23日(金)の児童集会では、保健委員会から、歯の健康について意識を高めるための発表がありました。歯に関するクイズや寸劇(寝る前に甘い飲み物を飲もうとしてとがめられる場面を熱演)を取り入れて、1年生から6年生まで全員が理解できるように説明をしてくれました。ペットボトル1本に含まれる砂糖の量を実際に見て、子供たちから驚きの声が上がっていました。また、頑張って歯みがきをした子供たちには、委員会から素敵な賞状が贈られました。最後に、いつものように感想交流をしましたが、「学校から帰ったら甘いものをたくさん食べているのであまり食べないようにしたい」「夜の歯みがきを忘れることがあるので気を付けたい」など、今回も多くの子供たちが挙手して感想を言ってくれました。今回思ったのは、子供たちの感想が具体的になってきたということ。これも、子供たちに力が付いてきたことの一つと思い、とても嬉しかったです。
昨年度も文化庁による学校巡回公演事業を実施しましたが、今年も応募したところ、「劇団たんぽぽ」さんによる公演が20日(火)に実現しました。演目は「おはなしレストラン」。3時間目に児童が参加するワークショップを行い、5・6時間目に劇を鑑賞しました。内容は、「ある時、ふと、あらわれる、不思議なレストラン。このレストランでお出しするのは、食べ物のお料理ではありません。お客様にぴったりのお話をご用意する、その名も『おはなしレストラン』。ある日、使い込まれたランドセルを背負った男の子がやってきました・・・」というもの。私は残念ながら出張でその日の公演を実際に見ることはできませんでした。教頭先生や他の先生方から子供たちの様子をお聞きすると、劇の一部になるかけ声をワークショップで練習し、本番も大きな声を出しながら楽しんでいたようです。また、主人公が、「ブレーメンの音楽隊」の動物の仲間たちと前向きな気持ちを取り戻していくという、勇気をもらえる内容だったとか。毎年公演をお願いしている理由はいくつかありますが、本校は、少人数のため、機会を捉えてできるだけ多くの「ひと・こと・もの」に子供たちを出会わせたいという願いがあります。そして、演劇を見て、自分を開放したり表現したりすることのよさを味わってほしいと心から思っています。さて、それぞれの心にどんな景色が今回刻まれたでしょうか。どんなお話だったか子供さんに聞いてみてください。
残念ながら、不測の事態はいつ起きるか分かりません。そのため、火災、地震など様々な場面を想定して定期的に避難訓練を実施していますが、今回は不審者侵入を想定して行いました。毎年アドバイスをいただくのは、大津警察署スクールサポーターの國武様です。避難のマニュアルを基に訓練を実施していますが、私たち教職員に対して、「『迅速の4原則』 いち早く不審者を発見すること いち早く不審者に声をかけること いち早く知らせること いち早く対応すること」という原則を再度強調されました。また、常に危機感を持ってもらいたいとの旨、詳細な例を挙げながらお話していただきました。子供たちは、訓練ではありますが、落ち着いた様子で、静かに職員の指示を聞き、素早く避難行動ができていました。(もちろん、笑ったりふざけたりする子どもはいませんでした)不審者を発見したら、素早く連携行動を取ること、不審者を子どもに近づけないためにあらゆる方策をとること(話しかけて退去を促し、時間を稼ぐこともその一つ)なども再度確認できました。
6月8日(木)は、本年度第1回目の「サウスくんデイ!」でした。今回は、縦割り班で、給食をいただき、昼休みに一緒に遊びました。今回も6年生が大活躍してくれました。それぞれの班のリーダーの6年生は、活動の内容を考えたり、下学年の子供たちの様子を見ながら、活動を円滑に進めたりする必要があったのですが、運動会で培われたリーダーシップを存分に発揮してくれました。4月以降、人前に立って指示をする場面が増えましたが、回を追うごとに、その姿勢、動きに磨きがかかってきています。下の学年の子供たちにとっては、「自分たちも6年生になったらこんなふうに動かなくては」というお手本ができつつあります。先生たちも黙って様子を見ていますが、その場に応じた適切な指示、低学年の子供たちに寄り添ったサポート(遊ばせるのがとても上手な6年生もいるのです!)など、まとめ役としての力を発揮しました。これからも定期的に実施する「サウスくんデイ!」ですが、今後更にバージョンアップしていく予感がします。
6日(火)に予定していたプール掃除は、雨のため7日(水)に延期。全学年を2グループに分けて、行いました。13日(火)にプール開きを予定していますが、1年間の汚れを落とすには、かなり頑張って作業をする必要がありました。それぞれの学年に合わせ、できる作業を振り分け、皆で少しずつきれいにしました。保護者の皆様には、米のとぎ汁を提供していただき(EM菌の培養のため)ありがとうございました。おかげさまで、汚れが落ちやすくなり、作業もスムーズに進みました。短い期間ではありますが、子供たちも水泳の授業に精一杯取り組んでくれると思います。
毎月、給食・生活委員会からその月の生活目標が出るのですが、今月は、おなじみの「6つの名人」から、「あいさつ・聞き方・ことばづかい」の名人は具体的にどのようなことを指すのか、委員長を中心に検討し、説明しに来てくれました。例えば、「あいさつの名人とは、『地域の方々や、先生方、友だちに、大きな声で、目を見て挨拶をすること』」など。担当の先生方によると、自分たちだけでアイディアを出して整理していったとのこと。私への説明も堂々としたもので、予定外の質問にもしっかり答えてくれるという嬉しい様子でした。自分たちで、名人の意味を具体化する作業にこそ価値があります。子供たち同士の挨拶が活発になるようにとの思いも出してくれたので、その達成のため、しっかり活動してくれるでしょう!
以前お伝えしたとおり、本年度は、本校で「人権の花」を育てるのですが、その伝達式を5日(月)に行いました。町人権啓発課、法務局支局、人権擁護委員の皆様が来校され、「人権の花運動」についてのお話やマスコットキャラクターの紹介をしていただきました。花の苗、種子、プランター、肥料、立て看板等を頂き、児童代表からも挨拶を行いました。大切に引き継がれている活動ですので、心を込めて花を育て、本活動の趣旨に沿う形で、次の学校へ引き継ぎたいと考えています。なお、花のお世話は、縦割り班で行います。学年を超えたきずなづくりも本校の強み。この運動の趣旨に沿っていると自負しています。来校された折には、ぜひご覧くださいね。(低学年の子供たちは、マスコットの「まもるくん」と遊びたがっていましたが、時間がなく、ごめんなさい!)
上の記事でお知らせしたとおり、5日(水)に、「人権の花」の伝達式を行いましたが、いただいた苗を、8日(木)の朝に、全校児童で植えました。本校では、最近、いろいろなものを植えてきました。ゴーヤ、マリーゴールド、サツマイモ、・・・。学年によっては、ミニトマトなども植えています。子供たちは、自分たちが植えたものはとても気になるようで、せっせとお世話したり、大きさを確認しに来たりなどの動きが見られます。愛情をかけた分、植物もきっとその思いにこたえてくれるのでしょうね。
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