み出します。子供たちは泥だらけになりながら、オタマジャクシなどの生き物に触れたり、泥の独特な感触を楽しんだりしていました。
一列に並んで息を合わせ、昔ながらの「手植え」に挑戦する子供たち。「あっとっと!」と思わず尻餅をついてしまい、せっかく植えた苗が倒れてしまう微笑ましいハプニングもありましたが、それもまた貴重な経験です。さらに今回は、実際に子供たちが操作をしての「田植機」による田植えも体験させていただきました。
そして活動の最後には、現代農業の象徴ともいえる「農業用ドローン」の見学をさせていただきました。ドローンが勢いよく飛び立ち、空中から肥料や除草剤をまく様子を間近に見た子供たちからは、大きな歓声が上がっていました。

教室の机の上だけでは決して得られない、自然や泥に触れる「五感を通じた学び」。農業の仕組みを知り、先人の知恵に触れることで、理科や社会といった教科の枠を超えた興味・関心を高める最高の機会となりました。
ご協力いただきましたJAくま青壮年部の皆様、本当にありがとうございました。これから苗がどのように育っていくのか、子供たちと共に温かく見守っていきたいと思います。